パッとわかる!ガーベラの育て方
- 水はけ・日当たりのよい場所が最適。
- 過湿に注意!水やりは土が乾いた時だけ。
- 開花中は定期的な肥料を与える
- 次の開花につなげるために、咲き終わったら茎の根本カット。(きれいなうちにカットしてもOK)
ガーベラは、シンプルで可愛らしいフォルムのお花が印象的です。
ブーケや寄せ植えなどにアレンジしやすいので、多くの人に好まれています。
丈夫に育つ植物ですが、管理にコツが必要です。
この記事では、ガーベラの育て方と管理のコツをご紹介します。
\タップで読みたいところに飛べます/
ガーベラの詳細情報
植物名 | ガーベラ |
学名 | Gerbera |
英名 | Gerbera、Transvaal daisy |
科名 | キク科 |
属名 | ガーベラ属 |
園芸分類 | 草花 |
形態 | 多年草 |
樹高 | 25~70cm |
原産地 | 南アフリカ |
開花期 | 4~6月、10~11月 |
花色 | 赤、ピンク、白、黄、オレンジ、紫、緑、複色 |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 弱い |
ガーベラはキク科の多年草で、毎年春と秋に開花します。
株元の葉が茂ってくるなか、花茎だけが長く伸びてぱっちりと咲く姿が特徴的です。
花色の数は多く、咲き方も一重、八重、大輪などバリエーションも豊富!
品種によって寄せ植えや鉢植え向け、地植え向け、切り花向けなどあります。
ガーベラは、色や本数によって花言葉が変わります。
どのように仕立ててもポジティブな花言葉なので、贈り物には喜ばれるでしょう。
ガーベラは、南アフリカが原産地なのでやや乾燥気味に管理します。
原産地の環境に基づき、水はけのよい土に植え付けて、土の表面が乾いたら水やり。
ガーベラは、太陽をたっぷり浴びることでぱっちりと開花してくれます。
開花中(春・秋)に、定期的な肥料施しをすることもポイント。
冬に近づくと地上部は枯れていきますが、土の中では根が生きています。
防寒マルチングなど冬越し作業を行い、翌年春や秋に開花をまた楽しめますよ!
ガーベラの育て方|購入から植え付けまで
入手方法と販売時期
ガーベラは、苗として園芸店やネット通販に出回ります。
苗の販売時期は3~5月、または9~10月。
選び方は、新芽やつぼみが多くついて、緑が生き生きしているものを探します。
品種によって、寄せ植え向けのもの、地植え向けなど様々あります。
購入の際は、苗のラベルを確認してくださいね。
ガーベラの種も、通年販売しています。
種まきの時期は、4~5月または9~10月が適期です。
ガーベラを確実に咲かせるならば、苗がおすすめです!
用土
ガーベラは、原産地が南アフリカなので乾燥気味の環境が適しています。
そのため用土は、水はけのよいものにしましょう。
鉢植えなら、市販の培養土で問題ありません。
地植えなら、掘った土に腐葉土と元肥をすき込んでください。
\おすすめの元肥/
植え付け・植え替え
ガーベラは、日当たりのよい場所に最適です。
苗を購入したら、すぐ植え付けてください。
鉢植えの場合、植え替えは毎年春または秋です。
生育が早いので、鉢の中で根がパンパンになります。
植え替えは一回り大きい鉢に替えて、大株に仕立ててもOK。
ガーベラを増やしたいなら、株分けして植えたい場所や鉢に植え付けます。
日当たり・置き場所
ガーベラは、風通しと日当たりのよい場所で育てましょう。
日光不足になると、花つきや生育が悪くなります。
ガーベラは、しっかり太陽を浴びさせることがポイント。
ただし、西日が強すぎる場所は避けておくとよいでしょう。
強い日差しが当たると、葉焼けして最悪枯れてしまいます。
ガーベラの育て方|日々のお世話
水やり
ガーベラは、過湿に弱い植物です。
土の表面がしっかり乾いてから、水やりをしてくださいね。
花や葉に水がかかると、過湿の原因になります。
株元に水を注ぐようにしましょう。
とくに梅雨時期は過湿になるので、工夫が必要です。
鉢植えなら、雨のかからない場所に移動。
地植えなら、株元の周りを常に清潔な状態にして病気の予防するなど。
肥料
ガーベラは、開花時期である春と秋に定期的に追肥します。
夏と冬は、肥料をやりません。
元肥だけでは、生育に必要なエネルギーが足りなくなってきて、だんだん花が咲かなくなってきます。
ガーベラに追肥をすることで、花を咲かせることができます。
液体肥料でも固体肥料でもOK!
固形肥料を株の近くに置くか、1・2週間に一度液体肥料を与えます。
固形肥料に比べて、液体肥料は即効性があるのが特徴です。
ただし、肥料を与え過ぎると肥料やけを起こします。
肥料やけの状態になると、根が傷み、株に元気がなくなってきます。
肥料は使用量の目安と使い方を守ってくださいね。
\おすすめの固形肥料/
\おすすめの液体肥料/
剪定・切り戻し
ガーベラは、咲き終わったら茎の根本からカットしてあげましょう。
そのまま放置すると、種子ができます。
種子は株から養分を吸い込むので、株の体力を消耗することになります。
次の開花も華やかにするために、思い切って茎の根本カット。
もちろん、花がきれいなうちにカットしてもOK!
切り花として楽しめます。
また花がら・古い葉をこまめに摘み取り、株の周りを清潔に保ちましょう。
夏越し
ガーベラは、真夏の高温多湿に弱いです。
鉢植えなら、半日陰に移動させてください。
地植えなら、植え付けの際に西日に当たらない場所を選びましょう。
冬越し
ガーベラは、寒さに弱いので冬越し作業が必要。
温暖地は、わらや腐葉土でマルチング。
寒冷地は鉢植えにして、11~4月は室内に取り込む方がよいでしょう。
ガーベラは、冬になると地上部は枯れるが、土の中で根は生きています。
冬でも、水やりは続けてくださいね!
病害虫
ガーベラは、アブラムシ、うどんこ病や白絹病など発生することがあります。
病害虫は、過湿が原因として大きいです。
日頃から花がらや古い葉を摘み取って風通しを良くすることが予防ポイント。
ガーベラの増やし方
ガーベラの増やし方は、株分けです。
鉢植えの場合、植え付けて一年ほど経つと鉢の中で根がパンパン。
毎年春か秋に植え替え作業をする際に、株分けします。
2~3芽ずつ株を分けるだけでOK!
まとめ
ガーベラは、上手に管理できれば毎年咲いてくれます。
近年品種改良が進んでいるので、さまざまな種類を楽しめるようになっています。
自分で育てたガーベラを贈り物に仕立てみてはいかがでしょうか。
ぜひガーベラを育ててみてください。