小さな鈴のような形をした白い花を咲かせるドウダンツツジ。
ひし形の葉がすっきりとした印象で、枝ものインテリアとしてお部屋に飾るととても涼しげです。
1~2mほどの低木で秋には紅葉することから庭木や生垣としても人気ですが、花が咲かないというお話もよく聞きます。
この記事では、ドウダンツツジの花が咲かない原因と咲かせるための対処法をくわしくご紹介します。
ドウダンツツジの花が咲かない原因と咲かせるための対処法
ドウダンツツジの開花時期は4~5月です。
この時期に花が咲かない場合は、以下の4つの原因が考えられます。
剪定時期が遅かった
ドウダンツツジの花が咲かない原因の1つ目は、剪定時期が遅かったからです。
ドウダンツツジは7月頃になると花芽を作りはじめます。
枝の先に花芽をつけるため、7月以降に剪定をすると花が咲かなくなってしまいます。
花が終わってから1ヶ月以内、5~6月には剪定を済ませるようにしましょう。
長すぎる枝、からんだ枝などはカットして風通しをよくします。
もし花芽を剪定してしまって花が咲かなかった場合は、そのまま1年待てば咲いてくれる可能性が高いです。
日照不足
ドウダンツツジの花が咲かない原因の2つ目は、日照不足です。
ドウダンツツジは日当たりのよい場所を好みます。
日照不足になると株全体が弱って花芽がつかず花が咲かなくなり、さらに秋の紅葉も色づきが悪くなってしまいます。
鉢植えなど移動できる場合は、日当たりのよい場所に移しましょう。
ただし夏の強い直射日光は苦手で、葉焼けしたり株が弱ってしまうので注意が必要です。
夏場は日陰を作ってあげるか、風通しのよい半日陰に置くようにします。
水やりが足りない
ドウダンツツジの花が咲かない原因の3つ目は、水やりが足りないからです。
ドウダンツツジは細い根を浅く広く伸ばすため、夏は特に水切れしやすいので注意してください。
乾燥するとせっかくついた花芽が落ちてしまい、花が咲かなくなってしまいます。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。
地植えの場合は雨にまかせますが、日照りが続き土が乾燥するようなら水やりをしましょう。
ドウダンツツジは根を広く張るので、株元だけでなく周辺の土にも水をかけるようにしてください。
肥料不足
ドウダンツツジの花が咲かない原因の4つ目は、肥料不足です。
ドウダンツツジの花を咲かせるためには、年2回の施肥が必要です。
栄養が足りないと生育が悪くなり、花が咲かなくなってしまいます。
2~3月の休眠期に寒肥として油かすなどの有機肥料、花が終わったあとの5月頃にお礼肥えとして緩効性肥料を与えましょう。
窒素分の多い肥料を与えると、葉ばかりが茂って花が咲かなくなるので注意してください。
まとめ
ドウダンツツジの花が咲かない原因と対処法をご紹介しました。
花が咲かない原因として一番に考えられるのは、剪定ミスです。
花が終わったタイミングを逃さないように注意しましょう。
それでも改善がないようであれば、他の原因もチェックしてみてくださいね。
小さな白い花がたくさん見られますように!
ドウダンツツジの育て方は、こちらの記事で詳しく解説しています。