カラミンサは、小さな白色やピンク色の花が可愛い宿根草で、爽やかなミントの香りも魅力の植物です。
見た目の主張が少なく、他の植物の邪魔にならないため、お庭の寂しい場所をさり気なく飾ることができます。
しかし、カラミンサは植えてはいけないと言われることがある植物です。
増えすぎると言われるカラミンサですが、本当は管理がしやすくおすすめの植物です。
この記事では、カラミンサを植えてはいけない理由と対処法を解説します。
カラミンサを植えてはいけない理由
カラミンサは植えても問題のない植物ですが、カラミンサを植えてはいけないと言われる理由は以下の2つ。
- こぼれ種で増える…増えすぎないので、実際は問題なし
- ハチが寄りつきやすい
こぼれ種で増える
カラミンサを植えてはいけない理由の1つ目は、繁殖力が強いからと言われています。
しかし、カラミンサは爆発的に増える植物ではありません。
カラミンサは、シソ科の植物で、こぼれ種で増えるので、増えやすいハーブと言われています。
環境が合っていればこぼれ種で増えますが、手が付けられなくなるほど増えるわけではありません。
そこまで増えすぎることはないので、カラミンサをお庭に植えても問題はないです。
カラミンサを増やしたくない時は、こぼれ種に注意すれば大丈夫です。
ハチが寄りつきやすい
カラミンサを植えてはいけない理由の2つ目は、ハチが寄りつきやすいこと。
カラミンサは、ミツバチが寄りつきやすい花です。
ミツバチはハチの中では危険度は低いものの、刺激すると刺される可能性があります。
子どもやペットがいる家庭ではより注意が必要です。
カラミンサを植える時の対処法
カラミンサを植える時の対処法は以下の3つ。
花後剪定をする
カラミンサを植える時の対処法の1つ目は、花後剪定をすること。
開花の終わった花穂を早めに切り取り、こぼれ種が作られるのを予防することで繁殖を防ぐことができます。
穂についた花がほとんど咲き終わった花穂から切っても良いですが、花数が多い場合はまとめて切り戻すのがおすすめです。
特に、6月や11月の花後には、定期的なメンテナンスとして地際から10cm程度の高さまで切り戻します。
年に2回の切り戻し剪定を行うことで、すっきりとしていて整った見た目にすることができます。
ハチ対策をする
カラミンサを植える時の対処法の2つ目は、ハチ対策をすること。
カラミンサに集まるハチは、主にミツバチのため、他の植物の受粉を促すのに役に立ちます。
しかし、子どもやペットがいる家庭や、ハチを寄せ付けたくないお庭ではハチ対策をしましょう。
ハチ対策グッズは多くの種類が市販されていて、薬局やホームセンター、通販で簡単に入手できます。
\蜂対策にも使える/
日当たりの良い場所で育てる
カラミンサを植える時の対処法の3つ目は、日当たりの良い場所で育てること。
カラミンサは半日陰でも育てることができる植物ですが、日照不足では茎が細く間延びしてしまったり、花つきが悪くなります。
雑草のような見た目になってしまう原因になるため、できるだけ日当たりの良い場所に植えましょう。
ただし、真夏の強い日差しが当たる場所では、葉焼けしたり株が弱ってしまうので、直射日光下は避けて植えます。
カラミンサが花壇におすすめな理由
むしろ、カラミンサは花壇に植えるのにおすすめの植物です。
カラミンサがおすすめな理由は、以下の通りです。
- 管理がラクで育てやすい
- 白くて小さい花がどんな植物にも合う
- 開花期が長い(5〜11月)
カラミンサはイングリッシュガーデンにも用いられる植物で、おしゃれな花壇に欠かせません。
ぜひカラミンサを植えてみてくださいね。
カラミンサはほったらかしで毎年咲く花です。こちらの記事でも紹介しています。
まとめ
カラミンサは増えすぎるため植えてはいけないと言われますが、そこまで増える植物ではないので植えても問題ありません。
実際にカラミンサを植えてみて、植えてよかったと実感しています。
カラミンサはきちんと管理すれば、5月から11月ごろまでの長い期間、開花してくれます。
更に、耐寒性・耐暑性があって日頃のお手入れも少なくて済む、管理の楽な植物です。
カラミンサは入手もしやすいので、ぜひお庭に植えてみてくださいね。
カラミンサの育て方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
植えてよかった宿根草の記事で、カラミンサも紹介しています。