暑い夏が続いていると、人間と同じで植物も夏バテします。
夏の高温・日差し・多湿・熱帯夜が植物にとって過酷で、弱ってしまう原因に…。
植物が夏バテすると、葉の色が悪くなったり、病気が出たりします。
この記事では、植物の夏バテの防止策や対処法について詳しく解説しました。
植物の夏バテとは?見た目や影響
近年の夏は暑くてかなり過酷なので、植物も人間と同じで夏バテをします。
植物が夏バテしているかどうかは、見た目で判断することができますよ!
葉が黄変
植物が夏バテすると、葉が黄色くなります。
水やりなど、普通にお世話しているのに、元気が出るどころか元気がなくなってきます。
花が小さくなる
植物が夏バテすると、栄養分をうまく取り込めなくて、花が小さくなります。
見た目が乱れてくるので、夏バテだとすぐにわかりますよ!
病気が発生
植物が夏バテすると、弱って病気が発生しやすくなります。
- うどん粉病
- 灰色カビ病
- 軟腐病
- 炭そ病・べと病
風通しをしやすくすることで、病気を防ぐことができます。
夏場は蒸れやすいので、植物が茂りすぎていたら枝をすくなどしてスッキリすると良いです。
植物が夏バテする原因4つ
植物が夏バテする原因は主に4つあります。
日差し
日差しが強すぎると、植物は葉焼けしてしまいます。
葉がチリチリに枯れていたら、日差しに焼かれています。
高温多湿
日本は高温な上に、多湿な環境なので植物が夏バテしやすいです。
ジメジメと水はけが悪いと、根っこの状態も悪くなります。
また、葉が蒸れることで枯れたり病気になったりする場合も考えられます。
熱帯夜
熱帯夜が続くことも、植物が夏バテする原因になります。
人間が寝苦しいのと同じ。
植物にとっても、1日中暑すぎる環境は過酷なのです。
日本の環境に合っていない
園芸用の植物の多くは、原産地が日本ではありません。
そのため、日本の高温多湿な環境に耐えられない植物もあります。
植物の夏バテを防止する方法
植物の夏バテを防ぐためには、夏バテの原因4つを取り除いてあげる必要があります。
- 日差しに弱いものは、遮光する
- 風通しをよくする
- 朝のうちに水やりを済ませる(日中は水やりNG)
植物が夏バテしたら?対処法
植物が夏バテしてしまったら、
- 遮光するか半日陰に移動する
- 肥料ではなく活力剤をあげる
- 剪定や切り戻しをして風通しをよくする
遮光するか半日陰に移動する
植物が夏バテしまったら、
- 地植え…遮光する
- 鉢植え…半日陰に移動する
市販の遮光ネットを使うと良いですよ!
植物が夏バテしたのにそのままにしておくと、日差しが追い打ちをかけてしまい、最悪枯れてしまうことも。
強烈な日差しを避けるようにしてください。
肥料ではなく活力剤をあげる
植物が夏バテして弱っていると、ついつい肥料をあげたくなりますが、それはNG!!
肥料は例えるならステーキみたいなものです。
人間だって疲れ切っている時に「ステーキ食べなよ!」と言われたら、「無理…」となりませんか?
植物も同じなんです。
植物が夏バテしているときは、肥料ではなく活力剤をあげましょう。
活力剤は例えるなら、栄養ドリンク。
弱っている植物の体力回復を助けてくれます。
肥料をあげるなら、固形肥料ではなく液体肥料を規定よりも薄めてあげてくださいね!
剪定や切り戻しをして風通しをよくする
植物が夏バテしたときに、茂りすぎた状態だと、病気になってしまいます。
剪定や切り戻しをして、風通しを良くしておきましょう。
剪定や切り戻しをした後は、活力剤や規定量以上に薄めた液肥をあげてください。
そうすると、真夏でも元気を取り戻して再び花をたくさん咲かせてくれますよ!
まとめ
植物の夏バテについて解説しました。
夏の暑さが過酷すぎて、人間と同じで植物も夏バテしてしまいます。
もし弱ってしまったとしても、適切な対処をすれば、植物は回復します。
夏に弱ったときは、以下の3つをやってみてくださいね!
- 遮光するか半日陰に移動する
- 肥料ではなく活力剤をあげる
- 剪定や切り戻しをして風通しをよくする