冬に与える肥料・寒肥は、花後や収穫後の木に栄養補給をする役割があります。
有機肥料がじわじわ効いていくことで、春の芽吹きも力強くなります。
この記事では、寒肥の基本のやり方や撒くだけの方法をくわしく解説しました。
時期や深さも参考にしてくださいね。
寒肥とは
寒肥は、寒い冬にあげるので、寒肥(かんごえ)と呼ばれています。
寒肥は、花が咲いた後や収穫後の木に栄養補給をする肥料です。
耐寒性を高めて、新芽の成長を促すのが目的で与えます。
有機肥料で、じっくりと効いていくのが特徴です。
寒肥は、バラやクレマチス、果樹などに与えます。
寒肥を施す時期
寒肥は冬の12月〜2月ごろに与えます。
積雪が深く、その時期の与えることができない場合は、積雪前の11月ごろにあげると良いです。
寒肥のおすすめ
自分で配合することもできますが、私はホームセンターに売っている「寒肥」と書いてある専用の肥料を買ってしまいます。
バラやクレマチス、果樹(ブルーベリー・イチジクなど)にあげています。
大きく成長しすぎるミモザやユーカリにはあげていません。
寒肥のやり方|穴を掘って施す方法
基本のやり方は、木の周り約20cmくらいの位置に深さ約20cmの穴を掘って寒肥を入れます。
寒肥を入れたら、土を入れて穴を埋めます。
ローズスクリューを使うと、地面に穴を掘るのがラクになります。
ローズスクリューの直径が75mmですので、8cmくらいの穴を掘ることができます。
この後、穴に寒肥を入れていきます。
寒肥を入れる量は、肥料袋に書いてありますので、参照してください。
参考までに、私が使っている寒肥の量の目安は以下の通りでした。
木の高さ | 寒肥の量 |
---|---|
低木(1m未満) | 100g〜150g |
中木(大人の身長程度) | 200g〜250g |
高木(幹の太いもの) | 300g〜350g |
ひと握りが約30gです。150g入れようと思ったら、5つかみ分入れることになります。
寒肥を入れ終わったら、土を被せて穴をふさぎます。
寒肥のやり方|撒くだけの方法
木の周りに寒肥をまき、移植ゴテなどで土と馴染ませるのだけでも効果はあります。
- 他の植物があって穴が掘れない
- そこまで手間をかけている時間がない
という場合は寒肥を撒くだけでもかまいません。
寒肥を入れる量は、袋に書いてあります。袋の裏面を参照してください。