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ダイアンサス(ナデシコ)の育て方と管理のコツをわかりやすく解説

ダイアンサス(ナデシコ)の育て方と管理のコツをわかりやすく解説

ダイアンサスは、古くから多くの人に愛されている草花です。

和名はナデシコであり、強く美しい日本女性を表す大和撫子が思い浮かびますね。

まさに、ダイアンサスは丈夫で可愛らしい多年草!

この記事では、ダイアンサスの育て方と管理のコツをご紹介します。

運営者
みゆき

みゆ庭編集部

ガーデニングコーディネーター

元植物を枯らすタイプ…。
コツをつかんだら、うまく育てられるように!
ずぼらガーデニングくらいがちょうどいい♪

目次

ダイアンサス(ナデシコ)の詳細情報

ダイアンサス(ナデシコ)の詳細情報
植物名ダイアンサス
学名Dianthus
英名Dianths、Gillyflower
科名ナデシコ科
属名ナデシコ属
園芸分類草花
形態多年草
樹高10~80cm
原産地アジア、ヨーロッパ、アフリカ
開花期4~10月
花色ピンク、赤、白、黄、複色
耐寒性強い
耐暑性強い

ダイアンサスは、ナデシコ科の植物です。

ダイアンサスの由来は、花の美しさと香りから「神の花」「神聖な花」とギリシャの植物学者によって名付けられました。

日本で和名はナデシコとし、「撫でて慈しむ愛らしい子」という意味が込められています。

ギリシャと日本で自生するものが異なっていても、ダイアンサスへの認識は似ていますね。

ダイアンサスは、世界中に300ものの品種が存在し、切り花や花壇、鉢花など広く利用。

葉は細長く、花びらは基本5枚で縁がギザギザしています。

今では四季咲きの方が多く、品種によっては一年草か多年草の扱い。

ダイアンサスの栽培は、日当たりの確保と乾燥気味に管理することだけ覚えればOK!

土づくりは水はけのよいものを選び、水やりは控えめにします。

ダイアンサスが咲き続けるためには、開花中に定期的な肥料を与えましょう。

日本の夏は高温多湿であるため、梅雨前には草丈を半分ほどカットするなど蒸れ対策が必要です。

ダイアンサス(ナデシコ)の育て方|購入から植え付けまで

↓タップで読みたいところに飛べます。

入手方法と販売時期

ダイアンサスは、苗や種を園芸店やネット通販で入手できます。

苗が多く出回る時期は、3~4月、10~11月

種は年中販売されていますが、種まきは9~10月です。

ダイアンサスの種類は豊富ですが、代表的な品種をまとめました。

  • カワラナデシコ:日本原産、花びらの先が細長く繊細な姿、草丈30~50cm
  • セキチク:葉の形が竹の葉に似ている、花びらの先がギザギザ
  • ヒゲナデシコ:花の付け根にひげのようなものがついている、暑さに弱く一年草扱い
  • タツタナデシコ:花びらの中央にリング模様あり、草丈20~40cm
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用土

ダイアンサスは、水はけのよい土を好みます。

地植えなら、庭土に腐葉土と元肥をすき込んでおきます。

鉢植えなら、市販の培養土で問題なく育ちます。

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植え付け・植え替え

ダイアンサスは、苗を3~5月または9~10月に植え付けます。

多湿に弱いので、水はけと通気性を意識することがポイントです。

たとえば、水を多く必要とする植物のそばに植えないこと、株同士の間隔をあけることなど。

鉢植えは植え替えが必要になり、1~2年に1回ほど春か秋に作業します。

その際に、株分けの作業ができるので株の大きさをみてくださいね。

日当たり・置き場所

ダイアンサスは、日当たり・風通し・水はけのよい場所でよく育ちます。

特に気を付けてほしい点は、日当たりの確保!

室内で育てる場合も、日頃から日光を浴びさせることで花つきの良さが決まります。

日照不足は、茎が間延びして花つきが悪くなる原因になるので気を付けてくださいね!

ダイアンサス(ナデシコ)の育て方|日々のお世話

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水やり

ダイアンサスは、乾燥気味の場所でよく育つ植物。

土が湿っているような状態が続くと、根が傷んでしまいます。

鉢植えなら、土の表面が乾いたときだけに水やりをするようにしましょう。

地植えなら、自然降雨に任せてOKです!

肥料

ダイアンサスには、開花中(春と秋)に追肥しましょう。

追肥は、液体肥料を10日に1回程度がよいでしょう。

肥料切れになると、株が十分に育っていないのにつぼみがついてしまうことがあります。

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剪定・切り戻し

ダイアンサスは、梅雨から夏の間は剪定して風通しを良くします。

夏に入る前に草丈が高くなったら、茎の半分ほどカット。

風通しが良くなって、カットしたところから脇芽が出るので秋に再び花を咲かせます。

開花中には、花がら摘みを行いましょう。

花がら摘みは、種ができないようになるので株の消耗を抑える効果があります。

その効果によって、次々と開花してくれます!

夏越し

ダイアンサスは、梅雨の蒸れや真夏の高温多湿に弱いです。

日頃から、切り戻しや花がら摘みを行ってくださいね。

そうすることで、風通しが良くなるので病気予防につながります。

品種によってマット状にこんもり茂るタイプは、刈り込まなくてOK。

冬越し

ダイアンサスは、比較的寒さに強く、基本的には屋外で管理可能です。

株が小さい場合は、十分に生育していないため耐寒性がまだありません。

その場合は、冬はマルチングやベランダに移動させてあげてください。

病害虫

ダイアンサスは、灰色かび病やさび病などに注意します。

株が混みあっている状態が続くと、風通しが悪くなるので病気の原因。

日頃から、花がら摘みや切り戻しをすることで株が蒸れにくくなります。

ダイアンサス(ナデシコ)の増やし方

ダイアンサスの増やし方は、挿し芽、株分け、種まきです。

挿し芽

4~6月または9~10月に作業。

花芽がついていない、新しく伸びた芽を5~10cmほど切り取ります。

切り取った芽を1~2時間ほど水揚げしておきます。

水揚げしたら挿し木用土に挿して、乾燥させないように管理。

2~3週間ほど経過して発根の確認ができたら、好きな場所に植え付けましょう。

株分け

植え替えの際または9~10月に、株分けを行います。

元気のある株を選び、芽が3つほどになるように分けてみてください。

株分けしたら、根についている土を払ってポットや鉢に植え付けます。

根が張るまでは、日陰で管理です!

種まき

花後、花がら摘みをせずにすると種ができます。

採種して、種まきは9~10月に作業しましょう。

ダイアンサスの種は、発芽適温20℃前後。

種まき用の土にまいて、7~10日ほどで芽が出ます。

本葉が2~3枚になるまでは日陰で管理して、十分に育ったら定植します。

すごく小さい種なので、深植えにならないように注意してくださいね。

F1品種(交配種)の種まきについて注意!

F1品種のダイアンサスから採れた種で、増やすことはあまりお勧めできません。

なぜなら、親と異なる花が咲く場合があるためです。

確実に咲かせるならば市販の種を利用するとよいでしょう。

ダイアンサス(ナデシコ)の育て方でよくある質問

ダイアンサス(ナデシコ)が咲かない原因はなんですか?

ダイアンサス(ナデシコ)が咲かない原因は、以下が考えられます。

  • 日照不足
  • 肥料不足
  • 寒さに当たっていない
  • 根詰まりしている

ダイアンサス(ナデシコ)が咲かない原因と対処法は、こちらの記事で詳しく解説しています。

まとめ

ダイアンサスは、大和撫子のように可憐で丈夫な多年草です。

日当たりのよい場所で乾燥気味に管理し、開花中に肥料を与えるだけで元気に育ってくれますよ。

ぜひダイアンサスを育ててみてくださいね!

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