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アメリカンブルー(エボルブルス)の育て方と管理のコツを初心者にもわかりやすく解説

アメリカンブルー(エボルブルス)の育て方と管理のコツを初心者にもわかりやすく解説

パッとわかる!アメリカンブルー(エボルブルス)の育て方

  • 生育期間中は定期的な剪定で、花数を増やす
  • 花つきを良くするためには日当たりの良い場所で管理する
  • 耐寒温度は5度までで、耐寒温度以下になると枯れてしまう
  • 寒さに弱いが、日当たりと気温次第では冬越し可能

青く涼しげな花をたくさん咲かせるアメリカンブルーは、エボルブルスという名でも呼ばれています。

アメリカンブルーは、春から秋までの長い期間、3cmほどの小さな青い花を次々と咲かせてくれます。

ほふく性があり、ハンギングやグラウンドカバーにも向いている植物です。

その一方で、横にどんどん伸びていくので、放っておくと花が咲かずに形が悪くなってしまいがち。

アメリカンブルーをきれいに見せるためには株のお手入れが大切です。

上手にお手入れすればガーデニング初心者でもアメリカンブルーの花をたくさん咲かせることができます。

今回は、アメリカンブルー(エボルブルス)の育て方と管理のコツをお伝えします。

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運営者
みゆき

みゆ庭編集部

ガーデニングコーディネーター

元植物を枯らすタイプ…。
コツをつかんだら、うまく育てられるように!
ずぼらガーデニングくらいがちょうどいい♪

目次

アメリカンブルー(エボルブルス)の詳細情報

アメリカンブルー(エボルブルス)の育て方
アメリカンブルー(エボルブルス)
植物名アメリカンブルー
別名エボルブルス
学名Evolvulus pilosus
英名Blue daze
科名ヒルガオ科
属名エボルブルス属
園芸分類草花
形態多年草(一年草)
樹高20cm~40cm
原産地アメリカ
開花期5月~10月
花色
耐寒性弱い
耐暑性強い

アメリカンブルー(エボルブルス)はアメリカ生まれの多年草。

ヒルガオ科の花なので、昼顔の花と同じように日が当たっている時間だけ花を咲かせ、日が落ちると花がしぼむ性質があります。

ひとつひとつの花の寿命は短いものの、春から秋に渡って次々と花を咲かせるので、長期間花を楽しめます。

夏の暑さに強いアメリカンブルーですが、寒風や霜に弱い植物です。

冬越しが難しいので、日本では一年草として扱われることもあります。

アメリカンブルー(エボルブルス)の育て方|購入から植え付けまで

アメリカンブルー(エボルブルス)の育て方

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入手方法と販売時期

アメリカンブルー(エボルブルス)は4月の下旬以降から6月までの間、苗が出回ります。

寒い地域では苗の出荷が遅くなる場合があります。

アメリカンブルーの種は園芸店やホームセンターでは販売されていません。

用土

アメリカンブルー(エボルブルス)は、市販の草花用培養土で育ちます。

アメリカンブルーに使う土は、水はけが良くて保水性のある土が良いです。

新しく土を作る場合は、赤玉土と腐葉土を6:4で配合した土を使います。

地植えの場合は、植え付けの2週間ほど前に、庭の土に腐葉土と堆肥をすき込みます。

植え付け・植え替え

アメリカンブルーの植え付け
アメリカンブルーの植え付け

アメリカンブルー(エボルブルス)の植え付け適期は4月から5月の間です。

横に広がるので、地植えやプランターに並べて植える場合は株間を30cm開けます。

アメリカンブルーは、少し深めに植え付けると枝が良く増えます。

根が弱いので根を崩さないように植えましょう。

アメリカンブルーは生育旺盛なので、1年に1度の植え替えが必要です。

植え替えは4月から5月の間、寒冷地では気温が上がってから行います。

植え替えの時に古い土や傷んだ根は取り除き、一回り大きな鉢に植え替えます。

日当たり・置き場所

アメリカンブルー(エボルブルス)は必ず日当たりの良い場所で育てます。

日当たりが悪いと茎が弱く間延びして、花数が減ったり、咲かなくなります。

アメリカンブルーは秋以降も日当たりが必要です。

冬越しのために取り込んだ鉢植えは、日当たりの良い窓際など明るい場所で管理します。

冬場になると夕方以降の窓際は温度が下がるので、窓際から少し離れた場所に置きます。

アメリカンブルー(エボルブルス)の育て方|日々のお世話

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水やり

アメリカンブルー(エボルブルス)の水やりは土が乾いてから行います。

アメリカンブルーは多湿な環境が苦手で、乾燥には強い植物です。

土が湿っている状態が続くと花つきが悪くなります。

鉢植えの場合の水やりは、土の表面が乾き、アメリカンブルーがやや萎れたころが目安です。

地植えの場合は基本的に雨に任せますが、夏場は水切れする前に水やりをします。

アメリカンブルーに水やりをする時は、ハダニ予防のために、葉にもまんべんなく水をかけます。

肥料

アメリカンブルー(エボルブルス)は植え付け時と開花期間中に肥料が必要です。

植え付け時の元肥には緩効性化成肥料を使います。

開花期間中は2ヶ月か3ヶ月に一度、緩効性化成肥料を少なめに与えます。

基本的に花や草花の肥料と書かれている肥料を使えば問題ありません。

しかし、アメリカンブルーの葉ばかり茂って花が咲かない時は、窒素分を控えてリン酸とカリウムの多い肥料に変えます。

十分に茎や葉が育っていて、花だけを充実させたいならリンカリ肥料を選びましょう。

剪定・切り戻し

アメリカンブルー(エボルブルス)の開花期間中である5月から10月の間は、剪定で花数を増やせます

アメリカンブルーは枝の先に花をつけるので、剪定をして枝を増やすことが花数を増やすコツです。

草丈が10cmより小さいうちは、新しく伸びる枝の先を摘心して枝数を増やします。

生育期間中に樹形が乱れてきた場合は、まとまりが悪くなっている部分や、伸びすぎている部分を切って整えます。

ただし、切った枝がアメリカンブルーの花を再び咲かせるまでに2週間ほどの期間が必要です。

継続して花を咲かせたい場合は一度に切り揃えてしまわないように注意します。

開花を終えた株は、10月中に草丈の半分ほど切り戻します。

夏越し

アメリカンブルー(エボルブルス)は、特別な対策をしなくても夏越しができます。

冬越し

アメリカンブルー(エボルブルス)の冬越しには、あたたかくて日当たりの良い場所での管理が必要です。

アメリカンブルーは5℃以下になると枯れてしまいます。

品種によっては15℃以上での管理が推奨されているので、確認しておきましょう。

耐寒温度以下になる地域でアメリカンブルーを地植えしている場合は、10月下旬までに鉢上げして屋内に取り込みます。

屋内での環境が良いと花を咲かせることもありますが、肥料は必要ありません。

水やりも控えめにします。

寒かったり、春になってまだ気温が低いうちから外に出すと葉が茶色くなります。

春になってアメリカンブルーを再び屋外に出す時は、あたたかな日が数日間続くようになってからにしましょう。

病害虫

アメリカンブルー(エボルブルス)はハダニと灰色カビ病の発生に注意します。

ハダニはアメリカンブルーの生育期間中に発生しやすい虫です。

特に、高温乾燥期にはハダニがつきやすくなるので、水やりの時に葉に水をしっかりかけて予防します。

アメリカンブルーは株の風通しが悪かったり、花がらを取らずに置いたままにしていると、灰色カビ病が発生します。

定期的な剪定と花がら摘みを行いながら、乾かし気味に管理するのが一番の対策です。

アメリカンブルーの病害虫は、早期発見できれば薬剤散布で対処できます。

しかし、灰色カビ病にかかってしまった葉は残しておかずに、全て取り除いて処分しましょう。

アメリカンブルー(エボルブルス)の増やし方

アメリカンブルー(エボルブルス)は挿し木株分けで増やします。

アメリカンブルーの挿し木は5月から6月の間と、9月が適期です。

挿し木には花芽がついていない、若くて丈夫そうな枝を10cmほどに切って使います。

1時間ほど吸水させた後で清潔な赤玉土に挿し、半日陰で土を乾かさないように管理します。

アメリカンブルーは株分けで増やすことも可能です。

株分けは、4月から5月の間の植え替え時期に行います。

取り出した根鉢を手か清潔なハサミで半分に分けて、根鉢より一回り大きな鉢に植えます。

根が張り、株が安定するまでは肥料は与えません。

まとめ

アメリカンブルー(エボルブルス)はあっという間に株が広がっていくので、たった一株でも広いスペースをカバーしてくれます。

開花期間中に伸びすぎた部分は、その都度切り戻しておけば花を切らすことなく樹形を維持できます。

少し切りすぎても、生育期間中なら枯れずにすぐ元通りになるので、初心者さんも失敗することなく育てられますよ。

暑さに強く、長く花が楽しめるアメリカンブルーをぜひ育ててみて下さいね。

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