アナベルは6月ごろに花を咲かせる西洋アジアサイの一種です。
暑さや寒さに強く、育てやすいので、ガーデニング初心者の方にもおすすめです。
ドライフラワーにもできるので、
この記事では、アナベルの育て方や管理のコツについてわかりやすく解説します。
アナベルの詳細情報
植物名 | アナベル |
学名 | Hydrangea arborescens ‘Annabelle’ |
英名 | Annabelle hydrangea |
科名 | アジサイ科(ユキノシタ科) |
属名 | アジサイ属 |
園芸分類 | 庭木・花木 |
形態 | 落葉低木 |
樹高 | 1m〜2mほど |
原産地 | アメリカ |
開花期 | 6月〜7月ごろ |
花色 | 白〜緑、ピンク |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
アナベルはアメリカ原産のアジサイです。
耐暑性も耐寒性もとても高く、育てるのが簡単なので、ガーデニング初心者にもおすすめ。
ナチュラルガーデンにもよく用いられます。
アナベルの、てまり型の花房をこんもり咲かせる姿がとても可愛いです。
白やピンクの品種があります。
白い品種は、咲き進む過程で、グリーン→ホワイト→グリーン→茶色と色が変化していきます。
アナベルは鉢や地植えで育てる以外でも、切り花やドライフラワーとしても楽しめるのが魅力ですよ!
アナベルは、一般的なアジサイとは育て方が異なります。アジサイの育て方は、こちらの記事で解説しています。
アナベルの育て方|購入から植え付けまで
入手方法と販売時期
アナベルは花期である4月〜6月ごろに、苗木が出回ります。
母の日のプレゼントにも用いられることが多いですよ!
アナベルは園芸店やホームセンター、ネット通販などで購入することができます。
葉に張りがあり、しおれていないものを選んでくださいね!
\白が定番色/
\人気が高まっています/
用土
アナベルは肥沃な土質を好みますが、とても丈夫な植物なので、さほど気にしなくても問題なく育ちます。
地植えなら、植え付け前に腐葉土と堆肥をすき込んでおきます。
鉢植えの場合は、園芸用培養土を使います。
\おすすめの培養土/
植え付け・植え替え
アナベルの植え付け・植え替えは、秋〜冬の落葉期に行うことをおすすめします。
というのも、花が咲いている時期は、植物がかなり体力を使っているからです。
植え替えも根を触るため、植物にダメージを与えることになります。
そのため、植え付けは花が咲いていない時期に行うのが無難です。
秋〜冬の落葉期なら多少根をいじっても問題ありません。
アナベルは大きくなるので、鉢植えよりも地植えがおすすめです。
鉢で育てている場合は、1年に1回程度、植え替えを行います。
根にダメージを与えないためにも、植え替えは落葉期に行うのがおすすめです。
日当たり・置き場所
アナベルは一般的なアジサイと異なり、日当たりの良い場所でも育てられます。
わが家では、西日がガンガン当たる場所でも問題なく育っています。
もちろん半日陰でも育てることができますよ。
アナベルの育て方|日々のお世話
水やり
地植えの場合、植え付けした後、アナベルが根ついたあとは、特に水やりをしなくても育ちます。
雨の水だけで十分に育ちます。
休眠期(初夏〜秋)は特に水やりの必要はありません。
鉢植えの場合は、乾いたらたっぷり水をやってください。
肥料
地植えの場合は、アナベルの植え付け時に元肥をすき込んでおきます。
\おすすめの元肥/
鉢植えで園芸用培養土を使う場合は、元肥がすでに入っているため、肥料は不要です。
その後は、冬の落葉期と花後に緩効性肥料を追肥として与えます。
剪定・切り戻し
アナベルは新枝咲きなので、剪定に神経質にならなくても次のシーズンに問題なく花を咲かせてくれます。
新枝咲きとは…今年新しく伸びた枝に花が咲くこと。
cf)旧枝咲き…昨年伸びた枝に花を咲かせること。剪定時期を間違えると花が咲かなくなる。
剪定は芽吹きが始まる3月上旬までに行います。
切る位置はどこでも構いませんが、切る位置によって花の咲き方が異なります。
切る位置 | 花の咲き方 |
---|---|
強剪定 地際でバッサリ切る。 | 花の数が減るが、花が大きくなる。 |
弱剪定 枝を残して切る。 | 花の数が多くなり、花が小さくなる。 |
アナベルの剪定の詳しいやり方は、こちらの記事にまとめています。
夏越し
アナベルは、耐暑性が強いので、特に夏越し対策の必要はありません。
冬越し
アナベルは、耐寒性が強いので、特に冬越し対策の必要はありません。
病害虫
アナベルはほとんど病害虫の心配はありません。
ただし、枝が茂りすぎて風通しが悪くなると、うどん粉病やモザイク病に感染する可能性が高まります。
病気を防ぐコツは、込み入った枝を剪定してすっきりと風通しよくしておくこと。
病気になった部分は取り除いて、他に広がらないようにしてください。
\おすすめのスプレー/
アナベルの増やし方
アナベルは挿し木で増やすことができます。
挿し木に適した時期は、6月〜7月ごろ。
2〜3節残して10cm弱に切った枝で、挿し穂を作ります。
葉から蒸散して水分が抜けてしまうため、葉は半分に切っておくと良いでしょう。
挿し穂を挿し木用の土に挿して、乾かさないように管理すると、約1ヶ月で発根します。
アナベルでよくある質問
アナベルは紫陽花ですか?
アナベルはアメリカ原産の紫陽花の一種です。
西洋アジサイやアメリカアジサイと呼ばれることもあります。
アナベルは、一般的なアジサイよりも開花期が長いのが特徴です。
また、一般的なアジサイが旧枝咲きなのに対して、アナベルは新枝咲き。
そのため、剪定方法や時期が異なります。
アナベルの人気色は?
アナベルの人気色は白で、一番よく見かけます。
ピンクも人気が高まっていますよ。
まとめ
アナベルの育て方についてご紹介しました。
アナベルはガーデニング初心者でも簡単に育てられるので、ぜひ植えてみてくださいね!