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ワスレナグサの育て方と管理のコツを初心者にもわかりやすく解説

ワスレナグサの育て方と管理のコツを初心者にもわかりやすく解説

パッとわかる!ワスレナグサの育て方

  • 水はけ水持ちの良い土を用意する。
  • 嫌光性種子のため、種まき時は種にしっかりと土をかぶせる。
  • 日当たりと風通しが良い場所で育てましょう。

春にかわいい小さな花をたくさん咲かせるワスレナグサ。

開花期間が長いため、長く楽しむことが出来るお花の一つ。

小さくどこか儚げなお花ですが、丈夫で比較的育てやすいため初心者の方におすすめです。

この記事では、ワスレナグサの育て方や管理のコツを詳しく解説します。

運営者
みゆき

みゆ庭編集部

ガーデニングコーディネーター

元植物を枯らすタイプ…。
コツをつかんだら、うまく育てられるように!
ずぼらガーデニングくらいがちょうどいい♪

目次

ワスレナグサの詳細情報

ワスレナグサの詳細情報
植物名勿忘草(ワスレナグサ)
学名Myosotis
英名forget-me-not
科名ムラサキ科
属名ワスレナグサ属
園芸分類草花
形態一年草(寒冷地では多年草)
樹高10~50cm
原産地ヨーロッパ
開花期3月下旬~6月上旬
花色青,紫,白,ピンク
耐寒性普通
耐暑性弱い

ワスレナグサといえば、小さな淡い青色の花をよく目にすると思います。

北海道や本州中部などの冷涼地に群生しており、長野県の開田高原がワスレナグサの名所として有名です。

3月下旬~6月上旬が開花時期となっており、春が最も見ごろの花です。

ワスレナグサの花色

花の色は青以外にも、白やピンク、紫などがあります。

寒さには比較的強いのですが、暑さには弱いです。

ワスレナグサは多年草ですが、夏の暑さが苦手のため一般的には一年草扱いになっています。

こぼれ種で繁殖力が強く、丈夫で管理の手間もあまりかからないので育てやすい植物です。

ワスレナグサの育て方|購入から植え付けまで

ワスレナグサの育て方|購入から植え付けまで

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入手方法と販売時期

ワスレナグサの苗は、年明けごろから園芸店やホームセンターの園芸コーナーに並び始めます。

苗は花がたくさんついているものより、まだ葉がつき始めたばかりの若く生き生きした苗を選びましょう。

早い段階で植え替えると、根の張りがよく元気な花を咲かせてくれます。

ワスレナグサの種は、園芸店やホームセンター、ネットショップなどで購入できます。

9月~10月下旬が種まきの時期です。

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用土

ワスレナグサを植え付けする土は、水はけ水もちの良い土を好みます。

蒸れや極端な乾燥には弱いので気を付けましょう。

市販のものだと草花用腐葉土を利用します。

ほかにも、赤玉土(小粒):腐葉土=7:3で混ぜた土がおすすめです。

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種まきするときの土は、培養土ではなく種まき用土を使いましょう。

植え付け・植え替え

ワスレナグサは、植え替えが苦手のため、花壇などに直接種をまいて育てましょう。

9月~10月下旬の20度を下回る季節になったら種まきを行います。

ワスレナグサの種まきは花壇などに直にまくか、ポット苗に数粒ずつ種まきするのが良いです。

種まき前に半日~一晩、水につけると発芽しやすくなります。

ワスレナグサは、嫌光性種子で明るいと芽が出にくい植物です。

種をまいたら必ず種が土でしっかり隠れるようにしてあげましょうね。

苗から植え替えるときは、ポット苗の根鉢を崩さないよう注意しながら植え替えます。

また、横に伸びながら成長するので、株と株の間をあけて植えてあげると良いです。

暑さに弱いので、涼しい場所か気温の上がらない場所で育ててあげます。

日当たり・置き場所

ワスレナグサは、日当たりと風通しが良い場を好みます。

冬場は、寒風が直接あたると葉が傷むため、風が直接あたらない日当たりがいい場所で育てましょう。

ワスレナグサの育て方|日々のお世話

ワスレナグサの育て方|日々のお世話

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水やり

ワスレナグサは、地植えの場合水やりの必要はありません。

鉢植えの場合は、乾いたらたっぷりの水をやるようにします。

極端に乾燥させると、急に弱ってしまうこともあるので注意!

冬の間でもしっかり水をあげ、梅雨の時期は少し控えめにしましょう。

肥料

ワスレナグサは肥料が多いと葉が茂りやすくなり、花のつきも悪くなります。

肥料に書かれている容量より少なめから始め、様子を見ながら管理していくと良いです。

植え付けるときには、ゆっくりと効く固形肥料・緩効性化成肥料を土に混ぜてあげましょう。

生育中はリン酸分とカリ分を多く入った液体肥料を使用すると良いですね。

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花がら摘み・切り戻し

ワスレナグサの花がら摘み・切り戻し

ワスレナグサは、傷んだ葉や花がらをこまめに摘み取って風通しを良くしてください。

風通しが悪くなると害虫や病気の原因になってしまうからです。

また、種を付けやすいので、花が終わったらすぐに花茎の付け根を切り取って花がらを摘みとります。

夏越し

暑さに弱いワスレナグサ。

日本の暑い夏には耐えられず、夏前には花を咲かせて枯れてしまいます。

しかし、冷涼な土地であれば夏越しさせることもできます。

冬越し

ワスレナグサは寒さには比較的強いため、特別な防寒をせずとも冬越しできます。

しかし、強い寒風が直接あたるのは苦手。

そういった環境にさらされると葉が傷んでしまう原因になります。

寒風があたらない日当たりの良い場所で育てましょう。

病害虫

ワスレナグサはアブラムシや灰カビ病に注意しましょう。

春から秋にかけて風通しの悪い環境にさらされるとアブラムシが発生することがあります。

こまめに観察し、見つけたら退治しましょう。

数が多い場合は殺虫剤で一気に駆除すると良いです。

また、湿度が高く、葉についた水が乾かずそのままだと発生する灰カビ病。

風通しの良い場所で傷んだ葉や花がらを取り除きます。

カビが生えた部分は回復しないので、すぐに取り除きます。

ワスレナグサの増やし方

ワスレナグサの増やし方

ワスレナグサは種まきをすることで簡単に増やせます。

種まきの簡単な手順をご紹介します。

  • 種を半日~一晩ほど水につけておく。
  • 育苗ポットに土を入れ、2~3cmの穴に種をまきする。
  • 嫌光性種子なの種まき後、しっかりと土をかぶせる。
  • 土が乾かないように日陰で管理する。
  • 芽が出たら間引きを行い、葉が3枚ほど出たら鉢か庭に植え替える。

このような手順で種まきしましょう。

花が終わった後、種を採取して9月以降に植え付けと同じように種まきします。

まとめ

今回はワスレナグサの育て方を紹介しました。

一つひとつの花が小さいワスレナグサは、たくさん植えると素敵な青い絨毯のような花畑をつくりだせます。

また、春に花を咲かせる花と一緒に寄せ植えを楽しむのもおすすめです。

小さくとも魅力的なワスレナグサをぜひお庭で育ててみてくださいね。

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