グランドカバーってどういう意味?
どんな役割があるの?
ガーデニングをしているとよく目にする「グランドカバー」という言葉。
地面を覆うように生えていく植物のことを指します。
グランドカバーは毎年生えてくる宿根草のうちの1つです。
グランドカバーには、雑草防止効果などさまざまなメリットがあるんです!
この記事では、グランドカバーの魅力をたくさん紹介しています。
植える上での注意点も正直にまとめました。
- 「グランドカバー」の意味
- グランドカバーの役割
- グランドカバーを植える上での注意点
- グランドカバーの選び方
グランドカバーとは
ガーデニングでよく出てくる「グランドカバー」について詳しく解説していきます。
グランドカバーの意味
ガーデニング用語の「グランドカバー」の意味は文字の通り
- グランド=地面
- カバー=覆う
「地面を覆う植物」のことです。
グランドカバーは地面を這って広がり、花や緑でお庭を演出します。
ただし、グランドカバーの中には生育旺盛すぎて、増殖しすぎてしまうものも…。
お庭の目的に合わせて、選ぶのがポイントです。
グランドカバーを植える場所
グランドカバープランツは、庭以外の場所でも大活躍します。
- 公園
- 屋上緑化
- 壁面緑化
- 休耕田
- 法面(傾斜地)
- 田んぼのあぜ
など
グランドカバーには、雑草対策以外にもたくさんの役割があるからなんですよ!
グランドカバーの役割(メリット)
グランドカバーの役割は主に以下の7つ。
- 雑草対策
- 土の乾燥防止
- 土の跳ね返り防止
- 土の流出防止
- 見た目の美しさ
- 地温上昇対策
- 地力の保持
雑草対策
グランドカバーの役割の1つは、雑草対策です。
地面を覆ってくれるので、雑草が生えにくくなります。
グランドカバーで雑草対策ができる理由は、以下の画像のイメージ。
グランドカバーを植えておくことで、雑草を生える隙を与えません。
グランドカバーを密に生やすことが雑草対策の鍵です。
ただし、クローバーは根の張りが浅く乾燥に弱いため、雑草抑制効果は低いです。
公園に生えているクローバーをイメージしてみてください。公園一面ではなく、ところどころですよね。
- クローバーは芝生の代わりになる
- クローバーで雑草抑制できる
という情報も出てきますが、間違いです。
注意してください。
クラピアは、雑草対策になるよう品種改良されています。
土の乾燥防止
グランドカバーの役割2つ目は、土の乾燥防止です。
乾燥防止するとどんないいことがあるかというと、
- 土埃が舞うのを防ぐ
- 乾燥による枯れ込みを防ぐ
- 保湿して水やり回数を減らす
が挙げられます。
土の跳ね返り防止
グランドカバーの役割3つ目は、土の跳ね返り防止です。
雨や水やりで跳ね返った土が葉っぱにつくと、病気の原因になることがあります。
グランドカバープランツを植えておけば、土の跳ね返りを防ぐことができます。
他の植物の健康にも役立っているんです。
土の流出防止
グランドカバーの役割4つ目は、土の流出防止です。
法面(のりめん)、田んぼのあぜなど、傾斜があるところは土が流れがち…。
でも、グランドカバーを植えておけば、土の流出を防ぐことができます。
よく土手に芝生などが植えられていることがありますよね。
これは、グランドカバーで土が流れ落ちるのを防ごうとしているからです。
見た目の美しさ
グランドカバーの役割5つ目は、見た目の美しさです。
グランドカバープランツには、かわいい花が咲くものがあります。
地面一面を覆う花は、見ごたえたっぷりですよ。
「お花畑」という言葉がぴったり。
目で見てとても癒されます。
花が咲かなくても、葉っぱだけでも楽しめる植物もたくさん!
キレイに生え揃ったグリーンはとても美しいです。
地温上昇対策
グランドカバーの役割6つ目は、地温上昇対策です。
近年、地温の上昇が問題視されています。
グランドカバープランツを植えておくことで、地温上昇を抑えることができます。
地力の保持
グランドカバーの役割7つ目は、地力の保持です。
庭というよりも、休耕地向けの話になります。
作物を育てていない土地(休耕地)を放置していると、だんだんと地力(ちりょく)が衰えてきてしまうんですね。
地力とは…
その土地が作物を生育させることのできる能力。土地の生産力。
引用元:goo辞書
マメ科の植物は、根に根粒菌が付いていて、窒素を定着することができます。
簡単にいうと、マメ科の植物を植えることで、肥料みたいな効果があるということ!「緑肥(りょくひ)」とも言われています。
グランドカバーを植える上での注意点
グランドカバーは役割がたくさんあって、どれを選んでいいのか迷いますね!
グランドカバーを植える上で注意したいのは、1点。
グランドカバーの注意点
管理方法や特徴を知る
グランドカバーの中には、繁殖力が強すぎて庭植え注意のものもあります。
「植えてはいけない」と言われるほどのグランドカバーもあるほどです。
安易に買うのではなく、管理方法や特徴を知った上で、グランドカバーを選んでくださいね。
手入れ不要なグランドカバーを選ぶと、お庭の管理がグッとラクになります。
グランドカバーの選び方!結局のところ何がいい?
グランドカバーは、ご自身のお庭の環境や好みに合わせて選んでください。
- 植える場所・面積
- 日当たり
- 好み(花の有無・色・常緑かどうか など)
私が植えてよかったと思っているグランドカバーを厳選して選ぶなら…
広いところ | 芝生 クラピア |
花壇 | クリーピングタイム |
日陰 | アジュガ |
人によって好き嫌いもあるので、一概に「グランドカバーは絶対これがいい!」とは言えないのが本音です。
何のためにグランドカバーを植えるのか?
目的をはっきりと持って探すと、失敗がないです。
グランドカバーの選び方については、こちらの記事でも紹介しています。
実際に育てた経験をもとに、まとめていますので、ぜひ読んでみてくださいね!