色とりどりの可愛い姿が大人気のセダム。
ホームセンターなどで安価で手に入り種類もさまざまで、鉢植えはもちろん、地植えにしてお庭のグラウンドカバーとしても大活躍ですよね。
繁殖力も強く、たくさん増やすことも楽しみの一つです。
ところが、その旺盛な繁殖力でセダムが増えすぎて困っている…という声も。
今回は増えすぎたセダムの対処法をご紹介します。
セダムが増えすぎて困る!対処法はどうする?
セダムはマンネングサ(万年草)といって、多肉植物の仲間。
セダムの小さな葉っぱがこぼれたり、ちょっとした拍子に茎が折れて地面に落ちたりすると、そこからどんどん増えていきます。
そんな増えすぎたセダムへの対処法を今回は2つお話しします。
地道にとる
セダムを減らすのに一番簡単な方法です。
増えすぎたな…と思う箇所から地道に抜いていきましょう。
この時注意してほしいのが、セダムを落とさないこと!
セダムは、折れた茎を放っておくとそこから根っこを出してどんどん増えていきます。
茎を折らないように、そっと引き抜きましょう。
作業中にうっかり落としてしまうと、たったひとつの小さなカケラからまた増えてしまった…ということもあるんですね。
また、駐車スペースなどの砂利やアスファルトの隙間にもご用心。
セダムは土がほとんどない場所でも生き延びられるほどの強い生命力を持っています。
道路の端っこに生えている雑草を思い浮かべてみてください。
あのようなイメージでどんどん増えていきます。
少し手間はかかりますが、お金をかけずに対処できるのでおすすめです。
抜いたセダムは袋に入れ、誤って外に出ないようにしっかり口を閉じておきましょう。
除草剤を使う
それでもセダムの増殖が止まらない!
最終手段は、除草剤です。
除草剤には液体タイプと顆粒タイプがありますが、セダムには液体タイプがおすすめです。
セダムの成長期は春(3月〜5月)と秋(9月〜11月)。
液体タイプの除草剤は葉っぱや茎から吸収されることで作用するので、セダムがしっかりと生い茂った5月頃に除草剤を散布しましょう。
葉や茎が十分に育っていない段階で使用しても、効果はあまり期待できません。
それでも駆除しきれなかった場合は、秋の成長期の終わり、11月頃に試してみてください。
除草剤を撒く時間帯は、朝と夕方がおすすめです。
日中は強い日差しで除草剤が蒸発してしまうことがあるので避けた方が良いでしょう。
除草剤は他の植物にも影響が出る可能性が高いです。最終手段です。
セダムの処分でやってはいけないこと
お庭から抜いたたくさんのセダム、そのままゴミとして捨ててしまうのは気が引けますよね。
増えすぎて困っているとはいえ、小さな命です。
もったいないから道や公園の端っこにでも蒔いておこうかな…。
絶対にダメです!!!
セダムの処分に困っても、公園などの花壇や道路、土手や街路樹の根元などの公共の場所に勝手に植えることは絶対にやめてください!!
セダムを含む多肉植物のほとんどは、本来日本に分布していない外来種です。
良かれと思って勝手に植えてしまうことで、その土地の生態系が崩れてしまう原因になる恐れがあります。
セダムを処分する時は、苗と土ごとに正しい方法で行いましょう。
苗は燃えるゴミ、土は各自治体ごとの区分に従って処分してください。
土は燃えるゴミとして出せない場合がほとんどです。
よく確認をして、正しい処分を心がけてくださいね。
まとめ
増えすぎてしまったセダムへの対処法について紹介しました。
ご自身に合った方法でセダムを減らしてみてくださいね。
ちなみに、『せっかく育ったセダムを、やっぱり捨てられない…』という方は、ご近所さんやお友達にプレゼントしてはいかがでしょうか。
土から抜いてそのまま渡すのもアリですが、小さなポットや鉢に植えると喜ばれるかもしれません。
セダムが何種類かある方は寄せ植えにしてもよさそうですね♪
お庭のセダムが増えすぎないように心がけながら、楽しいガーデニングライフを送りましょう!