早春に黄色や白の花を豪華に咲かせるモッコウバラ。
かわいい花とは裏腹に、「モッコウバラは庭に植えてはいけない」と言われることがあります。
その理由は、大きくなりすぎて手に負えなくなるからです。
でも、モッコウバラはうまく管理すればお庭で問題なく育てられる植物です。
この記事では、モッコウバラを植えてはいけない理由と、植えた場合の管理方法のコツをご紹介します。
モッコウバラを植えてはいけない理由
モッコウバラを植えてはいけないと言われるのは、生育旺盛なところが原因です。
ノープランでモッコウバラをお庭に植えると後悔してしまう場合も…。
モッコウバラのデメリットについても知っておくことが大切です。
私もモッコウバラを育てています。
大きくなりすぎて管理が大変なのは事実ですが、「植えなきゃよかった」とまでは思わないです。
春の見事な花を見ると、「植えてよかった」と思います。
モッコウバラを植えてはいけないと言われる理由
- 大きくなりすぎるから
- 枝が暴れて誘引などの管理が大変だから
- 近所迷惑になるから
- 害虫がつくから
大きくなりすぎるから
モッコウバラを植えてはいけない理由は、大きくなりすぎるからです。
モッコウバラはとても生育が旺盛で、高さが10メートルほどになることもあります。
地植えして伸び伸びと成長すると、管理が難しくなり、スペースが足りなくなることがあります。
また、モッコウバラを放置すると、他の植物の日照を妨げるなど、庭に問題を引き起こす可能性があります。
枝が暴れて誘引などの管理が大変だから
モッコウバラは大きくなるだけでなく、枝が暴れて誘引などの管理が大変だから「植えてはいけない」と言われます。
一般的なバラと違ってトゲはないので扱いやすいですが、フェンスなどに固定する誘引作業をしないと、
近所迷惑になるから
モッコウバラは、長く成長した枝が暴れてあちこちに伸びていってしまうため、ご近所迷惑になる場合も。
お隣に枝が侵入すると、剪定もしづらくなってしまいます。
モッコウバラを植えるなら
- お隣に迷惑にならない場所に植える
- 剪定や誘引などの管理を徹底して行う
などの対策が必要です。
害虫がつくから
モッコウバラは一般的なバラに比べると、害虫がつきにくい植物ではありますが、まったく付かないというわけではありません。
- アブラムシ
- 毛虫
- チュウレンジハバチ
などがつくことがあります。
わが家のモッコウバラは、イラガの幼虫が大量発生したことがありました…。刺されるとかなりの痛みなので、厄介でしたよ。
剪定しないで混み入ったままにしておくと、害虫がつきやすいです。
剪定や誘引をして管理することは、害虫対策にもなります。
とは言え、ガーデニングに虫はつきもの。
市販のスプレーを常備しておき、害虫を見つけたらスプレーするとよいでしょう。
このスプレーがすごく効果が高いです!1本持っておくと安心♪
モッコウバラを小さく育てる方法
モッコウバラを小さく育てるのは、正直なところ難しいです。
それだけ生育が旺盛ということ…。
どうにかしてモッコウバラを小さく育てるには、2通りの方法があります。
- 剪定で樹高を抑える
- 鉢植えで育てる
剪定で樹高を抑える
モッコウバラを小さく育てるのに一番いい方法は、剪定して樹高を抑えることです。
モッコウバラは普通のバラと剪定時期が異なるので要注意。
春に花が咲き終わった後、遅くても夏前に剪定し終える必要があります。
モッコウバラを小さくしたいときは、地上から1~1.5mの高さに切ってくださいね。
モッコウバラの剪定の仕方は、こちらの動画で詳しく解説しています。
鉢植えで育てる
モッコウバラを小さく育てる方法の2つめは、鉢植えで育てることです。
鉢植えで育てる場合でも、枝が横にどんどん伸びていくので、フェンスなどに誘引する必要があります。
枝の性質から考えても、オベリスクのようなものに巻き付けて誘引するのは難しいです。
また、根が鉢の中ですぐにパンパンになってしまうため、最低でも年に1回は植え替えが必要になります。
鉢植えでモッコウバラの花をたくさん咲かせるのは、至難の業…。
まとめ
モッコウバラは早春の庭を美しく彩ることができる植物ですが、注意が必要です。
大きくなりすぎて暴れることが「植えてはいけない」と言われる理由でした。
庭にモッコウバラを植えるなら、きちんと剪定や誘引などの管理をしましょう。