美しい葉の色が特徴的なコプロスマ。
園芸店やホームセンターに行くといろいろな種類が並んでいます。
コプロスマはカラーリーフとして人気のある植物です。
カラフルでツヤツヤな葉っぱに釘づけになってしまう方もいるかもしれませんね。
丈夫で生育旺盛なコプロスマは、単独で鉢植えにしても他のお花などと寄せ植えにしても楽しめる、まさに万能選手!
今回はそんなコプロスマの魅力や育て方、増やし方についてお話しします。
コプロスマの詳細情報
コプロスマはオーストラリアやニュージーランド原産。
アカネ科コプロスマ属の常緑低木です。
草丈は20cm〜200cmと品種によってさまざまで、小さな品種は鉢植えや寄せ植えとして、大きくなる品種は生垣として使われることもあります。
葉の色の種類もさまざまで、緑一色のもの、白や黄色の斑が入るもの、秋冬になると赤や茶色に色づくものなどカラーリーフとしても人気なんですよ。
生育も旺盛で、ガーデニング初心者でも安心して育てられるのも嬉しいポイント。
小さな品種は鉢植えやハンギングなどにしてベランダガーデニングでも楽しめます。
お花も咲きますが、とても小さく目立たないので観賞用として用いることはほとんどありません。
雌雄異木なので、種をとるには雄木と雌木をそれぞれ植える必要があります。
コプロスマの種類はこちらの記事で紹介しています。
コプロスマの特徴
コプロスマの特徴はなんといってもその葉色。
品種によってさまざまな上、紅葉まで楽しめるのでカラーリーフとして一年中大活躍です!
では、コプロスマの特徴について詳しくお話ししていきます。
カラーリーフがキレイ
コプロスマ・レペンスは光沢のある葉が特徴です。
レペンスの中にも種類があり、秋になると赤く紅葉する『レインボー・サプライズ』やダークブラウンの色味が目を惹く『ピナ・コラダ』、元気な黄色が眩しい『イブニング・グロー』、緑と黄色のコントラストが美しい『テキーラ・サンライズ』が代表的な品種です。
コプロスマの中でも這性の品種である『キルキー』は葉のふちに白い斑が入り可愛らしい印象です。
好みに合わせていろいろ選べるのが嬉しいですよね♪
秋冬にきれいな紅葉を楽しむためのコツは、十分に日に当てて育てること。
真夏以外は日当たりを意識してくださいね。
寄せ植えのアクセントに使える
コプロスマのきれいな葉色は、寄せ植えのアクセントにもなります。
鉢植えはもちろん、バスケットやハンギングに寄せ植えすると可愛く仕上がりますよ。
コプロスマにはさまざまな色があるので、一緒に使いたいお花に合ったものが見つけやすいのも嬉しいですね。
いろいろな場面で活躍できるのが、コプロスマの良いところです。
コプロスマの育て方
コプロスマは丈夫で害虫被害もほとんどなく、育てやすい植物です。
難しい知識やテクニックがなくても育てられますが、きれいな葉色を楽しむためにはちょっとしたコツも必要。
それでは育て方のポイントをみていきましょう。
日当たり・置き場所
コプロスマは日当たりの良い場所で育てましょう。
日陰でも育ちますが、日当たりが足りないと秋冬の紅葉に期待できない他、徒長してしまうことも。
綺麗な紅葉を見るためには日光に良く当ててあげることが大切です。
真夏の直射日光は葉焼けを起こしてしまうことがあるので、夏の期間だけは半日陰の場所に移すのが良いでしょう。
用土
コプロスマは水はけの良い土を好みます。
市販の培養土で十分育ちますが、水はけや通気性が気になる場合や地植えをする際は、赤玉土や腐葉土を混ぜ込むと良いでしょう。
自身で配合する時は、赤玉土6:腐葉土4がおすすめです。
\おすすめの培養土/
植え付け・植え替え
植え付けは4月〜6月、9月〜10月の生育期に行います。
鉢植えは根がパンパンになっていたら、成長を促進するために植え替えをしましょう。
あまり根鉢を崩さずに、ひとまわり大きい鉢に植え替えてくださいね。
コプロスマは寒さに弱い傾向があるため、根がしっかりする前に冬を迎えてしまう秋の植え替えはあまりおすすめできません。
植え替えはできるだけ4月〜6月にすると良いでしょう。
水やり
コプロスマは多湿に弱い植物なので、乾燥気味に管理します。
土が乾いたことを確認してからたっぷりと水やりしましょう。
地植えの場合は、真夏に晴れの日が続いた時は水やりしますが、それ以外は降雨のみで大丈夫です。
肥料
植え付ける時に元肥として緩効性肥料を用土に混ぜ込みましょう。
追肥は春と秋に緩効性肥料や油かすを与えます。
肥料を与えると生育は良くなりますが、多すぎると葉色が悪くなります。
コプロスマは肥料をあまり与えなくても十分育ちますので、きれいな葉色を楽しみたい場合は肥料は少なめにすると良いでしょう。
\元肥におすすめ/
夏越し
コプロスマは耐暑性は強めですが蒸れには弱い性質です。
日照り続きで土が乾いている場合は水やりをしますが、土が常に湿っている状態にしないように注意してください。
直射日光が当たる場所では葉焼けを防ぐために日除けをしたり、鉢植えは明るい日陰で管理すると良いですよ。
冬越し
品種にもよりますが、コプロスマは寒さに弱い傾向があります。
関東以南では特に対策がなくても冬を越せますが、寒冷地の場合には冬場は室内で管理すると良いでしょう。
大寒波が来て特に寒い時は、地植えには藁を敷くなどの霜対策をすると安心です。
剪定・切り戻し
4月〜5月に好みの大きさや形になるように剪定します。
剪定した枝は挿し木にも使えますよ。
病害虫
コプロスマは、病害虫の被害はほとんど見られません。
コプロスマの増やし方
コプロスマは『挿し木』によって増やすことができます。
4月〜6月、または9月〜10月の成長期に、茎の先から5cm〜10cmほどをカットし、挿し穂を作ります。
土に挿す部分の葉は取り除き、しばらく水につけて水分を吸わせておきます。
その後、赤玉土小粒などの通気性の良い土に挿し、明るい日陰で管理しましょう。
発根するまでは乾燥させないように、水やりを忘れずにしてくださいね。
発根確率を上げるために、切り口に発根剤を塗るのもおすすめです。
まとめ
コプロスマは葉色を楽しめる植物。
きれいな葉色を長く楽しむためには日当たりは不可欠です。
また、日当たりが十分だと寒くなった時期に紅葉も楽しめる嬉しい効果付き!
日当たりにはとことんこだわりたいところです。
コプロスマで彩り豊かなガーデンを楽しんでくださいね。