近年、人気のミモザ。
シンボルツリーとして植える方も増えています。
早春に咲く黄色いふわふわの花がかわいいですよね!
実は「ミモザ」と呼ばれている植物の本当の名前は「アカシア」。
この記事では
- ミモザとアカシアの違い
- アカシアをミモザと呼ぶようになった理由
- ニセアカシアという植物
について解説します。
ミモザとアカシアの違い
黄色いポンポンとした花がかわいい「ミモザ」。
本当の名前は、「ミモザ」ではなく、正式名称は「アカシア」です。
日本では間違えたまま、「ミモザ」のことを「アカシア」と言っているんですね。
- マメ科ネムノキ亜科アカシア属
- オーストラリアやアフリカに多く分布
アカシアは1,000以上もの種類がありますが、いわゆるミモザの正体は「銀葉アカシア」や「フサアカシア」です。
銀葉アカシアはその名の通り、銀色の葉のアカシア。
いわゆるミモザの葉は、銀色ですよね。
では、「ミモザ」って一体なんなの!?と思いますよね。
「ミモザ」の正体はオジギソウ。
オジギソウの学名が「Mimosa pudica」です。
ミモザとアカシアの違いをまとめると…
- いわゆる「ミモザ」の正体は、アカシア。
- 本当の「ミモザ」は、オジギソウ。
ということになります。
ややこしい!
アカシアをミモザと呼ぶようになった理由
「アカシア」が「ミモザ」と呼ばれるようになった理由が気になりますよね。
「オジギソウ」と「アカシア」の葉や花の形が似ていることから、間違われました。
イギリスで南フランスから輸入されるフサアカシアの切花が、「mimosa」と呼ばれたんですね。
そのため、アカシア=ミモザと誤用されるようになりました。
今ではすっかり、ミモザという呼び名が定着してしまいました。
アカシアとニセアカシア
実は「ニセアカシア(ハリエンジュ)」という植物もあるんですよ!
でも、アカシアとニセアカシアは、生息地が違います。
アカシア | オーストラリア原産 | マメ科ネムノキ亜科アカシア属 |
ニセアカシア | 北アメリカ原産 | マメ科ハリエンジュ属 |
ニセアカシアは白い花を咲かせ、形もアカシアと全然違います。
よく「アカシアの蜂蜜」が売られていますが、実は「ニセアカシアの蜂蜜」なんです。
「ニセアカシアの蜂蜜」だとネーミングが悪いため、「アカシアの蜂蜜」になりました。
ニセアカシアは香りがあるのも特徴です。
レミオロメンの歌「アカシア」には『アカシアの香り』という歌詞が出てくるんですね。
そのため、レミオロメンの「アカシア」は「ニセアカシア」だと言われています。
ミモザ・アカシア・ニセアカシアの違いや特徴まとめ
ミモザ | アカシア | ニセアカシア | |
---|---|---|---|
別名 | オジギソウのこと | いわゆるミモザ | アカシアと呼ばれることも |
科 | マメ科ネムノキ亜科オジギソウ属 | マメ科ネムノキ亜科アカシア属 | マメ科ハリエンジュ属 |
原産地 | 南アメリカ | オーストラリア | 北アメリカ |
香り | なし | 品種による | あり |
花言葉 | 感じやすい心、感受性、デリケートな感性、敏感、謙虚、失望 | 秘密の恋、気まぐれな恋、友情 | 慕情、親睦、友情、優雅、頼られる人、死に勝る愛情 |
いわゆる「ミモザ」の正式名称は、アカシアでした。
アカシアがミモザと呼ばれるようになった理由は、オジギソウ(学名:Mimosa pudica)に葉や花の形が似ているからでした。
しかも、ニセアカシアという植物まであります。
ややこしくなったら、この記事を参考にしてくださいね。