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センリョウの育て方と管理のコツを初心者にもわかりやすく解説

センリョウの育て方と管理のコツを初心者にもわかりやすく解説

パッとわかる!センリョウの育て方

  • 乾燥に弱いので保水性と排水性の良い土を用意する
  • 植え付け適宜は4月〜5月と9月〜10月
  • 明るめの日陰で湿り気のある場所で育てる

お正月によく目にする赤い実を付けたセンリョウは、花言葉の「利益」「祝福」「富」「財産」の通り縁起物として愛されています。

花の少ない冬に果実を付けるのが特徴の植物です。

この記事では、縁起物として人気であるセンリョウの育て方について紹介します。

運営者
みゆき

みゆ庭編集部

ガーデニングコーディネーター

元植物を枯らすタイプ…。
コツをつかんだら、うまく育てられるように!
ずぼらガーデニングくらいがちょうどいい♪

目次

センリョウの詳細情報

センリョウの詳細情報
植物名センリョウ(千両)
学名Sarcandra glabra
英名Senryo
科名センリョウ科
属名センリョウ属
園芸分類庭木・常緑
形態常緑小低木
樹高50cm〜80cm
原産地日本・中国・台湾・インド・マレーシア
開花期5月〜6月頃
花色黄緑色(11月〜1月に実になる)
耐寒性普通〜やや弱い
耐暑性強い

センリョウはお正月の飾りによく使われており、穂状に小さな花を咲かせて冬に赤い実をつけます。

また、実の色が鮮やかなことから、別名「草珊瑚(くささんご)」とも呼ばれています。

センリョウと同じように赤い実をつけるマンリョウ(万両)もありますが、マンリョウはセンリョウよりも実が多く付くことから名前がつけられたと言われています。

山林の湿った半日陰地に自生し、極端な乾燥には注意が必要な植物です。

ですが、丈夫で育てやすく初心者の方にもおすすめです。

センリョウの育て方|購入から植え付けまで

センリョウの育て方|購入から植え付けまで

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入手方法と販売時期

センリョウは、ホームセンターの他に園芸店苗木専門店で購入することができます。

販売時期は秋から冬ごろです。

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用土

センリョウは乾燥しないように水もちが良く水はけが良い土、腐葉土のような腐植質が多く含んだ土を好みます。

赤玉土3:腐葉土1の配合土がおすすめです。

地植えの場合は、植える場所に掘った土に2〜3割の腐葉土を混ぜます。

鉢植えの場合は草花用、花木用の培養土でも十分に育ちます。

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植え付け・植え替え

センリョウを購入したらすぐに植え付けますが、植え付け適期は4月〜5月9月〜10月です。

庭上の場合は、明るめの日陰で湿り気のある場所に植え付け、鉢植えの場合は、根詰まりを起こさないように年に1回、一回り大きな鉢植えに植え替えます。

鉢を大きくしたくない場合は、地下茎を切り分けて株を小さくして元の鉢に植え替えます。

日当たり・置き場所

センリョウは明るめの日陰(半日陰)で湿り気の場所を好みます。

真夏日の強い直射日光、西日はとても苦手なのでそういった場所に置くのは避けましょう。

日差しが強いて「葉が黄色くなる」「育成が衰える」「枝がれを起こす」ことがあるので、一年を通して半日陰になる場所を選びましょう。

センリョウの育て方|日々のお世話

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水やり

センリョウは夏の高い温度の時期、冬は極端に乾燥させないように注意しましょう。

庭植えの場合、根付くまではしっかりと水をやり、根付いてからは特に必要はありません。

鉢植えの場合は、土が乾きすぎないように表面の土が乾いたら水を与えるようにしましょう。

肥料

センリョウは、庭植え、鉢植えともに肥料を与える必要はほとんどありません

ですが、実をたくさん付けたい場合や株を大きくしたい場合は適度に施すと良いでしょう。

年に1回、2月ごろに化成肥料、油かす、骨粉を等量混ぜたものを株の周りに少し与えます。

肥料は多ければ良いのではなく、特にセンリョウは少ない方が株のバランスも良く育ち、実の付きもよくなります。

多く与えすぎてしまうと枝の葉ばかりが伸びてしまい実の付きが悪くなってしまいます。

また、油かすなどのチッ素分が多い肥料を与えてしまうと、成長し続けるために花が咲きにくくなり、実がつかなくるので注意が必要です。

剪定・切り戻し

センリョウは、ほとんど剪定をする必要はありません

株が蒸れるのを防ぐために絡み合う部分は適度に間引いてあげると良いです。

3年以上経った株は変色してしまいこれ以上大きく成長することはないので、古い株は切り落としてしまいましょう。

夏越し

センリョウは、直射日光に弱いので直接太陽の光を当てるのは避けましょう

水切れを起こさず、花が咲いている時は雨に当てないように注意し、肥料は与えすぎないようにします。

冬越し

センリョウは、西日本の暖かい地域に自生します。

霜に当たってしまうと葉や実が傷んでしまうので、北日本の寒い地域では鉢植えにして、室内で管理するのがおすすめです。

霜が降る地域で戸外で育てるのは越冬は厳しいので気をつけましょう。

病害虫

センリョウは、ほとんど病害虫は見られません

ですが、風通しが悪い場所ではカイガラムシが発生するおそれがあるので注意しましょう。

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センリョウの増やし方

センリョウの増やし方

センリョウには挿し木種まきの2種類の方法があります。

挿し木

センリョウの挿し木は、3月〜4月の新芽が伸びる前に行います。

  1. 2〜3節の長さで穂を取り、30分ほど水揚げをする。
  2. 肥料分のない清潔な土に挿す。
  3. 風が当たらない日陰で水を切らさないように管理する。

約3ヶ月ほどで発根します。

センリョウは寒さに弱いので、北日本の寒い地域では鉢植えで育てるようにしましょう。

種まき

センリョウの種まきは、10月〜2月の間に熟した実を採取し、3月に行います。

  • 果肉を水で洗い流し、種のみを取り出す。
  • 赤玉土(小粒)に種をまく。
  • 芽が出るまでに3〜4ヶ月ほどかかるので乾燥させないように管理する。

種は乾燥してしまうと発芽能力が失われてしまうのですぐにまきましょう。

まとめ

センリョウは日陰の湿った環境を好むので、日本の庭でも栽培しやすく、剪定の苦労もほとんどありません。

寒さに弱いので地域によっては注意が必要ですが初心者の方にも育てやすい植物です。

真っ赤な赤い実は、お正月にピッタリで縁起物としてもとても人気があります。

ぜひ、育ててみてはいかがでしょうか。

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