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サギソウ(鷺草)の育て方と管理のコツを初心者にも分かりやすく解説

サギソウ(鷺草)の育て方と管理のコツを初心者にも分かりやすく解説

パッとわかる!サギソウの育て方

  • 水持ちの良い土を用意するか湿った土壌で育てましょう。
  • 直射日光を避けた、風通しと日当たりの良い場所を選びます。
  • 土が乾かないように、水やりをこまめにおこないましょう。

夏真っ盛りころに、純白の白鷲が舞っているかような美しい花を咲かせるサギソウ。

その品のある美しい見た目は、夏の暑さを忘れてしまうほど惚れ惚れとする花姿。

そんなサギソウですが、実はガーデニング初心者でも育てやすい植物なんですよ。

この記事では、サギソウの育て方と管理のコツをご紹介します。

運営者
みゆき

みゆ庭編集部

ガーデニングコーディネーター

元植物を枯らすタイプ…。
コツをつかんだら、うまく育てられるように!
ずぼらガーデニングくらいがちょうどいい♪

目次

サギソウの詳細情報

サギソウの詳細情報
植物名サギソウ(鷺草)
学名Pecteilis radiata
英名Fringed orchid、White egret flower
科名ラン科
属名サギソウ属
園芸分類球根
形態多年草
樹高20~40cm
原産地日本
開花期7月~9月
花色
耐寒性弱い
耐暑性強い

清涼感のある純白の花色と、白鷺しらさぎが空を舞っているかのような花姿のサギソウ。

原産地は日本で、世界に誇れる美しい花であります。

サギソウは、ラン科サギソウ属の多年草です。

サギソウの名前の由来は白鷺が羽を広げて飛んでいるところ

花色は、白鷺しらさぎを連想させる純白の白のみ。

サギソウという名前は、花の見た目が白鷺しらさぎが羽根を広げて飛んでいるところに似ていることが由来です。

その特徴的で繊細そうな花姿から、育てるのが難しそうに感じられるサギソウですが、実はガーデニング初心者でも簡

単に育てることができる植物なんです。

サギソウの育て方|購入から植え付けまで

サギソウの育て方|購入から植え付けまで

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入手方法と販売時期

サギソウは、ホームセンターや園芸店、ネットショップなどで苗や球根が購入できます。

元気なサギソウを育てるには、苗や球根選びが重要です。

良い球根の選び方は、乾燥しておらず重みがあるものを選びます。

苗から選ぶ場合は、葉が生き生きとしており、ピンと立っているものを選びましょう。

用土

サギソウは、水持ちの良い土を好みます。

そしてサギソウは、どちらかというと鉢植えで育てるのに適しており、水苔だけで育てることもできます。

土から育てる場合は、赤玉土や小粒の鹿沼土に水苔を半分くらい混ぜたものを使用すると良いです。

地植えの場合は、保湿性のある湿った土壌を選びましょう。

植え付け・植え替え

サギソウの植え付けや植え替えは、休眠中の1月~3月頃に行いましょう。

時期が遅くなると、球根から芽が生えてきます。

芽は植え付け時に取れやすいため、芽が生える前に植え付けを行うのが良いでしょう。

鉢植えにする場合の鉢は、サギソウの根は横に広がるので、平鉢がおすすめ。

また水苔単体だと管理が楽で、こちらもおすすめですよ。

水苔単体で行う場合は、濡らして絞った水苔を鉢の半分から3分の2くらいに敷き、その上に球根を2,3cm間隔で置いて

いき、その上を、1,2cmの厚さの水苔で覆って育てていきます。

地植えと鉢植えの場合は、植え付け方法は同じです。

植え付けの際に、球根の上下がわからない場合、横にして植え用土を1センチほど被せます。

あとは、植え付け後に風通しと日当たりの良い場所で管理しましょう。

日当たり・置き場所

サギソウは、風通しと日当たりの良い場所を選び育てます。

もともと低湿地に自生している山野草なので、保水性の高い土を好むのです。

夏場は乾燥や直射日光を防ぐため、日よけをしたり、半日陰の明るい場所に移動させます。

サギソウの育て方|日々のお世話

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水やり

サギソウは、こまめに水やりをおこない、土が乾燥しないように注意します

サギソウは、湿地を好む植物のため、多少水が多くとも丈夫に育ちます。

夏などはとくに乾燥しやすいため、水が切れないようにたっぷりと水を与えましょう。

また、涼しくなってきたころから冬にかけても、水やりを忘れないように注意します。

肥料

サギソウは肥料が少ない方が良く育ちます。

肥料を与える場合は、5月~7月頃と9月頃に与えましょう。

肥料は、緩効性の化学肥料を置くか、薄めの液体肥料を月1~2回のペースで与えれば充分です。

毎年植え替えをしていれば、基本的に追肥の必要はありません。

剪定・切り戻し

サギソウは、花が終わったらこまめに花がら摘みをおこないます。

花がら摘みをおこなうことで、子孫を残すために種を付けようとする力を、他の花をきれいに咲かせるために使うこと

ができるのです。

また風通しを良くすることができるため、蒸れを防ぎ、害虫や病気のリスクを減らすことができるます。

夏越し

夏場の強い日差しが苦手なサギソウ。

夏場は直射日光を防ぐため、日よけをしたり、明るい半日陰に移動させると良いでしょう。

冬越し

サギソウは寒さに強い植物です。

冬場は、地上部が枯れて球根のみとなり、そのまま春までじっと耐え冬越しします。

病害虫

サギソウの害虫は、アブラムシとアザミウマ。

そして、サギソウの病気で気を付けたいのは、ウイルス病です。

アブラムシ・アザミウマ

アブラムシとアザミウマは、新しい芽や若い蕾につきやすいため、見つけ次第駆除しましょう。

そのままにしておくと、サギソウの花が変形してしまったり、枯れてしまう原因になります。

防虫剤を散布して防除したり、殺虫剤を使用して早めに駆除しましょう。

ウイルス病

ウイルス病は葉がねじれ変形し、まだら模様ができて、最終的に枯れていってしまう病気です。

薬剤による治療は不可能なので、見つけたらその株ごと間引いて捨てます。

高温期に発生しやすく、風通しや日当たりが悪い場所でもなりやすいため、風通しが良く日当たりの良い場所で育て

ましょう。

サギソウの増やし方

サギソウの増やし方

サギソウは分球で増やすのがおすすめ。

土の中で下茎が伸び、その先に1つずつ球根がつきます。

その球根は、順調に成長すると1年で2~3倍に増えるのです。

分球の際は、球根を掘り起こし、ナイフなどで切り分けて分球し、植え付けを行いましょう。

まとめ

今回は、サギソウの育て方について紹介しました。

品があり繊細そうな植物に見えて、比較的丈夫で育てやすいサギソウ。

その美しい見た目から、インテリアとしても活用されることもあります。

お庭に複数のサギソウを植えれば、白鷹たちが優雅に舞っているような姿を目の当たりにできることでしょう。

みなさんもぜひお庭で育ててみてくださいね。

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