ピンクや白から緑へのグラデーションが美しいハツユキカズラ。
丈夫で良く増えるので、ガーデニングでは特にグランドカバーとして大活躍です。
綺麗な葉の色を活かしてハンギングや寄せ植えでも楽しめ、おすすめの植物としてあげられます。
一方で、ハツユキカズラは植えてはいけない植物ともいわれています。
毒性と増えすぎが原因なんです…。
この記事では、
- ハツユキカズラを植えてはいけない理由3つ
- うまく管理する方法
をご紹介します。
ハツユキカズラを植えてはいけないと言われる理由3つ
キョウチクトウ科テイカカズラ属のハツユキカズラは、テイカカズラを品種改良した園芸品種です。
葉の色の変化が楽しいハツユキカズラですが、安易に植えてはいけない植物と言われることがあります。
その理由は3つ。
増えすぎるから
ハツユキカズラは耐寒性・耐暑性ともに優れ、また日陰にもある程度対応するため、とても育てやすい植物です。
また、ほふく性のつる植物のため、横にも縦にも這うように増えるのが特徴です。
グランドカバーにすると、他の植物を飲み込むくらいの勢いで増えることも。
また、地面だけでなく木の幹や家の壁にも張り付いて上へも増えていくので、安易に地植えをしたことを後悔する声も聞かれます。
コンクリートに張り付くから
ハツユキカズラは地上部が混み合ってくると上へも伸びていきます。
コンクリートに張り付いた部分は剥がすことはできますが、どうしても跡が残り汚くなってしまいます。
意図せずコンクリート部分に張り付いてしまった場合の処理は、少し大変です。
毒性があるから
ハツユキカズラの分類はキョウチクトウ科ですが、この『キョウチクトウ』は強い毒性のある植物として有名です。
その仲間であるハツユキカズラも有毒植物と言われています。
大人はハツユキカズラを食べるようなことはしないと思いますが、子供やペットがうっかり誤食することもあるかもしれません。
もし食べてしまった場合には食中毒を起こすほか、めまいや嘔吐、下痢や麻痺の症状が出ることもあると言われています。
また、剪定などのお手入れ中に樹液に触れてかぶれてしまうこともあります。
ちなみに、私もわが子も素手で触ってもかぶれたことはないです。
人によるかもしれません。
(毒性があることを調べるまで知りませんでした。)
ハツユキカズラのメリットとデメリット
ここまで読んでいただいた方には、ハツユキカズラってなんだか面倒…と思われている方もいらっしゃるかもしれません。
ハツユキカズラには、デメリットだけではなく、メリットもあります。
でもハツユキカズラのピンクや白の可愛い姿、特に秋冬の紅葉した様子はガーデニングにとてもおすすめ!
メリット | デメリット |
---|---|
葉の色が美しい 手入れは切るだけ 花がなくても華やかさが出る 寄せ植えに合う | 増えすぎる コンクリートに張り付く 毒性がある |
ハツユキカズラは、葉が白やピンク色をしていて華やかさがあります。
見栄えがすごく良く、剛健でよく育ちます。
特別なお世話がいらなくて、伸びたら切るくらい。
「ハツユキカズラを植えてはいけない」と言う人もいるけど、私は好きです!
庭にも植えていますよ。
ハツユキカズラをうまく管理するコツ
ハツユキカズラをうまく管理するためのコツは難しくありません。
この2点に気をつければ上手に付き合っていけますよ。
増えすぎたら切る
ハツユキカズラの繁殖力への対抗策は「増えすぎたら切る」ことです。
もうこれ以上は増えてほしくないと思う部分は、地道に切っていきましょう。
木や塀をどんどん登っていきます。
張り付いて取れなくなる前に、こまめにカットすると良いですよ。
ただし、ハツユキカズラの特徴のピンクや白の葉は新芽に見られる現象です。
切りすぎると新芽が出るまでは緑一色になってしまうので、バランスを見ながら切ってくださいね。
触るときは手袋をする
ハツユキカズラを切ると出てくる白い液体で、かぶれる可能性があります。
ハツユキカズラを触るときは年のため、手袋をしてくださいね。
犬が食べそうなところには植えない
お庭でワンちゃんを遊ばせる機会がある方は、ハツユキカズラを植える場所に注意しましょう。
ハツユキカズラは、犬にとって危険な毒性植物の一つです。
誤って食べてしまうと、口内のただれや嘔吐、下痢などの中毒症状を引き起こす恐れがあります。
また、ハツユキカズラが隙間などから敷地外の道などにはみ出てしまうこともあるかもしれません。
お散歩中の他のお宅のワンちゃんが誤食する恐れもありますので、はみ出しには特に注意してくださいね。
まとめ
丈夫で育てやすく、その上可愛らしいハツユキカズラはガーデニングの強い味方。
地植えをする場合は、増えすぎて手がつけられなくならないようにこまめな剪定が必要です。
剪定をすることでこんもりとした姿に整えて、ハツユキカズラをさらに可愛くすることもできますよ。
ペットや小さいお子さんのいるご家庭では、誤食には注意してあげてくださいね。
ハツユキカズラの育て方は、こちらの記事で詳しく解説しています。