ガーデニングで人気の高いユーカリ。
ユーカリはとても高く大きく育つことでも知られていますが、その一方で「うちのユーカリはひょろひょろしている…」とお悩みの方もいらっしゃるはず。
この記事では
- ユーカリがひょろひょろしている原因
- 幹を太くする方法
について解説します。
ユーカリがひょろひょろ…原因は?
せっかく楽しみに植えたユーカリがいつまでたってもひょろひょろ…
とても心配になりますよね。
ユーカリがひょろひょろする原因として3点が考えられます。
- 木が若い
- 上に伸びる性質がある
- 日光が足りないこと
木が若い
ユーカリに限らず他の木にも言えることですが、若い苗木のうちはどうしてもひょろひょろとした状態です。
ひょろひょろでお悩みの方の中には、まだユーカリを植えたばかりという方もいらっしゃるかもしれません。
植える時には必ず支柱などで支えてあげましょう。
若い木がしっかりするにはある程度の年月が必要です。
成長すれば必ず太ってきますので、見守ってあげてくださいね。
上に伸びる性質がある
ユーカリはとても成長が早い植物です。
特に上に伸びる性質を持ち、植え付けて根が充実し始めると上に向かってどんどんと伸びていきます。
幹を太らせるよりもとにかく上に伸びようとするので、そのまま育てても高さが出るばかりで、ひょろひょろが解消されるにはとても時間がかかってしまいます。
そこで、幹を太らせるために『剪定』や『摘心』をして横に育つようにする必要があります。
『剪定』と『摘心』の仕方は後ほど解説いたしますね。
日光が足りない
ひょろひょろしたユーカリの原因は、日光不足も考えられます。
ユーカリは日光が大好き。
しっかりとしたユーカリにするには、日当たりの良い環境が必要です。
日当たりが半日以上確保できる場所に植えるのが良いでしょう。
鉢植えの場合はそのような場所に移動してあげてくださいね。
室内で育てている方は、屋外で育てるのがおすすめです!
ユーカリがひょろひょろ…幹を太くする方法
ひょろひょろになってしまったユーカリの幹を太くする方法は、以下の3つ。
- 摘心
- 鉢増し
- 肥料
摘心する
「摘心」とは、新芽を摘むことです。
その年に出てきた新芽を摘み取ることで、ユーカリが上に伸びるのを防ぎます。
摘心をすると脇芽が出て枝が横に広がるように成長するので、樹形をこんもりと整えることもできますよ。
摘心の他に、枝や葉が密集したり伸びすぎてしまった部分をカットする『透かし剪定』もおすすめ。
枝や葉のバランスを見ながら、名前の通り向こうが透けて見えるくらいまで剪定します。
この時、枝の付け根で切るのではなく、主幹や葉の付け根からカットしてくださいね。
『摘心』や『透かし剪定』をすることで日当たりと風通しが良くなり、ユーカリが健康に育つようになります。
ユーカリが特に元気に成長する、春(3〜5月)と秋(9〜10月)にぜひやってみてください。
鉢増しする(鉢植えの場合)
ユーカリを鉢植えで育てている場合、ぜひ鉢増しをしてみましょう。
ユーカリは成長が旺盛なので、1〜2年ほどで根がパンパンに張ってしまいます。
大きさを抑えたいときはしばらくそのままでも良いのですが、あまり根が張りすぎると根詰まりをおこして下葉が枯れてきて、ユーカリが弱る原因になります。
鉢増しをしてゆとりを持たせてあげることで、幹を健康に太らせることができますよ。
鉢の大きさはいま植えてあるものよりもひと回り大きいものを選び、なるべく根を崩さないように植え替えましょう。
鉢増しを行う季節は春と秋、頻度は様子をみながら1〜2年ごとがおすすめです。
肥料をあげる
ユーカリは栄養の乏しい土地でも元気に育つ性質です。
あまり肥料を必要としない植物ですが、幹を太らせたい場合には少しだけ肥料をあげましょう。
まずは植えるときに元肥を少し混ぜます。
鉢植えの場合は培養土のみでも大丈夫ですよ。
追肥をするのであれば、成長期の春から夏(4〜8月)に固形肥料を少量あげてくださいね。
まとめ
ユーカリは丈夫で育てやすい植物ですが、根張りが浅いため倒れたり折れたりしやすいです。
幹が太くしっかりするまでは、支柱を立てるのを忘れないようにしてください。
その上で今回ご紹介した方法をお試しくださいね。
そのうちに幹の皮がめくれてきますが、それは幹が太くなり健康に育っているしるし。
支柱をしたままの方は、皮がめくれてきたら外しても大丈夫ですよ。