ハーブは丈夫で簡単に育つものが多く、お庭に植えればよい香りを楽しめたり、収穫して料理やクラフトに使うこともできます。
安価で入手しやすく、気軽に植えられるハーブですが、庭に植えてはいけないと言われるハーブには要注意。
庭に植えてはいけないハーブを植えると、必要以上に増えすぎてしまったり、他の植物に影響が出て除草が必要になることもあります。
今回は、庭に植えてはいけないハーブを5つ、理由も合わせて紹介します。
庭に植えてはいけないハーブ
庭に植えてはいけないハーブは、以下の5つ。
ミント
植物名 | ミント |
形態 | 多年草 |
草丈 | 30cm〜80cm |
植える場所 | プランター |
日当たり | 日向 |
ミントは、庭に植えてはいけないハーブの中でも特に注意したいハーブです。
ペパーミントやアップルミントなど、ミント類の仲間には種類が多く、園芸店やホームセンターの園芸コーナーでも簡単に入手できます。
しかし、ミント類は「ミントテロ」と言われてしまうほどの繁殖力を持っていて、小さな苗を植えただけでもあっという間に増えていき、お庭の他の植物まで駆逐してしまいます。
地下茎やこぼれ種でも増えるので、区画を分けていてもいつの間にか別の場所で芽を出していることも少なくありません。
ミントは駆除するのがとても大変な植物なので、気軽に植えないようにしましょう。
レモンバーム
植物名 | レモンバーム |
形態 | 多年草 |
草丈 | 30cm〜80cm |
植える場所 | プランター・畑 |
日当たり | 日向 |
レモンバームは葉を手で擦ればレモンのようなよい香りがする、お料理やハーブティーに使えるハーブです。
レモンバームも繁殖力が強く、地植えすると増えすぎるので、お庭に植えてはいけないハーブと言われます。
また、レモンバームをお庭に植えていると、開花期間にミツバチがよく集まるようになる可能性があります。
レモンバームを植えてはいけない理由と対処法はこちらの記事で詳しく解説しています。
ローズマリー
植物名 | ローズマリー |
形態 | 低木 |
草丈 | 30cm〜2m程度(品種による) |
開花時期 | 11月〜5月 |
花色 | 青・紫・白 |
植える場所 | プランター・花壇 |
日当たり | 日向 |
ローズマリーは料理以外にも、ハーブクラフトや入浴剤代わりにも使える使い道の多いハーブです。
ローズマリーは成長が比較的ゆっくりで、爆発的に増えることはありません。
しかし、低木なのでだんだんと茎や葉が木のように茶色く、かたくなっていきます。
ローズマリーの柔らかな状態を長く維持しておくためには、定期的なお手入れや植え替えが必要です。
お手入れをしても木質化は避けられないので、木質化が気になる場合は、ローズマリーは庭に植えない方がよいハーブと言えます。
シソ
植物名 | シソ |
形態 | 一年草 |
草丈 | 70~80cm |
開花時期 | 8月~9月 |
花色 | 白、赤紫 |
植える場所 | 鉢植え、プランター |
日当たり | 半日陰~日向 |
シソは和のハーブと呼ばれる、料理にも使いやすい定番のハーブ。
お庭に植えていれば、いつでもフレッシュなシソの葉を使うことができますが、シソは庭に植えてはいけないと言われるハーブなので、地植えは注意が必要です。
シソはとても繁殖しやすく、特に赤シソと一緒に地植えにすると、雑草化してしまう危険性があります。
また、害虫がつきやすい点も要注意です。
シソを植えてはいけない理由と正しい管理方法はこちらの記事で詳しく解説しています。
レモングラス
植物名 | レモングラス |
形態 | 多年草 |
草丈 | 80cm〜120cm |
植える場所 | プランター・畑 |
日当たり | 日向 |
レモングラスは、細長い葉のすっきりとしたレモンの香りがするハーブです。
レモングラスはミントやレモンバームのように増えすぎて困ることはないですが、とても大きくなるのでお庭に植えてはいけないハーブと言われます。
大きいものだと1mを超える高さになり、剪定をしないと周りの植物に日陰を作ってしまう可能性もあります。
また、レモングラスはお手入れをしないと見た目が雑草のように見えるので、おしゃれに見せるには植える場所や他の植物とのバランスを考えて植えた方がよいです。
レモングラスを植えてはいけない理由と対処法はこちらの記事で詳しく解説しています。
まとめ
有名で手に入れやすいハーブでも、安易にお庭に植えれば後悔することになってしまいます。
繁殖力の強いハーブは増えすぎると除草に苦労する問題もあり、厄介です。
大事なお庭で失敗しないためにも、庭に植えてはいけないと言われるハーブは、植える前に育て方や注意事項をしっかりと確認しましょう。