パッとわかる!アグロステンマの育て方
- 日当たりの良いところで育てる
- 冬の霜柱の影響で、苗が浮いてきたら、株元を押さえる
- 風通しよくするために、増えすぎたら抜く
バラが咲くのと同じ頃に、ピンクの可愛らしい花を咲かせるアグロステンマ。
アグロステンマはとても育てやすく、こぼれ種で育つ強さがあります。
風になびく姿がとてもきれいで、ナチュラルガーデンにおすすめの一年草です。
この記事では、アグロステンマの育て方や管理のコツをくわしく解説しました。
\タップで読みたいところに飛べます/
アグロステンマ(ムギナデシコ)の詳細情報
植物名 別名 | アグロステンマ ムギセンノウ・ムギナデシコ |
学名 | Agrostemma |
英名 | Agrostemma |
科名 | ナデシコ科 |
属名 | ムギセンノウ属 |
園芸分類 | 草花 |
形態 | 一年草 |
草丈 | 70cm〜100cmほど |
原産地 | 地中海沿岸〜西アジア |
開花期 | 5月〜6月ごろ |
花色 | ピンク、白 |
耐寒性 | 普通 |
耐暑性 | 弱い |
アグロステンマは、和名でムギセンノウ・ムギナデシコと呼ばれます。
ナデシコ科の一年草の草花です。
風になびく姿がとてもきれいです。
アグロステンマは、バラと同じ頃(5月)に咲くので、バラの下草として植えられることがあります。
ピンクや白の可愛い花が、ナチュラルガーデンやローズガーデンにおすすめです。
耐暑性が弱く、夏に枯れてしまうため、一年草として扱われます。
咲き終わった後、そのままにしておくとこぼれ種で増えますよ!
ヨーロッパでは麦畑の雑草として扱われています。
アグロステンマの育て方|購入から植え付けまで
入手方法と販売時期
アグロステンマは園芸店やホームセンター、ネット通販で、種を入手して育てられることが多いです。
種は秋まきです。
一般的に「アグロステンマ」と呼ばれているのは、「ギタゴ」という品種です。
苗はあまり売っているのを見かけません。
苗で手に入れたい場合は、ネット通販で買うのをおすすめします。
用土
アグロステンマは、水はけの良い用土で育てましょう。
弱アルカリ性の用土を好みますが、とても丈夫なため、通常通りの土づくりでも問題なく育ちます。
地植えなら、植え付け前に腐葉土と堆肥をすき込んでおきます。
鉢植えの場合は、園芸用培養土を使います。
植え付け・植え替え
アグロステンマは、3月〜4月、10月〜12月ごろに植え付けます。
春に苗を植える場合、5月の開花間際になってしまうと、十分に大きく育つことができず、花があまり咲きません。
植え付け時期に注意してくださいね。
アグロステンマの種まきは、9月〜10月にまきます。
日当たり・置き場所
アグロステンマは日当たり・風通し・水はけの良い場所で育ててください。
ただし、種まき直後は乾燥防止のため日陰で管理して、発芽したら日向に移動しましょう。
アグロステンマ(ムギナデシコ)の育て方|日々のお世話
水やり
種まきしてから発芽するまでは、乾燥しないように水やりをしてください。
植え付けした後、地植えの場合、アグロステンマが根ついたあとは、特に水やりをしなくても育ちます。
鉢植えの場合は、乾いたらたっぷり水をやってください。
肥料
アグロステンマは特に肥料をやらなくても問題なく育ちます。
他の植物にあげる肥料のおこぼれをもらうくらいの感じでOK!
鉢植えの場合、鉢底から肥料分が流れ出てしまうため、定期的に緩効性肥料を与えてください。
剪定・切り戻し
アグロステンマは、特に切り戻す必要はありません。
6月ごろに枯れてきたら抜きましょう。
この時、できている種をばら撒いておくと、こぼれ種で来年も生えてきます。
夏越し
アグロステンマは耐暑性が弱く、夏に枯れてしまいます。
枯れた後は汚くなってしまうため、抜いてください。
冬越し
アグロステンマは関東以西の平地なら、何もしなくても冬を越すことができます。
寒冷地では、苗を霜や雪が当たらないようにするなど、冬越し対策を行います。
病害虫
アグロステンマの新芽にアブラムシがつきやすいです。
春と秋に注意してください。
また、梅雨時期になると灰色かび病が発生しやすくなります。
風通しよくすることで発生を防ぐすることができます。
アグロステンマ(ムギナデシコ)の増やし方
アグロステンマは種で増やすことができます。
種で増やす方法は3通りです。
- 茶色くなった種を取っておき、秋にまく
- 放置してこぼれ種で増やす
- 花が終わった後、茶色くなった実をほぐして辺りにバラまく
こぼれ種だと、意外なところから生えてきて、よりナチュラルな雰囲気のお庭になります。
思い通りの場所に生えてほしいという場合は、種取りをして秋にまく方法が良いでしょう。
私は3つ目の方法(実をほぐしてあたりにバラまく)でアグロステンマを毎年咲かせています。
アグロステンマ(ムギナデシコ)の育て方で注意すること
アグロステンマはとても丈夫なので、特に注意することなく育てることができます。
強いて言うなら、以下の点を気を付けてみてください。
- 冬の霜柱の影響で、苗が浮いてきたら、株元を押さえる
- 風通しよくするために、増えすぎたら抜く
ガーデニング初心者の方にもおすすめなので、ぜひ育ててみてくださいね!
まとめ
アグロステンマの育て方についてご紹介しました。
ピンク色のアグロステンマは、鮮やかなピンク色でとても可愛く、お庭の彩りにぴったりです。
こぼれ種で育つので、管理がとてもラクですよ。
バラなどの華やかな雰囲気に合うので、ぜひ植えてみてくださいね!