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クロッカスの育て方と管理のコツを初心者にもわかりやすく解説

クロッカスの育て方

パッとわかる!クロッカスの育て方

  • 水はけ・日当たりのよい場所を用意できれば、病害虫の恐れなし。
  • 花芽の形成には冬の寒さが必要なので、基本的に屋外で管理。
  • 3~5年は植えっぱなしOK。

クロッカスは、寒い冬のなかで生育して暖かくなった頃に咲く球根植物。

春の訪れを告げる花として知られ、初心者でもとてもかんたんに育てられます!

この記事では、クロッカスの育て方と管理のコツをご紹介します。

運営者
みゆき

みゆ庭編集部

ガーデニングコーディネーター

元植物を枯らすタイプ…。
コツをつかんだら、うまく育てられるように!
ずぼらガーデニングくらいがちょうどいい♪

目次

クロッカスの詳細情報

クロッカスの詳細情報
植物名クロッカス
学名Crocus
英名Crocus
科名アヤメ科
属名クロッカス属
園芸分類球根
形態一年草、多年草
樹高~30cmほど
原産地地中海沿岸地域、小アジア
開花期2~4月、秋咲きの場合は10~11月
花色黄白、青紫、オレンジ、白など
耐寒性やや強い
耐暑性弱い

クロッカスは、アヤメ科の球根植物で春または秋に咲きます。

種類は今や80種類ほどあるといわれており、最も古い種類は「サフラン」。

サフランは紀元前から栽培されていて、鑑賞だけでなく薬用や食用としても使われていたそうです。

クロッカスは、白い線が入ったような斑入りの細い葉と小ぶりの可愛らしい花。

雪が積もっても冬越しできるほど耐寒性が強く、肥料が少なくても育つので初心者にはおすすめ。

またお庭や土がなくても手軽に水栽培できるため、とても人気があります。

クロッカスは、日当たり・風通し・水はけのよい場所をしっかり用意すれば元気に育ちます。

植え付けたら、時々水やりを行いながら、肥料は芽が出たときに少量に与えればOK!

3~5年は植えっぱなし可能なので、植え付けた場所を忘れていなければ毎年花を楽しめるでしょう。

クロッカスの育て方|購入から植え付けまで

クロッカスの育て方|購入から植え付けまで

入手方法と販売時期

クロッカスは、球根を園芸店やネット通販で入手できます。

9月下旬あたりから、店頭に並び始めます。

秋咲きと春咲きに大別されますが、育て方は同様。

クロッカスの種類は80以上も存在しているので、人気の品種を紹介します。

  • サフラン…秋咲き、赤いめしべが特徴
  • イエローマンモス…春咲き、明るいオレンジ色や黄色の花色
  • シーベリートリカラー…寒咲き、花底が黄色、花びらが青紫色

用土

クロッカスは、特に土質は選びませんが、水はけのよい土が適しています。

鉢植えなら、球根専用の土や市販の培養土を使用してもOK。

地植えなら、庭土に腐葉土と元肥をすき込んでくださいね。

植え付け・植え替え

クロッカスは、春咲きなら9~12月、秋咲きなら7~9月に植え付けます。

球根を、間隔は球根2個分、深さは3~5cmくらいで植え付け。

余裕をもって植え付けると、次回の植え付け用に球根を太らせることができます。

マッス植え(数株をまとめて植える)にしても楽しく鑑賞できますが、球根を太らせることがむずかしいです。

クロッカスの植え替えはありませんが、鉢植えなら6月頃に葉が枯れたら掘り上げましょう。

掘り上げた球根を乾燥貯蔵しておきます。

地植えなら、3~5年は植えっぱなしでOKですが、花つきが悪くなったら掘り上げます。

水栽培での楽しみ方

クロッカスの育て方|購入から植え付けまで、水栽培での楽しみ方

クロッカスは、水栽培でも楽しめます。

なるべく大きい球根を選んで、気温が下がり始めた頃の10~11月頃に始めてみてください。

花芽が形成されるためには寒さが必要なので、1月中旬までは屋外で、その後は室内で管理。

最初は、球根の底が少し触れるくらいの量で容器に水を入れます。

根が出るまでは冷暗所で管理し、徐々に水の量を減らしていきます。

目安としては、根の先が少し水に浸かるくらいがちょうどよいでしょう。

週に1回は水を入れ替えてあげると生き生きと育ってくれます!

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日当たり・置き場所

クロッカスは、日当たりのよい場所を好みます。

地上部がない間は日陰でもかまいませんが、芽が出たら日の当たる場所に移動。

クロッカスは冬の寒さに当てることによって生育するので、基本的には屋外で管理します。

クロッカスの育て方|日々のお世話

クロッカスの育て方|日々のお世話

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水やり

クロッカスは、生育中は極端に乾燥させないように注意してください。

鉢植えなら、こまめに土の表面をチェックして、乾いていたら水やりです。

地植えなら、基本的に雨水に任せてOKですが、乾燥する時期には土が乾いていたら水やりします。

肥料

クロッカスは、植え付け時に元肥をすき込み、花後に追肥を少なめに与えます。

植え付け時の元肥は緩効性肥料が適しており、土と均等に混ざるように耕しておきましょう。

花後の追肥は固体でも液体でもかまいませんので、カリ分の多いものが適しています。

カリ分が多い肥料は、根や茎を丈夫にして球根を太らせる効果があるので使ってくださいね!

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剪定・切り戻し

クロッカスは、花後に花がら摘み花茎を根元からカットします。

花がら摘みをせずに放置すると、球根が肥大化しにくくなるので注意。

葉だけ残した状態で光合成をおこなうことで、球根に体力をつけさせます。

葉が枯れるまでは水やりを続けてくださいね。

夏越し

クロッカスは、夏を迎える前に枯れるので夏越しの作業はありません。

球根を植えっぱなしにして夏越できますが、かなり暑い地域では掘り起こして冷暗所で保管する方もいます!

冬越し

クロッカスは、冬越の作業はありません。

冬の寒さによって花芽が形成されるので見守るだけでOKです。

病害虫

クロッカスは、高温多湿な環境に置かれると、うどんこ病や軟腐病になります。

また、水はけの悪い場所だと球根が腐ってしまいます。

そのため植え付け時に、あらかじめ風通し・水はけのよい場所を選べば、病害虫の予防に。

クロッカスの増やし方

クロッカスの増やし方

クロッカスは、分球することで増やせます。

6月頃に球根を掘り上げると、古い球根の周りに新しく球根ができていることが分かります。

清潔なカッターで切り分けてみて、小さいものや変色しているものは処分しましょう。

掘り上げた球根を風通しのよい日陰の場所で乾燥させたら、ネットに入れて冷暗所で保管します。

まとめ

クロッカスは、植えっぱなしOKで毎年春や秋に咲いてくれる強い球根植物です!

お庭がない人でもベランダがあれば水栽培で育てられるので、春の訪れを身近に感じさせてくれるでしょう。

ぜひ、小柄でかわいらしいクロッカスを育ててみませんか。

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