長年楽しめる多年草の中には、冬も常緑のものと、地上部が枯れてしまうもの(宿根草)があります。
枯れてしまうのは残念ですが、土の中の根はまだ生きています。
この記事では、冬に枯れた宿根草の切り戻し方について図解します。
宿根草の冬の切り戻し
宿根草を冬に切り戻す方法についてまとめました。
冬に切り戻す必要があるのは、冬に地上部が枯れる宿根草です。
この他に、サルビアやセージなども切り戻します。
時期はいつからいつまで?
宿根草の冬の切り戻しは、宿根草の地上部が枯れたら行います。
いつまでにやらなければいけないという決まりは特にないのですが、私は大体、枯れ込んでくる12月ごろ行っています。
冬に枯れた宿根草を切り戻す理由
冬に枯れた葉や茎が残っていると、寒風にさらされて水分が奪われる可能性が高まります。
そのため、地上部を切り戻した方が良いとされています。
宿根草を切り戻す位置ややり方
宿根草が冬に枯れたら、地際で切り戻します。
刈り込みバサミを使うとラクに切れますよ!
以下の写真は、カラマグロスティスを切り戻した様子です。
BEFORE
AFTER
バッサリ切ってしまって大丈夫!
あたたかくなるとまた芽吹いてくれますよ!
切り戻さないで残すとおしゃれな植物も
実は、切り戻さないで残しておくと冬枯れの庭に映えておしゃれに見える植物もあります。
ドライフラワーを飾っているかのような雰囲気になります。
ルドベキア・タカオ
黄色い花びらが落ちて、真ん中のしべだけが残ります。
その姿はまるでドラムスティックのよう。
茎が強いので、真冬でもこの姿で残ります。
花がない冬枯れの庭のアクセントになります。
アナベル(低木)
低木ですが、アナベルもこのままの状態で冬まで残ります。
もはやドライフラワーですよね。
冬は花が少なくなるので、アナベルの花がアンティークっぽいおしゃれさを演出してくれます。
光が透けてとても綺麗です。