カラフルなラッパのような形の花が、下向きにたくさん咲く姿がかわいらしいエンゼルトランペット。
花や葉に毒性があるので、取り扱いには注意が必要です。
熱帯植物ながら寒さに強く育てやすいためとても人気がありますが、花が咲かないというお話もよく聞きます。
この記事では、エンゼルトランペットの花が咲かない原因と咲かせるための対処法をくわしくご紹介します。
エンゼルトランペットの花が咲かない原因と咲かせるための対処法
エンゼルトランペットの開花時期は5~11月で、樹高が1.5mほどに生長すると花が咲きやすくなります。
この時期になっても花が咲かない場合は、以下の4つの原因が考えられます。
肥料不足
エンゼルトランペットの花が咲かない原因の1つ目は、肥料不足です。
エンゼルトランペットは生育が早く、思った以上に多くの栄養が必要です。
肥料が足りないと葉が色あせて散ってしまい花が咲かなくなったり、咲いた花の色がうすくなったりします。
植え付け時に元肥として緩効性肥料、そのあとは1~2ヶ月おきに緩効性肥料を追肥します。
休眠期になる冬場だけは肥料を与えず、それ以外の時期はしっかり与えるようにしましょう。
葉ばかりが茂って花が咲かない場合は、リン酸が多めに含まれた液肥を2週間おきに与えてください。
水やりが足りない
エンゼルトランペットの花が咲かない原因の2つ目は、水やりが足りないからです。
エンゼルトランペットは水をたくさん必要とする植物なので、水やりが足りないと花を咲かせません。
特に5~10月の生育期には、水切れしないように注意してください。
鉢植えの場合、土の表面が乾いたらたっぷり水やりをします。
気温が高く水切れしやすい夏場は、朝夕2回あげるようにしましょう。
地植えの場合は雨にまかせますが、真夏に何日も雨が降らないようであれば株元に水やりをしてください。
日照不足
エンゼルトランペットの花が咲かない原因の3つ目は、日照不足です。
エンゼルトランペットは日陰でも育つ植物ですが、花を咲かせるためには日当たりが必要です。
鉢植えであれば日当たりのよい場所に移動させましょう。
ただし強い風にさらされると株が弱ってしまうので、置き場所に注意してください。
根詰まりしている
エンゼルトランペットの花が咲かない原因の4つ目は、根詰まりしているからです。
エンゼルトランペットは生育が旺盛なので根詰まりを起こしやすく、栄養が行きわたらなくなって花が咲かなくなることがあります。
鉢植えの場合、鉢底から根が出てくるようであれば植え替えが必要です。
1~2年に1回を目安に、一回り大きな鉢に植え替えましょう。
まとめ
いかがでしたか?
エンゼルトランペットの花が咲かない原因として一番多いのは肥料不足です。
肥料を増やしてみても改善が見られないようであれば、他の原因も探ってみてください。
株が大きくなると50~100輪くらい花を咲かせてくれることもあります。
色あざやかなお花がたくさん咲きますように!