バラはキレイだけど、育てるのが難しそう……と感じる方も多いですよね。
でも、バラは品種さえ選べば、誰にでも育てられる植物なんですよ!
品種改良され、病害虫に強いバラが増えています。
品種さえ選べば、驚くほど管理がラクです。
43種類のバラを育てた経験から、初心者でも育てやすいバラを紹介します。
育てやすいバラは四季咲き
バラは品種によって、「一季咲き」「返り咲き」「四季咲き」があります。
一季咲き | 一年に一度しか咲かないタイプ。パワーを貯めて、春に一斉に咲くというイメージ。 つるバラ、オールドローズに多い。 |
返り咲き | 夏や秋にちらほら咲くこともあるタイプ。 四季咲きまでは、たくさん咲かない。 |
四季咲き | 春、夏、秋に咲くタイプ。(冬は休眠して葉を落としているので、咲かない。) |
初心者でも育てやすいバラは、四季咲きのものです。
バラ初心者に「四季咲き」をすすめる3つの理由
- 一年のうちに花がたくさん咲くので、お世話するモチベーションが下がらない。
- 樹形次第で、「誘引(バラの枝をフェンスなどに固定すること)」などの大変な作業をしなくて済む。
- たくさんの品種があるので、自分に合ったものを選びやすい。
これらの理由から、私は初心者の方に、「四季咲き」のバラをおすすめします。
初心者でも育てやすいバラとは?
育てやすいバラとは、こんなバラです。
ポイントを3つ紹介します。
樹形をチェック
木立(ブッシュ)かシュラブを選ぶ。
大きさをチェック
大きくなるものは、絶対に選ばない。
育てやすさをチェック
育てやすさの指標は、有名なバラの育種家である木村卓功さんが代表を務める『バラの家』のものを参考にするとよいです。
バラの育てやすさをタイプ0から4までの数字で表しています。
育てやすいバラ11選
実際に育ててみて、最低限の管理でたくさん咲いてくれるバラの品種名を紹介します。
私は子育てしながらバラを育てているので、消毒もほとんどできていません。
今回紹介するのは、ずぼら管理でも咲いてくれるバラたちです。
アイスバーグ
「白いバラで何がおすすめ?」と言われたら、真っ先にアイスバーグをあげます。
殿堂入りされているバラで、世界中で愛されています。
育て始めて2年目の頃、まるでブーケのように、房咲きになって咲きました。
クイーンエリザベス
「クイーンエリザベス」は、ハイブリットティー(HT)という種類で、本来なら1つの枝に1つの花しか咲かせません。
ですが、株が充実してくると、房咲きになることがあります。その様子がこちら
たくさんツボミがついているのがわかりますか?
クイーンエリザベスは花が大きいので、満開になると圧巻です。
ノヴァーリス
「バラは育てにくい」さらに、「青いバラを育てるのは難しい」とよく言われていますが、「ノヴァーリス」はそんなことありません。
最強の青バラです。
樹勢が強いので、ちょっとやそっとの病気には負けず、ぐんぐん成長して花を咲かせます。
ノヴァーリスの花色は、白い小花と相性バツグン!
ニューサ
野ばらのように、可憐で小さい花が特徴の「ニューサ」。
今まで紹介した3つのバラとは違い、華やかさはありません。
ですが、シンプルな花は、お庭の景色にスッと馴染みます。
このバラの魅力は、それだけではないんです。
花が咲き終わっても、剪定せずにしておくと、ローズヒップも楽しめます。(食用ではありません。)
秋には、ローズヒップと花が同時についているなんてことも。
ローズヒップの赤みがあると、お庭が一気に秋らしくランクアップしますよ。
ホーム&ガーデン
フェンスやアーチなどへの誘引が必要になりますが、「ホーム&ガーデン」もおすすめです。
バラの家の店長が「騙されたと思って買ってください」というほど、一押しのバラ。買ってみたら、大正解でした!
ホーム&ガーデンは、強い!かわいい!花持ちがいい!と3拍子そろったバラ。
冬以外は常に、爆咲きしています。(春の開花は、他のバラよりも遅めです。)
現代バラですが、オールドローズのような雰囲気もこのバラの魅力です。
アーチに誘引すると、それはそれは見事な景色を作り出すことができます。
こんなすごいバラなのに、安いのもうれしい。
プシュケ
ロサオリエンティスという人気ブランドのバラ・プシュケ。
フェンスに這わせられるほど大きくなりますが、とても育てやすいです。
スペースがある方、初心者だけどフェンスに這わせてみたい方にオススメです。
日当たりの良いところに植えています。ほとんどお世話していないのに、驚くほど咲きます。
スイートドリーム
スイートドリームはつるバラですが、コンパクトです。
花も小さくかわいい!
シュート(新しい枝)もたくさん出てくる元気なバラです。
ストロベリーアイス
ストロベリーアイスは、本当に強いバラです。
照り葉で、病害虫にやられることがあまりありません。
黒星病になっても関係なく咲いているようなバラです。
鮮やかなピンクなので、お庭が可愛らしい感じになります。
バニラボニカ
バニラのような色合いがかわいい「バニラボニカ」。
修景バラに分類されます。
バニラボニカもフェンスなどに這わせるのに向いています。
ブリーズ
ブーケのように咲く「ブリーズ」。
我が家のブリーズは、植えたばかりの時に枝がポキっと折れてしまいました…。
応急措置で、工作用のテープを巻いておいたんですね。
あぁ枯れてしまうな…と思っていたら、見事復活しました(笑)
強いバラです。
グリーンアイス
「グリーンアイス」は、ミニバラなので、マンションのベランダなどでも育てることができます。
緑・白・ピンクの混じった、繊細の色をしているバラです。
結局どのバラにしようか迷うなぁ〜という方は、グリーンアイスを育ててみて!
以上、育てやすいバラを5つ紹介しました。
ぜひとっておきのバラを探してみてくださいね♪
\他の品種も見てみる/