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12月はバラのお手入れのスタート時期!どんなことをやる?気を付けることは?5つの作業を紹介

miyuki
こんにちは!みゆきです。
更地をゼロから庭づくりして、3年が経ちました。
子どもと一緒にガーデニングをしています。

バラを育てているといろんな作業があるので、ついつい「いつ何をするのか」を忘れてしまいがちです。

「冬のお世話はいつ頃、どんなことをするんだっけ?」という人もいるのではないでしょうか。

12月はバラのお世話のスタート時期です。

冬にどれくらいお世話したかで、翌年の春の咲き具合が変わると言っても過言ではないほど。

この記事では、12月にできるバラのお世話の仕方や気を付けることを紹介します。

ぜひこの機会にバラのお世話をして、春にたくさんの花を咲かせましょう。

運営者
みゆき

みゆ庭編集部

ガーデニングコーディネーター

元植物を枯らすタイプ…。
コツをつかんだら、うまく育てられるように!
ずぼらガーデニングくらいがちょうどいい♪

目次

12月にやっておきたいバラのお手入れ5つ

12月にやっておきたいバラのお手入れは、5つです。

全部やる必要はないので、あてはまるものをやってくださいね。

  1. 大苗の植え付け
  2. 鉢増し、鉢替え
  3. 寒肥(12月中下旬)
  4. つるバラの誘引(12月下旬~)
  5. 害虫駆除

お住まいの場所によっても、お世話の時期が異なります。上に挙げたことは、北海道などの寒冷地には当てはまらないので、ご注意ください。

それでは、どんなことをすればいいのか詳しく見ていきましょう。

1、大苗の植え付け

バラの大苗を買った場合、根がむき出しの状態の裸苗でくることもあります。その場合は、できるだけ早く植え付けを行うようにしてください。

根をそのままにして長期間置いてしまうと、バラが枯れる原因になります。

また、冬になるとバラは休眠します。この時期になると、根が動かなくなるので、土を崩して植えることができます。

鉢苗も植え付けは冬が最適です。

2、鉢増し・鉢替え

鉢植えのバラは、ずっと同じ鉢で育てていると、土に栄養分がなくなってしまったり、根が回ってしまっている可能性があります。

そうなると、生育不良となり、翌年の春に花をほとんど咲かせなくなってしまいます。

休眠している冬の時期に、鉢増しか鉢替えを行っておくとよいでしょう。

鉢から出してみて、根が回っている場合は、一回り大きい鉢に植え替えます。

みゆき流植え替え

鉢苗を買うと、だいたい6号鉢に植えられていることが多いです。鉢増しするときは、6号鉢→8号鉢、8号鉢→10号鉢というふうに、徐々にサイズを大きくしていっています。

横着して、6号鉢→10号鉢というように、いきなり大きな鉢にすると、根がうまく育ちません。

やや弱っていて、そこまで根が回っていないという場合は、土を入れ替えるだけに留めて、同じ大きさの鉢に植えつけます。

3、寒肥

寒肥は、冬に与える有機肥料のことです。

「ぼかし肥料(一時発酵済み有機肥料)」を与えます。この時期になると、「寒肥」というラベルでも売られています。

化成肥料はすぐに効くのに対して、ぼかし肥料は長い時間をかけて、じわじわと効いていくタイプの肥料です。

バラの近くに穴を掘って、寒肥を与えます。与える量は、肥料袋の説明書きをよく読んで規定の量を守るようにしてくださいね。

みゆき流寒肥

バラの近くに穴を掘るのが大変なときは、移植ゴテなどでバラのまわりの土をガリガリ削って寒肥をまき、周りの土となじませます。

4、つるバラの誘引

12月下旬になったら、つるバラの誘引を始めます。これは、バラの芽が動き始める前(だいたい2月ごろまで)に終わらせておけば大丈夫なので、急がなくて平気です。

翌年の春にどんな景色を作りたいかを想像しながら、フェンスなどに枝を誘引していきます。

麻ひもや誘引用のワイヤーを使うと便利です。

また、誘引作業はバラの棘との戦いにもなるので、バラの棘が引っかかっても大丈夫な服で、バラ用の手袋をつけて作業しましょう。

みゆき流つるバラの誘引

私は長く着ているコートをバラのお世話専用にしました。

そのおかげで、コートに棘がささっても気にしないで作業できます。

植物には、「頂芽優勢」という性質があります。

どういうことかというと、植物の枝の先端にある芽(頂芽)が下のほうにある芽(側芽、わき芽)よりも成長が優先されることです。

この性質がわかると、バラの誘引が理解しやすくなります。

つるバラ誘引のコツは、とにかく枝を横に倒すこと!

横にすれば、そこにある芽からたくさん花が咲きます。

横に倒さないでまっすぐしたままにすると、上にしか咲かなくなります。

5、害虫駆除

害虫駆除もやっておきたいお手入れの一つです。

この時期は、カイガラムシとコガネムシの幼虫に気を付けましょう。

カイガラムシは枝にびっしりと白くつきます。最悪は、樹液を吸われて枯れてしまうことも。

冬はバラの葉が落ちるので、カイガラムシ退治に最適です。

カイガラムシ退治の仕方
  • 歯ブラシでこすって落とす。
  • マシン油を散布する。

一方、コガネムシの幼虫は地中にいて、植物の根を食い荒らします。

株がぐらついていたり、まわりに雑草が生えていない場合があったりする場合は、コガネムシの幼虫がひそんでいる可能性があります。

わが家の植物もかなりたくさんの数が、コガネムシの幼虫に枯らされました。

鉢植えの中にひそんでいるコガネムシの幼虫は、植え替えのときに、捕殺しておきましょう。

コガネムシの幼虫退治の仕方
  • 手で取る。
  • 農薬(オルトラン、ダイアジノン)をまく。

12月はバラのお手入れのまとめ

12月はバラが休眠を始める時期。

春に満開の花を楽しみたいなら、寒さに負けずにお手入れをすることが大切です。

12月にできるバラのお手入れは、5つ。

  1. 大苗の植え付け
  2. 鉢増し、鉢替え
  3. 寒肥(12月中下旬)
  4. つるバラの誘引(12月下旬~)
  5. 害虫駆除

なかなか時間がとれないという人も、2月ごろまでにすべての作業を終わらせると安心ですよ。

 

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