ラズベリーは自宅で手軽に育てられる果樹の1つですが、植えてはいけないとも言われています。
ラズベリーが植えてはいけないと言われる一番の理由は、繁殖力の高さです。
この記事では、ラズベリーが植えてはいけないと言われる理由や管理する上での注意点についてまとめました。
ラズベリーを植えてはいけないと言われる理由
ラズベリーを植えてはいけないと言われる理由は主に3つ。
実際に私もラズベリーを育てていましたが、庭植え注意な植物だと痛感しました。
わが家の経験談も書きますね!
地下茎で移動するから
ラズベリーは、地下茎を伸ばし、次々に広がっていくのが厄介!
移動していくことが「植えてはいけない」と言われる理由の1つです。
なぜラズベリーは移動していくかというと…
成長して実を付けた枝は枯れ、地下茎で出たところから新しい枝が出てきます。
こうしてラズベリーの枝は世代交代をしていきます。
このようにして、初めに植えた場所から何年か経つと株が移動していくんです。
わが家はラズベリーをフェンス沿いに植えたのに、数年後には違うエリアに進出していきました。
増えすぎるから
ラズベリーが植えてはいけないと言われる2つ目の理由は、繁殖力がとても旺盛ということです。
土の中では地下茎を伸ばして広がり、土の上では枝をぐんぐん伸ばして大きく成長します。
ラズベリーを一株植えると、横に広がってかなりのスペースを取ります。(約2mくらい)
しかも、伸びた枝は自立できません。
支柱をたてるかフェンスなどに誘引しないと管理が大変になります。
トゲがあるから
ラズベリーを植えてはいけないと言われる理由の3つ目は、トゲがあることです。
ラズベリーはバラ科で、枝に細かいトゲがびっしり付いています。
ラズベリーのトゲは、小さいからと油断していると、擦り傷ができたり、服に引っ掛かり布地を傷めてしまいます。
ラズベリーのお手入れをするときは、この小さなトゲに注意しなくてはいけません。
お子さんやペットがいるご家庭は要注意です。
ラズベリーをどうしても育てたい時の注意点
植えてはいけない理由があっても、可愛いラズベリーを育ててみたいですよね。
生のラズベリーは甘ずっぱくてとても美味しいんですよ♪生のラズベリーは崩れやすいので、ほとんど店頭では売っていません。
ラズベリーは、以下のことに注意すれば問題なく育てることができます。
トゲなしや小さい(矮性)品種を選ぶ
ラズベリーを育てるなら、トゲなしや小さい(矮性-わいせい-)品種を植えるのをおすすめします。
ラズベリーの問題である、トゲや大きくなりすぎる点が解消されます。
園芸店では取り扱いがない場合があるので、インターネットで探すのが確実ですよ!
\トゲなし品種/
\小さい品種/
鉢植えで育てる
ラズベリーを鉢植えで育てれば、移動していく問題が解消されます。
ただし、ラズベリーは本来は大きくなる植物ですので、大きめのサイズの鉢(10号鉢以上)で育てるのが良いです。
小さすぎる鉢にラズベリーを植えると、根詰まりして枯れる原因になります。
ただ、鉢を土の上に置いてしまうと、鉢底から地下茎が伸びてしまうことがあるので、鉢は台の上に置くなどしたほうがいいようです。
人通りのあるところに植えない
ラズベリーはトゲがすごいので、人通りのある場所に植えないようにしましょう。
特に、小さなお子さんやペットがいるご家庭は気を付けてください。
十分なスペースがあるところに植えることをおすすめします。
バラ用のガーデングローブを付ける
トゲありのラズベリーを育てている場合は、バラ用のガーデングローブを付けると良いです。
ラズベリーの枝は素手で触ると本当に痛いです…。
バラ用のガーデングローブは分厚いので、トゲに触っても多少は大丈夫。
ケガに注意してお世話しましょうね。
まとめ
ラズベリーを植えてはいけないと言われているのは、繁殖力やトゲが原因です。
ラズベリーを実際に育ててみたら、本当に移動していきました!!
ラズベリーを地植えするなら、人通りのない広いスペースに植えるのがおすすめです。
ラズベリーはクセの多い植物ではありますが、管理に気をつければ問題なく育てられます。
生のラズベリーは本当に美味しいので、ぜひ育ててみてくださいね!