パッとわかる!コリウスの育て方
- 乾燥に弱いので、水もちのよい土・こまめな水やりが必要
- カラーリーフとして楽しむなら、2週間1回の摘心をする
- 地植えの場合、冬に弱く枯れていくので一年草の扱いになる
コリウスは、花に負けないほどの鮮やかなリーフが特徴的です。
葉の形、色、大きさなど様々な品種が存在し、今では100以上の種類があります!
この記事では、コリウスの育て方と管理のコツをご紹介します。
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コリウスの詳細情報
植物名 | コリウス |
学名 | Solenostemon scutellarioides |
英名 | flame nettle、painted leaves |
科名 | シソ科 |
属名 | ソレノステモン属 |
園芸分類 | 草花 |
形態 | 一年草 |
樹高 | ~50cm程度 |
原産地 | アジアの熱帯、亜熱帯、アフリカ |
開花期 | 6月~10月頃 |
花色 | 青、白、紫など |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
コリウスは、一般的にカラーリーフとして観賞されます。
植物の葉というと緑色ですが、コリウスの葉はとっても鮮やかです!
例えば、赤い葉に黄緑の縁取り、緑の葉に赤い斑、オレンジ色の葉、紫の葉など。
コリウスは花も咲かせますが、葉を楽しむ植物。
花壇だけでなく、ハンギングや寄せ植えなどで大活躍します。
コリウスは鑑賞期間が長く、花が少ない真夏・寂しくなりがちの秋のガーデニングにも映えます。
コリウスは、乾燥に弱いので水はけ・水もちのよい土を用意してください。
もともと肥料を必要としませんが、美しく葉を保たせるには生長期に肥料を施します。
コリウスは、日光に当たれば葉の色が濃くなります。
真夏は直射日光によるダメージを受けてしまうので、半日陰の場所で管理すると安心です。
冬になるとコリウスは枯れていくので、一年草の扱いになります。
増やし方には、挿し芽が容易で育てやすいです。
コリウスの育て方|購入から植え付けまで
入手方法と販売時期
コリウスは、種や苗を園芸店やネット通販で購入できます。
種は、年中販売されていますが種まきは5月頃です。
苗は、5~6月に多く出回ります。
コリウスには、育て方が2つあります。
1つは種から育てる実生系、2つは挿し木で増やす栄養繁殖系です。
実生系は、小ぶりで花が咲くタイプ。
栄養繁殖系は、花がつきにくく切り戻しを繰り返すと大株になるタイプ。
どの大きさにするか、花を楽しみたいかによってタイプを選ぶとよいでしょう。
用土
コリウスは、水はけと水もちのよい土が適しています。
鉢植えなら、市販の草花用培養土を用意します。
地植えなら、掘った土に腐葉土や元肥をすき込みましょう。
植え付け・植え替え
コリウスは、種まきの場合、5月以降が適期です。
発芽適温は25℃前後なので、地域の気温をチェックしましょう。
苗の場合、5~6月頃に植え付けます。
ポット苗から取り出すときは、根鉢を崩さないようにしてくださいね!
鉢植えの場合、生育の様子に合わせて、鉢を大きくしていきます。
鉢の下から根が出てきたら植え替えのサイン。
地植えの場合、冬に弱く枯れていくので植え替えはありません。
日当たり・置き場所
コリウスは、日当たりでも日陰でも育ちます。
日光を十分に当てたほうが、葉が美しくなります。
ただ真夏の直射日光は強いので、その間は半日陰の場所で管理してください。
コリウスの育て方|日々のお世話
水やり
コリウスは、乾燥に弱いので水切れさせないようにします。
鉢植えなら、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。
地植えなら、植え付け後にたっぷり水を与えますが、その後は雨水に任せます。
真夏など極端に乾燥すると葉がしおれたり、枯れてしまいます。
真夏は、早朝にたっぷりと水やりします。
秋ごろは気温が低下するので、水やりは控えめにしてください。
肥料
コリウスの生長期4~6月と9~10月には、肥料を与えます。
液体肥料なら月1回に施し、化学肥料なら株元にばらまきます。
肥料のやりすぎには注意していただきたいです!
肥料が多いと、葉の色が薄くなったり鈍くなります。
剪定・切り戻し
コリウスを、カラーリーフとして楽しみたい方は1~2週間に1回ほど摘心をします。
切り方としては、本葉が10枚になったら頂点の芽をカットです。
摘心を繰り返すとわきめから芽を出します。
芽を出すと、葉がバランスよくたくさんつくので見栄えが良いです。
お花を咲かせたい場合は、まめな摘心をしない方がよいでしょう。
こまめな摘心をすると、花が咲きにくくなるからです。
夏越し
コリウスは、夏に強いので特に夏越しの作業はありません。
真夏の日差しによって葉色があせることがあります!
真夏は、半日陰の場所に管理すると安心です。
冬越し
コリウスは、冬になると枯れるので、基本的には冬越できません。
そのため、日本では一年草の扱いになります。
冬越させたい場合は、11月頃に室内に取り込んで管理します。
病害虫
コリウスには、病害虫に比較的強いです。
たまに、アブラムシやハダニ、ヨトウムシ、ナメクジがつきます。
見つけたら、市販のスプレーで吹き飛ばします。
特に、ハダニは真夏の乾燥する時期に発生しやすいです。
ハダニの予防法は、しっかりと葉水をするのが効果的です!
コリウスの増やし方
コリウスは、挿し芽で増やせます。
気温が高い時期ならいつでも可能ですが、6~8月が適期です。
節があるものを7~8cmほどカットして、水にしばらく浸します。
十分に吸水させたら挿し木用の土に挿して、風通しがよく日陰の場所で管理します。
根が生えてくるまでは、水を切らさないようにしましょう。
コリウスは、水差しでも増やせます。
水の入れたコップなどに茎を入れておくと、根が生えてきます。
ただ、葉は水の中に浸からないようにしてくださいね。
まとめ
コリウス単品で楽しむほかに、寄せ植えやハンギングなどアレンジに最適です!
ぜひ花に負けないほどの鮮やかなコリウスを育ててみてください。