お庭のシンボルツリーとしても選ばれ、自然で爽やかな印象を与える庭木です。
わが家もアオダモをシンボルツリーとして育てています。
アオダモを植える前に、デメリットもあるのかを知りたいですよね。
この記事では、実際に育ててみてわかったアオダモのメリットとデメリットについてまとめました。
アオダモのメリット|シンボルツリーにふさわしい理由
まずは、アオダモのメリットからお話していきます。
アオダモのメリットには主に5つあります。
樹形・木肌が美しい
アオダモのメリットの1つ目は、樹形・木肌が美しいことです。
アオダモの樹形は、株立ちです。
枝先の葉は小さく、涼しげな樹形をしています。
アオダモは自然と整った樹形になるのが特徴。
剪定を気にしなくても良いので、アオダモはガーデニング初心者の方にもおすすめです。
また、幹に白く浮かび上がる模様の斑紋がでることも、アオダモの美しい特徴です。
そのため、1本あるだけで、自然で明るい印象のお庭を演出することができます。
小さい庭にも植えられる
アオダモのメリットの2つ目は、小さい庭にも植えられることです。
アオダモは、自然と下の方の枝が朽ちていく性質があるので、通り歩きするのに邪魔になりません。
そのため、小さい庭にも問題なく植えられる庭木として重宝されています。
植栽スペースが狭いけれど、シンボルツリーを植えたい
そんな方には、アオダモをおすすめします。
管理がラク
アオダモのメリットの3つ目は、管理がラクということです。
そこまでガーデニングに時間をかけられない人にはぴったりの庭木です。
しかも、アオダモは非常に丈夫な植物で、半日陰・北側でも育ってくれます。
アオダモは、ほとんど手間をかけていません。
それでも問題なく育ってくれています。
病害虫の被害が少ない
アオダモのメリットの4つ目は、病害虫の被害が少ないということです。
ガーデニングをやっていると、病害虫にやられることがしばしば…。
でも、アオダモは病害虫の被害がほぼありません。
虫が苦手な私には最高の植物!
成長がゆっくり
アオダモのメリットの5つ目は、成長がゆっくりということです。
実際に育ててみて感じるのは、成長期の夏は多少枝が伸びるということ。
本当に「多少」。
成長がゆっくりということは、剪定の手間が少なくなるということでもあります。
アオダモの樹高が高くなったとしても、繊細な枝ぶりなので圧迫感がないのも魅力です。
アオダモのデメリット
アオダモは魅力あふれる庭木ですが、中には以下のことがデメリットに感じる人もいるかもしれません。
秋に落葉する
アオダモのデメリットの1つ目は、秋に落葉するということです。
アオダモは落葉樹ですので、秋に葉っぱが紅葉して葉っぱを落とします。
落ち葉が庭に広がることに…。
落ち葉が広がるのは嫌だっていう方には、落葉樹であることはデメリットになってしまいます。
苗木から大きくするのに時間がかかる
アオダモのデメリットの2つ目は、苗木から大きくするのに時間がかかるということです。
アオダモの成長がゆっくりであることは、メリットとデメリット表裏一体。
小さな苗木を買ってくると、大きくするまでに時間がかかります。
ただ、近年アオダモが人気なことから、大きめのアオダモを買おうとすると、値段が高くなってしまうのが難点です。
花が地味
アオダモのデメリットの3つ目は、花が地味ということです。
アオダモは、白く小ぶりで控えめな花を咲かせます。
同じ春に花を咲かせる樹木には、桜やハナミズキなど、華やかで美しいものがたくさんありますね。
それらの植物と比べると、アオダモは地味な花に見えてしまうでしょう。
下の方がスカスカ
アオダモは、下の方の枝が自然と朽ちてくる特徴があります。
そのため、下の方はスカスカになりがち…。
自然な樹形が好きという方にはいいのですが、目隠しを目的としている方には物足りないかもしれません。
アオダモの下に植栽したり、雑貨を飾ることで解決できますよ♪
まとめ
今回は、アオダモのデメリットについてお話しました。
アオダモは、メリットもあればデメリットとなる要素もあるので、庭木として植えられる前に、これらのことを知ってから選ぶことをおすすめします。
ですが、デメリットとなることでも、見方によってはメリットとなることがあります。
アオダモは秋に葉っぱが落ちて残念に思われがちですが、落葉することで、白い模様の美しい幹を楽しむことができます。
また、成長スピードが遅い分、長い年月をかけて大きく成長した時には感動も大きいことでしょう。
そして、花は地味な印象ですが、自然なお庭にしたい場合や他の植物と上手に組み合わせたい場合には、とても優れた植物であると言えます。
アオダモの特徴を上手に生かして、楽しんでみてくださいね!
アオダモの育て方は、こちらの記事で詳しく解説しています。