コキアはとても育てやすい植物で、柔らかい緑色の葉が美しい植物です。
秋には真っ赤に紅葉するのも魅力です。
そんな魅力的な外見とは裏腹に、コキアは植えてはいけないとも言われています。
1番の理由は、こぼれ種で増えすぎることです。
この記事では、コキアが植えてはいけないと言われる理由や対処法について解説します。
コキアを植えてはいけない理由
- こぼれ種で増えすぎるから
- 木質化して後始末が大変になるから
- 台風で倒れたり割れたりするから
- 害虫のアブラムシがつくから
こぼれ種で増えすぎるから
コキアを植えてはいけない1番の理由は、こぼれ種で増えすぎるからです。
コキアは適応力が高いため、成長が早く、庭のスペースを広く取ってしまいます。
1年目は株が大きくだけなので、まったく問題ありません。
ヤバいのは翌年!
コキアの種の発芽率はとても高く、いろんなところからこぼれ種で生えてきて増殖するんです。
コキアの増え方は、まるで雑草レベル。
「コキアが生えてきた!きれいだな〜」とそのままにしてしまうと、こぼれ種育ちのコキアが大きく成長します。
最悪、コキアは花壇を占拠してしまうほど、侵略的な植物になる可能性があります。
このような理由から、コキアは庭に植えてはいけないと言われます。
木質化して後始末が大変になるから
コキアを植えてはいけない理由の2つ目は、木質化するからです。
コキアが大きく成長すると、枝が木質化してしまうことがあります。
木質化した茎は取り除くのが難しく、枯れた時の後始末が大変になります。
さらに、木質化した茎を放置しておくと、頭でっかちになり、株が倒れたりする危険性があります。
台風で倒れたり割れたりするから
コキアを植えてはいけない理由の3つ目は、台風などの強風で倒れたり割れたりしてしまうからです。
コキアは頭でっかちなので強風時に倒れやすいです。
吹き飛ばされて近所に飛んで行ってしまう可能性も。
また、大きくなった株は、きれいに丸く育っていても、雨風に打たれてパッカンと割れてしまうこともあります。
そうなると、とても見栄えが悪いです。
害虫のアブラムシがつくから
コキアを植えてはいけない理由の4つ目は、新芽にアブラムシがつきやすいことです。
アブラムシは植物の樹液を食べる小さな害虫です。
アブラムシはガーデニングをしている限り、つきまとう害虫。
「アブラムシが付くから植えてはいけない」というのはやや言い過ぎですが、害虫がつく可能性があるということは植える前に頭に入れておくと良いでしょう。
アブラムシがついてしまった場合は、市販のスプレーを使ってくださいね!
コキアは庭に植えても大丈夫!上手に管理するコツ
コキアは増えすぎるという難点はあるものの、庭に植えても問題のない植物です。
上手に管理すれば、コキアの緑と紅葉を楽しめますよ!
こぼれ種を落とさせないことが、コキアを育てる上でのポイントです。
枯れたらすぐに刈り取ってビニール袋に入れるようにしましょう。
「コキア」は「ほうき草」とも呼ばれ、枯れてからほうきを作ることもできます。ほうきを作ると翌年、コキアが爆発的に増える可能性があるので注意してくださいね!
コキアの育て方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
まとめ
コキアは魅力的な植物で育てやすいですが、植えてはいけないとも言われています。
こぼれ種で増殖しやすいので、育てる際は注意してくださいね!