パッとわかる!グレコマの育て方
- 土質を選ばず、肥料ほぼ不要、放任OK!
- 丈夫な性質:耐寒性◎、耐暑性◎、耐陰性◎
- 横にぐんぐんと広がるので適宜カットする
グレコマは、垣根をくぐりぬけて向こう側まで広がりながら育つほど強靭な植物!
伸びた茎を適宜カットすれば、グラウンドカバーとして大活躍してくれます。
茎葉に爽やかな芳香があるので、ハーブとして利用OK。
この記事では、グレコマの育て方と管理のコツをご紹介します。
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グレコマの詳細情報
植物名 | グレコマ |
学名 | Glechoma |
英名 | Ground ivy |
科名 | シソ科 |
属名 | グレコマ属 |
園芸分類 | 草花 |
形態 | 多年草 |
樹高 | 5~10cmほど(つるは1m以上伸びる) |
原産地 | ヨーロッパ、ロシア、中国 |
開花期 | 4~5月 |
花色 | 薄紫色 |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
グレコマは、耐寒性・耐暑性・耐陰性の強い常緑多年草。
基本種の葉は緑ですが、多く流通している品種は白い斑入りがあります。
その白い斑入りの葉がグレコマの代表的なものとして広く普及。
春になると、薄紫色の小さな花が咲きます。
花は、唇形花になっていてシソ科植物に多く見られるものです。
グラウンドカバーとして優秀ですが、ハンギングや寄せ植えにも最適!
グレコマは、土質を選ばずほとんど肥料がなくても育ちます。
肥沃な土では繁殖力を増し、あっという間に広がるので注意!
グレコマを年中美しい姿を保つためには、伸びたツルをカットしてあげてくださいね。
年中緑を楽しませてくれますが、冬になると葉に紫色がほんのりつきます。
グレコマの育て方|購入から植え付けまで
入手方法と販売時期
グレコマは、一般的に苗を園芸店やネット通販で購入します。
グレコマは多年草なので、真夏や真冬を除き通年出回っています。
茎が徒長していないものや葉が黄色くなっていないものを選びましょう。
用土
グレコマは、土質を選ばずに育ちます。
鉢植えの場合は、市販の培養土などでもOK。
地植えの場合、水はけが悪ければ腐葉土や元肥をすき込みます。
グレコマはやせ地でも育つので、土づくりに神経質にならなくても大丈夫です!
肥沃な土で育てると、繁殖力がグンと増すのであっという間に広がります。
グレコマのツルの伸び具合に注意してくださいね。
植え付け・植え替え
グレコマは、苗を購入したらすぐ植え付けてください。
植え付けタイミングは、真夏や真冬を避けて暖かい日であればOK。
グレコマを地植えにするなら、横に広がりやすいので植えるスペースを考えて選びます。
植え替えタイミングは、鉢植えの場合、鉢の中で根がパンパンになったときです。
地植えの場合は、数年に1度植え直すと美しい姿を保ちます。
暖かい日であれば植え替えはいつでも可能。
日当たり・置き場所
グレコマは、耐陰性の強い植物なので、半日陰、日向で育ちます。
夏の直射日光は苦手で、葉焼けしてしまうことがあります。
地植えの場合は、夏の強い西日を避けられる場所がよいでしょう。
グレコマの育て方|日々のお世話
水やり
グレコマは、蒸れやすいので過湿にならないように!
鉢植えなら、土の表面が乾いたら水やりをします。
地植えなら、根付くまでは水やりをしてくださいね。
根付いたら水やりの必要がありません。
肥料
グレコマは、基本的に肥料がなくても育ちます。
ただ元気がなくなったり、花が咲かなくなったら、肥料を与えます。
グレコマの場合は、液体肥料がお勧めです。
剪定・切り戻し
グレコマは、横にぐんぐんと広がるので適宜剪定します。
切り方は、見た目を整える程度で伸びすぎた茎をカット。
グレコマの斑入り品種は、先祖返りで緑葉だけのツルが出ることがあります。
先祖返りのツルは繁殖力が強いので、見つけたら早めにカット。
カットせずにいると、斑入りの葉がなくなって全体が緑葉になってしまいます。
夏越し
グレコマは、夏越しに必要な作業はありません。
真夏は、極端に乾燥するので適宜に水やりをしてください。
冬越し
グレコマは、冬越に必要な作業はありません。
グレコマは常緑多年草なので、冬でも緑を楽しめます!
寒くなると、葉や茎がほんのり紫に変わるのも見どころです。
病害虫
グレコマは、病害虫による被害が特にありません。
グレコマの増やし方
グレコマは、挿し芽と株分けで増やせます。
挿し芽は、伸びたツルをカットして植え付け。
カットした部分から自然に発根するので成功率高いです。
株分けは、株を2つほど切り分けて植え付け。
鉢植えの植え付けのタイミングで作業するとよいでしょう。
まとめ
グレコマはほぼ放任でOKですが、目を離すとお隣さんの庭に伸びたりすることも…!
お庭のお手入れとして適宜カットしたり、ツルを整理したりしてあげましょう。
ぜひグレコマを育ててみてくださいね!