梅雨時期、楽しみにしていたお庭の紫陽花が咲かない…という悩みをよく聞きます。
特に毎年咲いていたのに今年は花が付かないと、不安になってしまいますよね。
実は、紫陽花の花が咲かないのには理由があります。
この記事では、
- 紫陽花が咲かない理由
- 紫陽花を開花させるための対処法
を詳しく解説します。
紫陽花の花が咲かない理由は5つ
紫陽花の花が咲かない理由は5つ。
- 剪定の仕方を間違えている
- 日当たりが悪すぎる
- 肥料バランスが悪い
- 冬が寒すぎた
- 水切れした
思い当たるものはありますか?
それぞれの対処法もあわせて説明しますね。
剪定の仕方を間違えている
紫陽花が咲かない原因として一番考えられるのが、剪定の仕方を間違えているということ!
紫陽花には「旧枝(きゅうえだ)咲き」と「新枝(しんえだ)咲き」の二種類があるのですが、大半の紫陽花が「旧枝咲き」です。
旧枝咲きとは、前の年に伸びた枝に花が咲くタイプ。
つまり、前の年に伸びた枝を切ってしまうと花が咲かない恐れがあるということです。
株の生育を良くするためにも、花が咲き終わったらすぐに切ると良いでしょう。
早めにカットして、お部屋で紫陽花を味わうのも良いですね♪
紫陽花の剪定方法は、こちらの記事で詳しく解説しています。
紫陽花の剪定方法は、動画でも解説しています。
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日当たりが悪すぎる
実は、紫陽花をきれいに咲かせるには日当たりが大切なポイント。
特に花芽ができる10月頃にはよく日に当ててあげましょう。
紫陽花は日陰で育つ植物というイメージですが、花芽をつけるためには日光が必要です。
お庭の紫陽花が鉢植えだったら、半日くらい日が当たる場所に移動させてあげてくださいね。
地植えの場合は、日中に数時間でも日が当たっているかチェックしてみましょう。
ちなみに、日差しが強い真夏などに日に当てすぎてしまうと『葉焼け』を起こしてしまうので注意が必要です。
紫陽花は北側でも多少日が当たれば毎年咲いてくれる植物です。以下の記事では、紫陽花以外にも日陰向きの植物を紹介しています。
肥料バランスが悪い
紫陽花に限らず植物は、肥料のバランスが悪いと花を咲かせないことがあります。
葉がわさわさしていて元気だけど、花が咲かない場合は、リン酸が多めの肥料をあげるようにしましょう。
冬が寒すぎた
真冬の寒風のせいで、紫陽花が咲かないことがあります。
紫陽花は冬の寒さにはある程度耐えられますが、花芽が冷たい風に当たりすぎると枯れてしまうこともあります。
紫陽花の花芽は木の先端に付きますから、真冬には冷たい風に晒されてしまいます。
朝晩の冷え込みが特に厳しい地域にお住まいの方は、風除けを作ってあげましょう。
紫陽花の周りに支柱を立てて、寒冷紗(かんれいしゃ)で囲ってあげればOK。
より強力な防寒のためにビニールを使いたくなりますが、風通しが悪くなったり逆に温度が上がりすぎてしまうので、紫陽花の防寒には寒冷紗がおすすめです。
水切れした
紫陽花はお水が大好きな植物なので、水切れを何回も起こすと株が弱り、花が咲かなくなってしまうことがあります。
さらに水切れの期間が長くなり根が傷んでしまうと、水が吸えなくなって枯れてしまいます。
紫陽花が萎れていると思ったら、たっぷり水やりしてくださいね。
真夏は特に水切れを起こしやすい季節。
様子を見ながら朝晩2回水やりをしても良いでしょう。
逆に油断をしがちなのが紫陽花が落葉している冬です。
葉っぱは落ちていますが花芽の準備は進んでいます。
冬も水やりを忘れずにしてくださいね。
鉢植えの場合は水持ちの良い土を使ったり、鉢増しをして土の量を増やしても良いでしょう。
まとめ
紫陽花が咲かない理由を5つ解説しました。
- 剪定の仕方を間違えている
- 日当たりが悪すぎる
- 肥料バランスが悪い
- 冬が寒すぎた
- 水切れした
ご自宅の紫陽花に思い当たる点があれば、ぜひ対処してみてくださいね。
特に剪定は花が付くかどうかを分けるポイントですが、もし間違って切ってしまった場合でも大丈夫。
紫陽花は花が咲くまでに2年かかります。
ゆっくり待てばまたお花をつけてくれるはずですよ。
紫陽花の育て方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
今後、紫陽花の花の色を変えてみたい場合は、以下の記事を参考にしてくださいね!
以下の記事では、紫陽花の別名について解説しています。