黄色くポンポンした可愛い花が大人気のミモザですが、「植えてはいけない」と言われることがあります。
ミモザを植えてはいけないと言われる原因は、成長スピードと害虫です。
私も実際に育てていますが、かわいいけど厄介な植物です。
この記事では、ミモザを植えてはいけないと言われている理由や、うまく育てていくための対処法についてまとめました。
ミモザを植えてはいけないと言われる理由
ミモザを植えてはいけないと言われる理由は以下の3つです
- 成長スピードが早すぎて、巨木になるから
- 害虫がつきやすいから
- 根が浅くて強風で倒れやすいから
成長スピードが早すぎて巨木になるから
ミモザを植えてはいけないと言われる理由の1つ目は、成長スピードが早すぎて巨木になるからです。
小さいポット苗で植えたミモザが3年で大人の背丈を越すまでになりました。
狭いスペースに地植えすると、大変なことになります。
害虫がつきやすいから
ミモザを植えてはいけないと言われる理由の2つ目は、害虫がつきやすいからです。
ミモザはカイガラムシやミノムシなどの害虫がとても付きやすいです。
【閲覧注意】ミモザにつくカイガラムシ
害虫が大量発生すると、最悪ミモザが枯れるということも…。
また、カイガラムシはすす病の原因にもなります。
【閲覧注意】ミモザのすす病
すす病になると、光合成がうまくできず、葉が落ちたり枯れたりする原因になります。
根が浅くて強風で倒れやすいから
ミモザを植えてはいけないと言われる理由の3つ目は、根が浅くて強風で倒れやすいからです。
ミモザは地上部の割に、根が浅いのが特徴です。
そのため、台風や強風などであおられて、木が折れたり倒れたりすることがとても多いです。
「強風でミモザが倒木して枯れてしまった」という話は毎年よく聞きます。
昨日の台風で、ミモザの木は折れてしまいました💦
— 古民家ギャラリー脇山の家 (@WakiyamaHouse) October 7, 2018
かなり重く困っていたところ、通りがかりの地域の方の援助で運ぶことができました。 pic.twitter.com/MuiENCT1tK
庭の立派に育ったミモザの木が台風で倒れてしまい、半分枯れてしまいました( ; ; )
— Nyantaro (@NyantaAltMooner) November 15, 2020
ミモザって、倒れやすい木なんでってね。根が傷んだのだと思います。
枯れた半分を切って、生き残った半分が伸び伸び育つようにします。 pic.twitter.com/csE710CKvV
ミモザは本当に植えてはいけないのか?
ミモザは絶対に植えてはいけないというわけではありません。
ミモザが手間がかかる植物であることを理解して植えるのなら大丈夫。
ガーデニングする暇がない、手入れのラクな庭木を植えたいという人には、ミモザは不向きです。
ミモザを植える時の注意点
ミモザを植える時は以下の点に注意してください
- 建物やフェンスのすぐ近くに植えない
- 剪定する(樹高を抑えるため、風通しをよくして害虫を防ぐため)
- 支柱をして安定させる
- 害虫が発生したら駆除する
建物やフェンスのすぐ近くに植えない
ミモザの樹高は5m〜10m程度で、枝が横に広がる性質があります。
建物やフェンスなどのすぐ近くに植えないようにしましょう。
隣近所に枝がはみ出てしまうと、トラブルにもなりかねません。
剪定する
ミモザを育てる上で、剪定が重要になります。
剪定することで、
- 樹高を抑えることができる
- 風通しをよくして病害虫の発生を抑える
などの効果があります。
ただし、ミモザは花芽ができるのがとても早く、夏にはもうつぼみが出てしまいます。(咲くのは翌年)
剪定は花が咲き終わった後の4月〜6月ごろに行ってください。
剪定時期を間違えてしまうと、花が咲かなくなってしまうので、注意してくださいね!
ミモザの剪定のやり方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
支柱をして安定させる
ミモザは倒れやすいため、支柱を立てて幹を安定させるのがおすすめです。
見栄えよりも安定性重視です。
害虫が発生したら駆除する
ミモザに害虫が付いたら、すぐに駆除しましょう。
ミノムシは薬がつきづらいので、地道に取るのが確実です。
カイガラムシは、歯ブラシでこそげ落としたり、薬剤を使ったりします。
また、ホースを「ジェット」にしてカイガラムシを吹き飛ばす方法がラクですよ!
\カイガラムシの薬剤はこれがおすすめ/
ミモザの育て方は、こちらの記事で詳しく解説しています。