あざやかな赤やピンク色で、ハート型のつやつやした仏炎苞が印象的なアンスリウム。
高温多湿を好む熱帯植物なので、乾燥や低温に注意して育て方のコツをおさえれば初心者の方でも挑戦しやすいです。
一方で、アンスリウムの花が咲かないというお話もよく耳にします。
この記事では、アンスリウムの花が咲かない原因と咲かせるための対処法をご紹介します。
アンスリウムの花が咲かない原因と咲かせるための対処法
アンスリウムの開花時期は5~10月と長めです。
この時期にアンスリウムの花が咲かない場合、以下の4つの原因が考えられます。
肥料が足りない
アンスリウムの花が咲かない原因の1つ目は、肥料が足りないからです。
アンスリウムの生育期は5~10月と長く、たくさんの栄養を必要とします。
開花に必要な栄養が足りないと花が咲かないので、適切なタイミングで肥料を与えましょう。
肥料不足のサインの1つとして、葉や仏炎苞の色が薄くなることがあります。
葉の色が薄い、花は咲いたものの色が薄いと感じたときは肥料が足りていないので注意しましょう。
逆に肥料が多すぎると葉ばかりが茂って花が咲かなくなってしまいます。
栄養過多にならないよう、与える頻度に注意が必要です。
春から秋の生育期には、栄養不足にならないよう注意してください。
緩効性肥料を月に1回、もしくは液肥を10日に1回の頻度で与えます。
日照不足
アンスリウムの花が咲かない原因の2つ目は、日照不足です。
アンスリウムは直射日光が苦手ですが、ずっと日陰の環境だと花を咲かせません。
花を咲かせるためには適度な日当たりが必要です。
直射日光に注意し、室内の半日陰で育てましょう。
レースカーテン越しの明るい日陰が最適です。
根詰まりしている
アンスリウムの花が咲かない原因の3つ目は、根詰まりしているからです。
アンスリウムは根詰まりすると栄養が行きわたりにくくなり、花付きが悪くなってしまいます。
1~2年に1回、5~8月頃に植え替えをしましょう。
鉢底から根が出てくるくらいになったら植え替えの目安です。
一回り大きい鉢に植え替えるか、根を半分くらいに減らして植え替えます。
根腐れしている
アンスリウムの花が咲かない原因の4つ目は、根腐れしているからです。
アンスリウムは高温多湿を好みますが、水のあげすぎや水はけの悪さが原因で根腐れを起こすことがあります。
根が腐ってしまうと、葉や花に栄養が行きわたらず枯れてしまいます。
根を掘り起こし、腐っている部分があれば思いきってカットして植え替えてください。
水はけのよい土を使うことと、土の表面が乾いてからたっぷり水やりをするよう心がけましょう。
まとめ
アンスリウムの花が咲かない原因と対処法についてご紹介しました。
当てあまるものはありましたか?
あざやかな仏炎苞が見られるよう祈っています!