冬は植物の生育がゆるやかになるため、ハンギングやリース型の寄せ植えにもチャレンジしやすい季節!
冬は案外、寄せ植えに向いた季節なんですよ!
冬の寄せ植えは、寒さに強い植物を植えることがポイント。
寄せ植えをやってみたいけど、
- どんな植物を選んだらいいの?
- どう組み合わせたらいいの?
- 寄せ植えはどうやって管理したらいいの?
わからないことだらけ…という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
この記事では、冬のセンスのいい寄せ植えの作り方やおすすめの植物、管理方法について詳しく解説します。
センスのいい冬の寄せ植えの作り方
センスのいい冬の寄せ植えを作るポイントは以下の3つ!
鉢選び
冬は植物の生育がゆるやかになるため、好みの鉢を選んで大丈夫!ハンギングやリースにも挑戦できます。
他にもプラスチックの植木鉢など、いろいろな種類があります。
草花の選び方
冬の寄せ植えの花の選び方は、以下の3つがポイントです。
- 寒さに強い植物を選ぶ
- 使う色を2、3色にしぼる
- 花の他にリーフプランツを組み合わせる
寒さに強い植物を選ぶ
冬の寄せ植えは、寒さに強い植物を選ぶのが大切です。
園芸店やホームセンターで、外に置いてある苗なら基本的にどれを選んでも大丈夫。
室内で管理されている植物には注意が必要です。
室内で管理されている植物は、冬の寒さに慣れていないため、いきなり外に出すと寒さで枯れてしまうことも…。
寄せ植えを作るなら、外で販売されている苗を選ぶようにしましょう。
使う色を2、3色に絞る
寄せ植えに使う色を2、3色に絞るとおしゃれに決まります。
華やかにしたいからといって、いろんな色を組み合わせてしまうと、賑やかすぎてまとまりのない感じになってしまいます。
全体の色合いに注意してみてください。
花の他にリーフプランツを組み合わせる
花の他にもリーフプランツを選ぶようにすると、センスの良い寄せ植えを作ることができます。
リーフプランツは、線状のもの、しだれるもの、葉の形が独特なもの、斑入りのものなどを選ぶと、寄せ植えに動きが出ます。
植物の組み合わせ方
センスのいい寄せ植えを作るには、植物の組み合わせ方がとても重要です。
- 主役の花
- 脇役の花
- リーフプランツ(上に伸びるもの、枝垂れるもの)
メインの花を決めたら、その花に合う脇役の花とリーフプランツを決めていきます。
冬の寄せ植えの実例を画像で紹介
冬の寄せ植えの実例をいくつかご紹介します。
鉢植えで作る寄せ植え
使った鉢植え | 木製のバケツ風 |
使った植物 | スイートアリッサム ビオラ 葉牡丹 ネメシア |
使った鉢植え | ブリキ |
使った植物 | ガーデンシクラメン ビオラ セントーレア’マジックシルバー’ |
使った鉢植え | 白のビンテージ風 |
使った植物 | クッションブッシュ ビオラ ハツユキカズラ ムスカリ |
こちらはビオラばかりを植えた寄せ植えです。
秋に植え、冬も楽しめる上に、春はこんなにお花がたくさんに!
鉢植えを集めておくと、とても華やかになります。
ハンギングの寄せ植え
使った鉢植え | ハンギング |
使った植物 | ビオラ スイートアリッサム アイビー(ヘデラ) ストック |
リース型の寄せ植え
冬はお正月風の寄せ植えを作っても面白いですね!
冬の寄せ植えにぴったりの植物
では冬の寄せ植えに合う植物はどのようなものがあるのでしょうか。
ここからは、冬の寒さに強い代表的な植物をいくつかご紹介します。
- パンジー・ビオラ
- プリムラジュリアン
- ガーデンシクラメン
- スイートアリッサム
- 葉ボタン
- カルーナ
- ヒューケラ
- シロタエギク
- アイビー(ヘデラ)
パンジー・ビオラ
パンジー・ビオラは品種も多く、様々な色の組み合わせが楽しめ、他の植物にも馴染みやすいです。
華やかさがあるので、寄せ植えの主役にぴったりの花です。
プリムラジュリアン
プリムラジュリアンは、品種改良がすすみ、たくさんの色や形が出回っています。
画像のように鮮やかな色合いのものもあれば、シックな雰囲気のものもあるので、寄せ植えの表情を変えることができます。
プリムラジュリアンも華やかなので、寄せ植えにメインに。
背丈が低いので、手前の方に植えると良いですよ!
ガーデンシクラメン
ガーデンシクラメンは赤・紫・ピンク・白などの色があり、鮮やかで上品なイメージの花です。
クリスマスやお正月の寄せ植えに重宝します。
ガーデンシクラメンは、主役にも脇役にもなる花です。
ガーデンシクラメンの育て方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
スイートアリッサム
スイートアリッサムは小さな花が集まった形で、可愛らしく柔らかい印象を与えます。
定番は白ですが、他にもピンクや紫などがあります。
スイートアリッサムは、寄せ植えの名脇役。
どんな植物にも合う上に育てやすいので、ありがたい存在の植物です。
葉ボタン
葉ボタンは、和風の趣があるため、お正月の寄せ植えにも向いています。
野菜みたいな雰囲気の植物ですが、最近はたくさんの品種が出回っていて、バラ咲きに見えるものやギザギザした葉のものなど、選ぶ楽しさがあります。
花のように見えるので、主役にもなりますし、葉を生かして脇役にもできる、万能選手です。
葉牡丹の育て方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
カルーナ
カルーナは、上にスッと伸びた草姿で、寄せ植えに動きを出してくれます。
緑が鮮やかな上、小花がかわいいです。
カルーナもどんな植物にも合う名脇役。
寒さに強いので、冬の寄せ植えに重宝する植物です。
ヒューケラ
ヒューケラは様々な色の葉が特徴的で、花を引き立てるリーフプランツです。
葉の形も面白いです。
葉の色が鮮やかなので、冬枯れの庭で明るさを出してくれます。
シロタエギク
シロタエギクは銀色の葉が特徴的で、どんな草花にも合わせやすく、冬らしさが一層際立ちます。
上から見ると、雪の結晶にも似た雰囲気があります。
宿根草なので一度植えると長年育ってくれます。
アイビー
アイビーは暑さや寒さに強く丈夫な植物で、特徴的なツタを絡ませるアレンジができます。
しだれる植物として寄せ植えに植えると、動きが出るのでとても便利です。
アイビーの育て方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
冬の寄せ植えの管理方法
センスの良い寄せ植えができても、管理方法を間違うと台無しになってしまいます。
ここからは、冬の寄せ植えの管理方法についてお話します。
置き場所については、雪や霜が当たらない日当たりの良い軒下などを選びましょう。
雪が当たる場所に置くと、寄せ植えした植物が雪の重みでつぶれてしまう恐れがあります。
また、霜に強い植物であれば良いのですが、中には弱ってしまうものもあるので注意しましょう。
水やりについては、冬はなかなか土が乾かないので、控えめにするようにしましょう。
水を頻繁に与えると根腐れを起こす原因になってしまいます。
咲き終わった花や変色した葉っぱなどは、こまめに取り除くようにしましょう。
そのままにすると、腐って病気になったりするので気をつけましょう。
肥料については、植え付ける際に元肥としてあらかじめ土に混ぜる必要がありますが、基本的に寒い冬の時期は追肥をする必要はありません。
まとめ
今回は、冬のセンスのいい寄せ植えについてご紹介しました。
寄せ植えは、ガーデニングの醍醐味ともいえ、鉢選びや植物の組み合わせ、育てる喜びといった園芸の魅力がたくさん詰まっています。
冬には花が少ないイメージを持たれる方も多いかもしれませんが、寒さに強い植物を寄せ植えとして組み合わせれば、華やかに飾ることができます。
ぜひ、寒い冬でも温かい気持ちになれる寄せ植えにチャレンジしてみてくださいね!