西洋ニンジンボク プルプレアは、葉の表は茶色と緑が混じったような色、葉の裏側は紫色をした個性的な樹木です。
11月には、葉の色が深みを増して、より魅力的になります。
秋から冬に向かう時期、こんな風に思う人もいるのではないでしょうか。
「西洋ニンジンボク プルプレアが落葉してる!枯れたのかな?」
結論から言うと、西洋ニンジンボク プルプレアは枯れていない可能性が高いです!
実際に私も育てていて、毎年心配になりますが、春になると芽吹いてくれます。
この記事では、西洋ニンジンボク プルプレアの落葉について解説します。
西洋ニンジンボク プルプレアはどんな植物かおさらい!落葉はするの?
西洋ニンジンボクという名前がついていますが、本家の「西洋ニンジンボク」ではありません。
上の写真がが西洋ニンジンボクです。
「西洋ニンジンボク プルプレア」の本当の名は、「ミツバハマゴウ プルプレア」です。
プルプレアは「紫」という意味。パープレアと表記されていることもあります。
詳しく解説しますね。
「西洋ニンジンボク プルプレア」はミツバハマゴウという植物の銅葉改良種です。
西洋ニンジンボクと同じハマゴウ属の仲間なので、「西洋ニンジンボク」という名前がつけられているようです。
国内では「銅葉ニンジンボク」、「ニンジンボク パープレア」のように、さまざまな名前で流通しています。
しかし、「西洋ニンジンボク」がニンジンのように細い葉の形をしているのに対して、「西洋ニンジンボク プルプレア」は、葉も木の姿も西洋ニンジンボクとは全然違います。
「西洋ニンジンボク プルプレア」は、落葉樹です。
そのため、秋から冬にかけて、自然に落葉するのは、当たり前のことなんです。
生育がゆっくりなのも特徴のひとつです。
ということは、お世話の手間が少ないということでもありますね。
かなりのんびり屋さんで、春の芽吹きもかなり遅いです。ほかの植物はとっくに芽吹いているのに、この「西洋ニンジンボク プルプレア」は、4月の終わりから5月ごろになってようやく芽吹きます。
正直なところ、毎年心配になります。
西洋ニンジンボク プルプレアの落葉!考えられる原因
それでは、「西洋ニンジンボク プルプレア」の落葉には、どんな原因があるのでしょうか?
原因を3つ紹介します。
秋から冬にかけて自然に落葉している
「西洋ニンジンボク プルプレア」は、落葉樹。
11月の終わりくらいから徐々に落葉していくのは、いたって自然なことなので、何も心配することはありません。
ただし、西洋ニンジンボクプルプレアは、やや寒さに弱いです。
枝が枯れ込んでいる可能性もあるので、春の芽吹きを待ちましょう。
水切れを起こしている
これは、秋冬以外でも起こりえます。特に、暑い夏の時期に起こりがち。
水切れを起こすと、葉が落ちてしまいます。
そうならないためにも、土が乾いたら必ず水を与えることが大切です。
また、水切れを起こして葉が落ちてしまった場合は、すぐに水を与えます。
鉢植えの場合は、日陰に置いておくと回復しやすいです。
コガネムシの幼虫に根を食われている
コガネムシの幼虫は、植物の根を食い荒らす害虫です。
最悪、根を全部食べられて、枯らされることも。
落葉のほかに、株がぐらぐらする、土が陥没している、草が生えていないという状況になっているなら、コガネムシの幼虫を疑いましょう。
オルトランDXやダイアジノン粒剤などの薬剤が効きます。
\コガネムシの幼虫に効果あり/
西洋ニンジンボク プルプレアの落葉、まとめ
基本的には、秋から冬にかけての落葉は心配しないで大丈夫です。
葉が落ちてくると心配になりますが、自然に起こることなので、そっとしておきましょう。
他の季節に落葉している場合は、注意が必要です。
水切れを起こしているのか、コガネムシの幼虫に根を食い荒らされているのかを見極めて、適切に対処してくださいね。