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サルビア・エレガンス(パイナップルセージ)の育て方と管理のコツをわかりやすく解説

サルビア・エレガンス(パイナップルセージ)の育て方と管理のコツをわかりやすく解説

パッとわかる!サルビア・エレガンス(パイナップル・セージ)の育て方

  • 暑さと乾燥に強く、太陽の光をたっぷり浴びる場所を好みます。
  • 種を蒔いたあとは太陽の光を通すくらい、うっすらと土を被せます。
  • 肥料を与えすぎると育ちすぎて倒れてしまうので、肥料は少しで大丈夫!

サルビア・エレガンス(パイナップルセージ)は真っ赤な花をたくさん咲かせるハーブです。

サルビア・エレガンスはそのままでは香りがしないのですが、葉を揉んだりこすったりすると、パイナップルのようなフルーティな香りが楽しめます。

若い葉っぱをサラダに入れたりお酒の香付けに使ったり、乾燥させてハーブティやポプリに使うこともできます。

暑さと乾燥と寒さに強くやせ地でも育つため、ほったらかしても大丈夫なとっても丈夫な植物です。

この記事では、サルビア・エレガンスの育て方について、ガーデニング初心者の方でもわかりやすく解説しました。

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運営者
みゆき

みゆ庭編集部

ガーデニングコーディネーター

元植物を枯らすタイプ…。
コツをつかんだら、うまく育てられるように!
ずぼらガーデニングくらいがちょうどいい♪

目次

サルビア・エレガンス(パイナップルセージ)の詳細情報

サルビアエレガンス(パイナップルセージ)の育て方
サルビア・エレガンス
植物名サルビア・エレガンス
別名パイナップルセージ
学名Salvia elegans
英名Pineapple Sage
科名シソ科
属名アキギリ(サルビア)属
園芸分類ハーブ
形態多年草
樹高100cm〜150cm
原産地メキシコ
開花期10月〜11月頃
花色
耐寒性強い
耐暑性強い

サルビア・エレガンス(パイナップルセージ)はメキシコ原産の多年草です。

サルビア・エレガンスの葉っぱや茎に傷をつけたり揉んだりすると、パイナップルのような甘い香りがします。

葉っぱや花を乾燥させてハーブティーやポプリにしたり、若くて柔らかい葉はサラダに入れて楽しむことができます。

サルビア・エレガンスの開花時期は10月〜11月頃で、唇花形と言われる先の細い楕円形の真っ赤な花を咲かせます。

サルビア・エレガンスは宿根草のため冬には土から上の部分は枯れてしまいますが、春にはまた新しい芽が出てきます。

サルビア・エレガンスの品種には草丈が低いハニーメロンや、葉が黄色になるゴールデンデリシャスという品種などがあります。

サルビア・エレガンス(パイナップル・セージ)の育て方|購入から植え付けまで

サルビアエレガンス(パイナップルセージ)の育て方

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入手方法と販売時期

サルビア・エレガンス(パイナップル・セージ)の種と苗はハーブ苗専門店ハーブ園、園芸店やホームセンターやインターネット通販で購入できます。

サルビア・エレガンスの種はいつでも購入でき、苗は植え付け適期の4〜5月と9月頃に合わせて店頭に並びます。

9月前後には花の咲いた苗も購入できます。

苗を選ぶ時は下の葉っぱが枯れていないか確認し、もし根っこが見えれば白くてきれいな色をしているものを選びましょう。

用土

サルビア・エレガンス(パイナップルセージ)は通気性と水はけのよい土を好みます。

酸性の土が苦手なので、弱アルカリ性になるよう土壌の調整が必要です。

庭植えの場合

サルビア・エレガンスの植え付け1週間前に深さ20〜30cm程度の穴を掘ります。

掘り起こした土に腐葉土または堆肥と、元肥に少しの緩効性化成肥料をよく混ぜ合わせて寝かせます。

土が酸性の場合は植え付ける10日ほど前に穴を掘り、掘り起こした土に苦土石灰を混ぜ込んでおきましょう。

鉢植えの場合

サルビア・エレガンスを鉢に植える場合は、市販のハーブ専用培養土を使うのがオススメです。

市販の草花用培養土を使う場合は、赤玉土を全体の1割程度入れましょう。

自分で配合する場合は、赤玉土:腐葉土=6:4に緩効性化成肥料を少し混ぜてください。

植え付け・植え替え

サルビアエレガンス(パイナップルセージ)の育て方

サルビア・エレガンス(パイナップルセージ)の植え付けと植え替えは4月〜5月頃と9月頃に行うことができます。

特に植え替えは4月〜5月頃に行うのがオススメで、同時に株分けすることもできます。

植え付け

庭植えの場合

植え付け場所は1日6時間以上日が当たる日当たりがあり、夜は光の当たらない暗い場所を確保しましょう。

植え穴にあらかじめ作って寝かせておいた土を半分戻します。

サルビア・エレガンスの苗を置いて残りの土を戻します。

根っこの隙間にも土が入るように植え付けたら、水をたっぷりあげましょう。

鉢植えの場合

サルビア・エレガンスを鉢に植える場合は、6号以上の大きさの鉢を使います。

鉢の底には鉢底ネットと鉢底石を入れて、鉢の半分程度の土を入れます。

サルビア・エレガンスの株を置いて残りの土を戻し、根っこの隙間にも土が入るように植え付けます。

最後にたっぷりお水をあげましょう。

植え替え

庭植えの場合

庭で育てているサルビア・エレガンスは植えっぱなしで大丈夫です。

鉢植えの場合

サルビア・エレガンスを鉢から抜き取り、古い土を落とします。

傷んだ根っこがあればハサミなどで切ってください。

根っこを切ったら土から上の部分を半分くらいにカットして、根っこにかかる負担を少なくします。

サルビア・エレガンスはよく根を張って根詰まりしやすいので、2年に1度を目安に一回り大きな鉢に植え替えます。

ある程度大きくなったサルビア・エレガンスは、庭に植え替えて育てると管理もしやすくオススメです。

日当たり・置き場所

サルビア・エレガンス(パイナップル・セージ)は日当たりをとても好むため、1日6時間は太陽の光にあててあげましょう。

最低でも3時間は日光にあたる場所に置いてあげてください。

太陽の光が少ないと花付きが少なかったり、香りが弱かったりします。

サルビア・エレガンスは短日植物なので日中はしっかり日光を浴び、夜はしっかり暗い環境が必要です。

街灯の近くなど夜も明るい場所に置いてしまうと、花が咲かなくなるので注意が必要です。

サルビア・エレガンス(パイナップル・セージ)の育て方|日々のお世話

サルビアエレガンス(パイナップルセージ)の育て方

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水やり

庭植えのサルビア・エレガンス(パイナップル・セージ)は植え付け後にたっぷり水やりをすれば、その後はほとんどほったらかしで大丈夫です。

鉢植えのサルビア・エレガンスは土が乾燥したら、たっぷりお水をあげてください。

肥料

サルビア・エレガンス(パイナップル・セージ)は肥料を少なく育てます。

肥料を与えすぎると勢いよく育ちすぎて、倒れてしまうことがあります。

庭植えの場合

植え付け時に元肥を与えますが、それ以外の追肥はなくても大丈夫です。

肥料が必要な場合は、サルビア・エレガンスから少し距離をあけた場所に、腐葉土や堆肥を盛り土しておきます。

鉢植えの場合

4月~5月頃と9月頃に根元に緩効性化成肥料をまいておきます。

または同じ期間に薄めた液体肥料を2週間に1回与えましょう。

剪定・切り戻し

サルビア・エレガンス(パイナップルセージ)は6月〜7月頃に剪定、12月〜1月頃に切り戻しを行います。

開花前は葉っぱを収穫がてら摘心すると、風通しもよくなります。

咲き終わった花がらはこまめに取り除き、灰色カビ病の発病を防ぎましょう。

6月〜7月頃の剪定

サルビア・エレガンスは開花時期までどんどん大きくなるので、蒸れを防ぐためにも草丈を半分くらいにカットします。

カットすると新芽が出てきて茎数も増え、その分花もたくさん付くようになります。

12月〜3月頃の剪定

開花後の枯れた枝や古い茎を根元からカットして、新しく出てくる芽にたっぷり日光をあててあげましょう。

夏越し

サルビア・エレガンス(パイナップルセージ)は暑さと乾燥に強いので、夏越しで気をつけることは少ないです。

あまりの酷暑で葉っぱが変形したり落ちてしまったり、生育が悪くなることがあります。

庭植えの場合は日除けをするなどして遮光し、極端に日照りが続き土がよっぽど乾燥するようであれば、たっぷりお水をあげましょう。

鉢植えの場合は木漏れ日程度の明るさのある日陰に移動しましょう。

冬越し

サルビア・エレガンス(パイナップル・セージ)は寒さに強く−10℃程度まで耐えられますが、霜にあたると葉は枯れて、土が凍ると根は死んでしまいます。

庭植えの場合

関東以西の地域では庭植えで冬越しすることができます。

関東以東の地域では−5℃以下になるようであれば、株を掘り上げて玄関などの室内に置き、暖かくなってきたら庭に戻してください。

掘り上げが難しい場合は枯れた地上部をカットして、腐葉土やワラを敷いてマルチングし保温しておきましょう。

鉢植えの場合

鉢植えのサルビア・エレガンスは−4℃以上の場所に置いてあげます。

水やりの回数は減りますが乾燥で葉がしおれないよう、土が乾燥していたら水をあげてください。

病害虫

サルビア・エレガンス(パイナップル・セージ)は病害虫にかなり強いですが、ごくまれに以下の病害虫の被害に遭うことがあります。

  • 灰色カビ病
  • カイガラムシ

灰色カビ病

枯れた葉っぱや開花後の花がらから発病する、カビが原因の病気です。

枯れた葉っぱや花がらをこまめに取り除き、風通しをよくすることで防ぐことができます。

カイガラムシ

サルビア・エレガンスの日当たりと風通しが悪くなると、茎や葉に発生することがあります。

カイガラムシは成虫になると薬剤が効かないので、薬剤を使う場合は発生初期に薬剤を使ってください。

薬剤を使わない場合は天然成分からできている薬剤を使うか、生育環境の見直しを行いましょう。

サルビア・エレガンスの枝を剪定し、風がよく吹き通って日光によく当たるよう環境を整えます。

サルビア・エレガンス(パイナップル・セージ)の増やし方

サルビアエレガンス(パイナップルセージ)の育て方

サルビア・エレガンス(パイナップルセージ)は「挿し木」と「株分け」で増やすことができます。

挿し木は5月〜6月頃と9月〜10月頃に、株分けは4月〜5月頃に行います。

挿し木

サルビア・エレガンスの挿し穂には若くて弾力のある元気な枝を選び、先から10cmくらいを斜めにカットします。

カットした挿し穂は土に挿す部分の葉っぱを取り除き、コップなどに入れた水に1時間程度つけて水上げしましょう。

挿し床にはあらかじめ霧吹きなどで湿らせた挿し木用の土を入れ、水上げした挿し穂を挿します。

発芽までの2週間は明るい日陰に置いてください。

芽が出てきたら根っこが傷つかないよう土ごと取り出し、庭や鉢に植え付けましょう。

株分け

サルビア・エレガンスは大きく育った大株を株分けすることができます。

株分けを小さな株で行うと株が弱ってしまうので、必ず大きな株を使いましょう。

土が乾燥しているよく晴れた日が株分けしやすくオススメです。

サルビア・エレガンスを土から抜き取って土を落とし、株を手で引っ張りながら自然に分かれる場所を見つけます。

株を分けられたら古い根っこを切り取り、古い茎や葉っぱもカットして少なくし、株分けによる根の負担を減らしてあげましょう。

まとめ

サルビア・エレガンス(パイナップルセージ)の育て方を紹介しました。

春と夏は葉っぱの香りを楽しみ、秋には目の覚めるような鮮やかな赤の花色を楽しめます。

ぜひお庭で育ててみてくださいね。

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