ミモザは春先に黄色くて可愛らしいポンポン状の花を咲かせる植物です。
お庭のシンボルツリーとして育てながら、お部屋のアクセントとして、ドライフラワーやリースにして飾ることもできます。
今回はそんなミモザについてご紹介します。
ミモザの人気の種類を6つ厳選!違いや特徴をくわしく
実は、「ミモザ」は愛称であり、正式には「アカシア」という名前の植物です。
いわゆるミモザは、「ギンヨウアカシア」か「フサアカシア」を指すことが多いです。
ちなみにアカシアは1,000以上もの種類があります。
今回は、その中でも特に人気のある6種類について、違いや特徴をお話します。
銀葉(ギンヨウ)アカシア
いわゆる「ミモザ」と呼ばれるものは、ギンヨウアカシアであることが多いです。
「銀の葉」という名前の通り、実際に少し銀色がかった葉の色をしています。
小さな羽のような形の葉に多くの花を付けるところも特徴です。
フサアカシア
フサアカシアはヨーロッパでは定番の種類になります。
こちらは葉と花がどちらもボリュームがあり、他のミモザに比べて大きく育つのも特徴です。
また、香りが良いのでヨーロッパでは香水の原料にもなっています。
アカシア プルプレア
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アカシアプルプレアはギンヨウアカシアの一種ですが、新芽の部分が紫色をしているところがギンヨウアカシアとは違う特徴です。
新芽の紫色と葉の銀色のコントラストはとても美しいです。
花が咲いていない時期でも楽しむことができる種類です。
パールアカシア
パールアカシアは葉が丸いコインのような形でとても可愛らしいです。
パールという名前なだけあって、新芽や蕾がパールのように白くて美しいのも特徴です。
また、枝が白いので花の色もより明るく映えて見えます。
三角葉アカシア
三角葉アカシアは、その名の通り三角の形をした葉を持つミモザです。
他にはない珍しい葉の形なので、切り花やリースなどにもおすすめです。
特徴的な葉の形から、「ナイフリーフワトル」とも呼ばれています。
ミモザの中ではコンパクトに育つので、地植えはもちろん鉢植えでも育てることができます。
アカシアブルーブッシュ
アカシアブルーブッシュは、他のミモザと比べて葉の銀色が強い印象があります。
葉の形が細長く、オリーブの葉にも似ているのが特徴です。
また、木の樹形がブッシュ状になりやすく、他のミモザとは違った樹形を楽しむことができます。
アカシアブルーブッシュの美しいシルバーリーフ(葉)は、フラワーアレンジメントでも重宝します。
花がない時期でもとても美しいアカシアです。
わが家でも育てています。
ただ、成長スピードが恐ろしく早く、地植えにするとあっという間に巨木になります。
アカシアブルーブッシュの育て方はこちらの記事で詳しく解説しています。
ミモザをシンボルツリーにすると大変?
ミモザはどの種類も丈夫で育てやすく、地植えするのに向いています。
庭に植えるなら、日当たりの良い場所、水はけの良い場所を選び、乾燥気味に育てましょう。
ミモザはマメ科の植物であり、自分の根で肥料を作ることができるので、肥料を与え過ぎないようにするのもポイントです。
そして、特に注意したいのが、ミモザはあまり根を張らず茎も細いため、風で倒れやすいところです。
植えたばかりの頃は支柱などをしてしっかり支えることが大切です。
また、ミモザの多くは背丈が高くなるので、時々剪定をして樹形を整える必要があります。
剪定の意味も兼ねて、花が咲いたら切り花としてお部屋に飾るのもおすすめです。
まとめ
今回はミモザの種類の違いや特徴、庭に植える時のポイントについてお話しました。
様々な種類があるので、育てる時にどのミモザにするのか選ぶのも楽しいですね。
また、ミモザは「春の訪れを告げる花」や「愛と幸福を呼ぶ花」とも言われています。
南フランスのコートダジュールでは毎年2月に「ミモザ祭り」というお祭りが開催され、美しいミモザ街道や盛大なフラワーパレードで賑わいます。
イタリアでは3月8日は「ミモザの日」と言って、男性から女性に日ごろの感謝の気持ちを込めてミモザの花を贈る風習があります。
このように素敵な意味が込められているミモザは多くの人に愛され、生活をオシャレに飾る魅力的な植物です。
ぜひ皆さんもお好みの種類のミモザを育てて楽しまれてみてはいかがでしょうか?