白い仏炎苞につつまれた花が特徴的なスパティフィラム。
つややかな葉の緑色も美しく、観葉植物として親しまれています。
丈夫で育てやすいため人気ですが、花が咲かないというお話もよく聞きます。
この記事では、スパティフィラムの花が咲かない原因と咲かせるための対処法をご紹介します。
スパティフィラムの花が咲かない原因と咲かせるための対処法
スパティフィラムは屋内で育てても花を咲かせてくれますが、咲かない場合は以下の6つが考えられます。
心当たりがあるか、探してみてくださいね!
日照不足
スパティフィラムの花が咲かない原因の1つ目は、日照不足です。
スパティフィラムは年間を通して日当たりのよい場所を好みます。
直射日光は葉焼けの心配があるので避ける必要がありますが、日当たりがほとんどないような日陰だと花が咲きません。
スパティフィラムは木漏れ日やレースカーテン越しの窓際など、明るい日陰で育てましょう。
温度が合っていない
スパティフィラムの花が咲かない原因の2つ目は、温度が合っていないことです。
スパティフィラムは急激な温度変化や寒さが苦手なので、一年を通して15~20℃の環境を保つ必要があります。
冬場の夜は窓側が特に寒くなりやすいので、昼間は窓辺に置き夜は部屋の中に移動するようにしましょう。
スパティフィラムは気温が8℃以下になると枯れてしまう可能性もあるため、温度管理には注意が必要です。
水やりが足りない
スパティフィラムの花が咲かない原因の3つ目は、水やりが足りないということです。
スパティフィラムは熱帯植物なので湿潤な環境を好み、水が足りず乾燥すると花が咲きません。
特に5~9月の生育期は水の吸い上げが強くなるので、水を切らさないよう注意が必要です。
春から夏の時期は土の表面が乾ききる前に水やりをします。
スパティフィラムは葉がたくさん茂っていると土まで水がいきわたりにくいので、葉をかきわけて株元に水をあげましょう。
霧吹きでこまめに葉水をすると、まわりの空気もうるおうのでおすすめです。
肥料が合っていない、足りない
スパティフィラムの花が咲かない原因の4つ目は、肥料が合っていない・足りないということです。
スパティフィラムは観葉植物として楽しまれますが、分類としては多年草なので草花用の肥料が適しています。
観葉植物用の肥料には茎や葉の生長をうながす窒素が多くふくまれているため、花つきが悪くなることがあるので注意が必要です。
またスパティフィラムは開花期間が長いので、5~9月の生育期に肥料切れを起こすと花が咲きません。
置き肥として与える緩効性肥料は観葉植物用、水やりのときに与える液肥は草花用を使用するのがおすすめです。
5~9月の生育期には、一般的な観葉植物よりやや多めに与えましょう。
根づまりしている
スパティフィラムの花が咲かない原因の5つ目は、根づまりです。
スパティフィラムは生育が旺盛なので、根づまりして花が咲かない場合があります。
2年に1回は植え替えか株分けをしましょう。
生育初期の4~5月または花が終わった9月頃のあたたかい時期に行ってください。
葉が多すぎる
スパティフィラムの花が咲かない原因の6つ目は、葉が多すぎることです。
スパティフィラムはつやつやした葉を楽しむ植物ですが、葉が多く茂りすぎると栄養をとられてしまい花が咲きません。
茂りすぎた葉を剪定します。
清潔な剪定バサミを使って、風通しをよくするようにカットしましょう。
まとめ
スパティフィラムの花が咲かない原因と対処法をご紹介しました。
心当たりがあれば、ぜひ対処法を試してみてください。
原因を見つかり、花が咲いてくれることを祈っています!