アスターと宿根アスターはどちらもキク科の花ですが、一年草と多年草(宿根草)という違いがあります。
この記事では、アスターと宿根アスターの違いや見分け方を詳しく解説します。
アスターと宿根アスターの違い
アスター(エゾギク)は一年草で、宿根アスターは多年草です。
アスターは、一年草なので一度花を咲かせると枯れてしまいます。
宿根アスターは、冬に地上部が枯れても根が生きていて、翌年また花を咲かせます。
アスターと宿根アスターの違いの見分け方
アスターと宿根アスターは、ガクと葉で見分けることができます。
ガクの違い
アスター(エゾギク)と宿根アスターの違いを見分けるのに、わかりやすいのはガクの部分です。
一年草タイプのアスターのガクはよく目立つのが特徴です。(上の画像左)
何重にも重なっているガクがつぼみのときからはっきりと確認することができます。
一年草タイプのアスターは、開花した後もガクがよく見えます。
一方で、宿根アスターのガクは小さく目立たないのが特徴です(上の画像右)。
宿根アスターのガクは、開花すると見えなくなります。 横から見ても、ガクはそこまで目立ちません。
葉の違い
アスター(エゾギク)と宿根アスターの違いは、葉でも見分けることができます。
宿根アスターの葉は、一年草タイプのアスターよりやや細長いのが特徴です。
まとめ
アスターと宿根アスターの違いをまとめると以下のようになります。
アスター | 宿根アスター | |
---|---|---|
形態 | 一年草 | 多年草 |
学名 | Calistephus chinensis | Aster |
科名属名 | キク科カリステファス属 | キク科シオン属(アスター属) |
ガク | 何重にも重なっていて目立つ | 目立たない |
葉 | 細いが、宿根アスターよりは太い | アスターよりも細い |
アスターの育て方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
宿根アスターの育て方は、こちらの記事で詳しく解説しています。