ガーデニングの定番、アイビー(ヘデラ)。
緑単色のものや斑入りの品種、葉が大きいものに小さいもの…さまざまな種類があるのが魅力です。
壁や塀に這わせたり、グランドカバーにしてもおしゃれですよね。
ところで、園芸店などで見かける札には表記が「アイビー」の場合と「ヘデラ」の場合があります。
同じものに見えるけど、どっちが正しいの…?そんな疑問を抱く方も少なくないはずです。
この記事では、
- アイビーとヘデラの違い
- アイビー(へデラ)の種類
についてまとめました。
アイビーは通称、へデラは学名
アイビーとヘデラ、何が違うのか気になりますよね。
その答えは、どちらも同じもの。
アイビー(ヘデラ)はウコギ科ヘデラ属の常緑蔓性低木で、学名は Hedera helix、英名は English ivy。
「アイビー」は英名の一部からとった通称で、「ヘデラ」は正式な学名です。
ちなみに、和名はセイヨウキヅタ(西洋木蔦)といいます。
アイビー(ヘデラ)の種類まとめ
アイビー(ヘデラ)は、世界中になんと500種類以上!
日本ではおよそ100種類が確認されているそうです。
とても生命力が強く、日当たりの良い場所はもちろんのこと日陰でも育てられるので、ガーデニングの強い味方です。
以下では定番の品種、室内でも楽しみたい小さい品種、ちょっと自慢したくなるようなレアな品種をご紹介します。
ぜひお気に入りを見つけてくださいね!
アイビー(ヘデラ)の定番品種
定番品種を紹介します。
ヘデラヘリックス
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アイビー(ヘデラ)の代表格といえば、この『ヘデラヘリックス』です。
5〜10センチほどの葉にモミジのような深い切れ込みの入った葉が特徴的。
また変異を起こしやすく、ヘデラヘリックスからたくさんの品種がうまれました。
ただ、原種は園芸用としてはそこまで人気がありません。
ヘデラヘリックス・ピッツバーグ
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アメリカ原産の『ヘデラヘリックス・ピッツバーグ』。
新しい葉は黄緑色で、成長するにつれ深い緑色へと変わっていきます。
また葉の表面には乳白色の葉脈が走り、葉の色の変化や葉脈の色とのコントラストを楽しめます。
流通量も多く、園芸店やホームセンターで手に入りやすいので、初心者の方にぜひおすすめしたい品種です。
ヘデラヘリックス・グレーシャー
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オーソドックスな斑入りの品種をお探しの方には、『ヘデラヘリックス・グレーシャー』がおすすめです。
濃い緑色の葉に白い斑が不規則に入っている品種で、時々黄緑色の斑が出ることも。
斑の出方が葉によって違うので、さまざまな表情が楽しめますよ。
グランドカバーや壁に這わせたりなど、オールマイティーに使えます。
ヘデラヘリックス・ゴールドチャイルド
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『ゴールドチャイルド』の名前の通り、葉のふちに黄金色の斑が入る品種です。
ヘデラヘリックス特有の葉の形も相まって、その姿は星のようにも見えます。
黄色系の葉の色は、お庭の良いアクセントになりますね♪
また、寄せ植えやアレンジメントに使えばぐっとセンスアップできそうです。
アイビー(ヘデラ)の人気のハート型の品種
葉っぱがハート型をしているアイビーを集めました。
バースデーハート
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ハートの形の葉が可愛い「バースデーハート」。
寄せ植えに使うよりも、単品で植えて楽しむのがおすすめです。
葉の色は濃いめ。
お部屋に飾っておいても可愛いです。
サーク
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「サーク」もハート型の葉をしています。
濃い緑でツヤのあるのが特徴です。
アジアンやトロピカルな雰囲気にもピッタリです。
アイビー(ヘデラの)小さい品種
アイビーの中でも小さい品種を紹介します。
ヘデラ・グリーンチュチュ
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まるでバレリーナのチュチュのような、ウエーブのかかった葉の形が特徴的な品種です。
葉の色は濃い緑で斑は入りませんが、フリフリとした葉っぱは存在感抜群!
寄せ植えはもちろん、数種類のアイビー(ヘデラ)を組み合わせたリースに入れると表情がつきそうですね。
単品で植えてインドアグリーンとして楽しむのもおすすめです。
ヘデラ・モコモコ
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アイビー(ヘデラ)の育種を行なっている広野園芸さんのオリジナル種。
同じく広野園芸さんの『白雪姫』からの枝変わり品種です。
その名の通りもこもことした姿がとても印象的。
葉の色は成長するにつれ白から黄緑色、深緑へと変化しますので、枝先からのグラデーションを楽しめますよ。
動きのある寄せ植えを作りたい方にぜひおすすめしたい品種です。
ヘデラ・ダックフット
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名前の通り、アヒルの足のような形の小さな葉っぱがとても愛らしい品種です。
葉の色は深い緑で成長は早く、よく分かれて葉を密に茂らせます。
丸みを帯びた小さな葉っぱは、見ているだけでとても癒されますよ♪
寄せ植えに入れれば可愛らしい雰囲気にまとまりそうですね。
テラコッタの鉢などに単品植えにして飾るのも良いでしょう。
ヘデラ・スペチュリィ
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たくさんあるアイビー(ヘデラ)の中で最も葉が小さいといわれている『ヘデラ・スペチュリィ』。
その葉の大きさは1センチほどで、大きくても2〜3センチととてもコンパクト。
数種類のアイビー(ヘデラ)を使った寄せ植えにすると個性的に仕上がりそうです。
お気に入りの鉢に植えて、小さく愛らしい姿を室内で楽しむのもおすすめです。
アイビー(ヘデラ)のレア品種
アイビー(ヘデラ)の中でも、珍しい品種を紹介します。
小雪
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浦島園芸さんのオリジナル品種。
小さめな葉のふちに白い斑が入り、丸葉が混じることもあります。
深緑色の中にさりげなく入る白い斑の姿は、まさに小雪が舞っているよう。
作出者のこだわりが感じられます。
雪ほたる
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丸みを帯びた葉のふちに白やクリーム色の斑が入る『雪ほたる』。
ふんわりと優しい姿はまるで蛍が舞っているようで、とても大人気な品種です。
人気に対して生産者が少ないため流通量が少なく、イベントなどでは3分で売り切れてしまうとか!
夏になると斑のない緑色の葉が出てきますが、これは斑入り品種特有の成長過程です。
涼しくなればまた斑入りの葉が出ますので安心してくださいね。
翠雲
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こちらも浦島園芸さんのオリジナル品種。
パセリを思わせるチリチリと縮れた葉っぱが印象的!
育ち方もまた個性的で、縮れた葉が出るのは気温の下がる時期だけだそう。
夏などの気温が高い時期はアイビー(ヘデラ)らしい姿で成長するようです。
時期ごとに違う姿を愛でられる、とても楽しい品種です。
まとめ
アイビー(ヘデラ)はほとんどが耐寒性・耐暑性がありとても生命力が強く、ガーデニングの名脇役になってくれるでしょう。
直射日光に当たりすぎると葉焼けを起こすことがあるので、注意してくださいね。
また日陰や室内で育てる場合は、数日に一回日光浴をさせると元気に育ってくれますよ。
今回ご紹介した他にもまだまだたくさんの種類があります。
お庭にぴったりの品種が見つかりますように。
アイビーの育て方は、こちらの記事で詳しく解説しています。