冬のガーデニングを彩るシクラメン。
せっかく買ったのにシクラメンの花が咲かない…というお悩みをよく聞きます。
シクラメンが
- 葉っぱばかりになっている
- 蕾のまま枯れる
原因と対策についてまとめました。
咲かないシクラメンを咲かせましょう!
シクラメンの花が咲かない原因と対処法
「初めはシクラメンの花がたくさん咲いていたのに、しばらくすると花が咲かなくなってしまった」というのはシクラメンあるある。
シクラメンの花が咲かない原因は4つ。
対処法もあわせてお話します。
気温が適切でない
シクラメンの花が咲かない原因の1つは、気温が適切でないことです。
シクラメン開花の適切な温度
- 昼間は20℃を超えない温度
- 夜間は13℃程度
昼と夜の寒暖差がないように気をつけましょう。
特に気をつけたいのが、暖房の風で温度が上ってしまうこと、そして夜間に窓辺に置いて温度が下がりすぎてしまうことです。
シクラメンの場合は、温度が高すぎても低すぎても、ぐったりとして元気がなくなってしまうので気をつけましょう。
日当たりが悪すぎる
シクラメンは半日陰で育つ植物ですが、蕾から花を咲かせるのに、ある程度の日当たりが重要です。
日光を浴びて葉が光合成をして、栄養を作ることで花が咲くからです。
シクラメンの葉に日光が全然当たらないと、光合成ができなくなり、咲かなくなる原因になります。
ただし、シクラメンは、生産者さんが日光の少ない環境で育てている場合が多いです。
買ってきたシクラメンをいきなり直射日光に当てると、弱ってしまう恐れがあります。
なので、初めは窓辺から少し離れた場所から、徐々に明るい場所に移して慣れさせるようにしましょう。
水やりが適切でない
シクラメンは、水やりが適切でないと咲かなくなってしまいます。
土が乾いてからたっぷりと水をあげるようにします。メリハリがとても大事です。
通常の鉢と底面給水鉢では水やりの方法が異なることも注意!
水やりの仕方
通常の鉢
通常の鉢で育てる場合は、通常どおり土の上から水を与えます。
葉がパキっと固い状態であれば、まだ与える必要はありません。
底面給水鉢
底面給水鉢は、鉢の底に溜まった水を吸わせる育て方です。
さらに、2週間に1度くらいの頻度で土の上からも水をあげるようにします。
これは、地中の老廃物を流すことと、固形肥料の栄養分を浸み込ませるために必要だからです。
肥料不足・バランスが悪い
シクラメンの花が咲かない原因は、肥料不足・肥料のバランスが悪いことも考えられます。
シクラメンは肥料が大好きな植物。
シクラメンが花をたくさん咲かせるのに体力を使うため、定期的な施肥がとても大事なんです。
開花期は特に肥料が切れないようにしてくださいね。
肥料はバランスがとても大事です。
窒素過多になってしまうと、葉っぱばかり茂ることに。
リン酸が不足してしまうと、花が咲きづらくなります。
シクラメンの花を咲かせるためには、リン酸多めの肥料を与えるのが良いです。
肥料の与え方
シクラメンは固形肥料と液体肥料の両方を与えます。
- 固形肥料…じんわり長く効く
- 液体肥料…速く効く
肥料の与え方は…
- 元肥…植え付け前に土にすき込んでおく。※元肥入りの培養土を使う場合は不要
- 追肥…固形肥料を置く+液体肥料をあげる。
※固形肥料は土の上に数粒置く。
※液体肥料は水で薄めて与える。
適切に肥料を与えることで、花が咲くために必要な量の栄養分(リン酸分)を吸収することができますよ!
\植え付け前に与える元肥/
\追肥用の固形肥料/
\追肥用の液体肥料/
シクラメンが咲かない!よくある質問
シクラメンが葉っぱばかりで咲きません…。原因は?
シクラメンが葉っぱばかりで咲かない理由は、以下の4つが考えられます。
- 日照不足
- 肥料切れ
- 窒素過多
- 気温が高い
シクラメンが蕾のまま枯れます…。原因は?
シクラメンが蕾のまま咲かない原因は、以下の5つが考えられます。
- 気温が低い
- 過湿になっている
- 蕾があがってから水切れした
- 日当たりが悪い
- 肥料が多すぎる
まとめ
シクラメンの花が咲かない原因と対処法について解説しました。
シクラメンは一般的に、「葉っぱの数ほど花が咲く」と言われています。
でも、育て方を間違うと花が咲かなくなったり弱ってしまいます。
シクラメンはコツをつかんで上手に育てれば、夏越しをして翌年も咲いてくれます。
シクラメンが咲かない場合は、置き場所・水やり・肥料を見直してみてくださいね。
\シクラメンの夏越しの方法はこちら/