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ペンタスの育て方と管理のコツを初心者にも分かりやすく解説

ペンタスの育て方と管理のコツを初心者にも分かりやすく解説

パッとわかる!ペンタスの育て方

  • 日当たりと風通しの良い場所で育てます。
  • 水やりは、土が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。
  • 花がら摘みはこまめにおこないます。

小さな星が、集まってできた傘のような見た目のペンタス。

春から秋にかけて花を咲かせ、夏の暑さにも負けない強く丈夫な花です。

この記事では、春から秋にかけて楽しむことができる、ペンタスの育て方と管理のコツをご紹介します。

運営者
みゆき

みゆ庭編集部

ガーデニングコーディネーター

元植物を枯らすタイプ…。
コツをつかんだら、うまく育てられるように!
ずぼらガーデニングくらいがちょうどいい♪

目次

ペンタスの詳細情報

ペンタスの詳細情報
植物名ペンタス
学名Pentas lanceolata
英名Star cluster
科名アカネ科
属名ペンタス属
園芸分類草花
形態一年草
樹高30cm~50cm
原産地熱帯アフリカ東部からアラビア半島
開花期5月~10月頃
花色ピンク、白、紫、赤
耐寒性弱い
耐暑性強い

ペンタスは、アカネ科ペンタス属の多年草。

しかし、日本の厳しい寒さには弱いため、日本では一年草扱いです。

開花時期は5月~10月と長く、春から秋にかけて楽しむことができます。

ペンタスの魅力は何といってもその花姿。

星形の小さな花が密集して咲き、傘のように広がります。

花色もピンクや白、赤や紫などいろいろありますよ。

鉢植えなどで、コンパクトに育てられる品種もあるため、初心者にも育てやすい植物です。

ペンタスの育て方|購入から植え付けまで

ペンタスの育て方|購入から植え付けまで

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入手方法と販売時期

ペンタスは、ホームセンターや園芸店、ネットショップなどで購入できます。

ポット苗や鉢植えが販売されていて、販売時期は4月下旬から8月頃です。

比較的手頃な価格で販売されているため、手に入れやすいでしょう。

ペンタスを購入する際は、コンパクトで枝数が多く、葉色がよい株を選ぶようにします。

根元がグラつくものや、葉が茶色く枯れているような株は避けましょう。

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用土

ペンタスは、水はけの良い土を好みます。

庭植えの場合は、堆肥多く混ぜて良く耕しておきましょう。

鉢植えの場合は、市販の草花用の培養土を利用します。

ほかは、赤玉土小粒:腐葉土:粒状パーライト=6:3:1の配合土を利用するのおすすめです。

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植え付け・植え替え

ペンタスの植え付け・植え替え

ペンタスは、5月~8月頃植え付けをするのがベストです。

ペンタスの苗は大きく成長するので、複数植える場合は、20㎝~30㎝程間隔をあけて植え付けます。

広めに間隔をあけることで、ペンタスの株同士が窮屈にならずに元気に育つのです。

またペンタスの植え替えは、1~2年に1回、植え替えを行いましょう。

根詰まりすると、花つきが悪くなったり、枯れてしまう原因になります。

鉢植えの場合は、植え替え前の鉢より一回り大きいものを選び、植え替えましょう。

日当たり・置き場所

ペンタスは日当たりが良く、風通しの良い場所で育てます。

日当たりが悪いと、花の付きが悪くなったり、茎が徒長するのです。

しかし、夏などで直射日光に当たりすぎると弱ってしまうので、半日陰に移動させると良いでしょう。

ペンタスは、蒸れに弱いので、通気性の良い場所で育てるのが重要です。

ペンタスの育て方|日々のお世話

ペンタスの育て方|日々のお世話

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水やり

ペンタスの水やりは、土が乾いたらたっぷりと水をあげます。

夏などは、土が乾燥しやすいため水切れに注意しましょう。

しかし、水を与えすぎると根腐れしてしまうので注意です。

肥料

ペンタスは、花を咲かせている期間が長い植物。

一方肥料が切れると、花が咲きにくくなるので肥料は定期的に与えましょう。

鉢植えの場合は、春から秋に2カ月1回程度、緩効性化成肥料を株元に与えます。

花壇植えの場合は、月に1回程度にします。

夏に肥料を与えすぎると株が弱るので注意が必要です。

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剪定・切り戻し

ペンタスは、花がら摘みをこまめにおこないます。

花が終わったら、できるだけ早めに摘み取りましょう。

こうすることで、長くきれいな株を保つことが出来ます。

またペンタスの枝がのび、大きくなってきた場合切り戻しを行いましょう。

そうすることで、まとまった株姿にできるのです。

夏越し

ペンタスの夏越し

ペンタスは、暑さに強い丈夫な植物です。

しかし、夏は気温が上がり、日差しもきつくなります。

そういったときは、半日陰に移動して育ててあげると良いです。

冬越し

日本の厳しい冬の寒さには弱いペンタス。

冬は室内に移動させたり、日当たりのいい場所で育てると冬越しさせることができます。

地植えの場合は、防寒対策としてマルチングがおすすめです。

病害虫

ペンタスの害虫はカイガラムシ、気を付けたい病気は、灰カビ病と立ち枯れ病です。

被害を受けないためにも対策をしたり、早めに対処することが大切。

カイガラムシ

殻をかぶった黒い虫が、葉茎に寄生して栄養を吸い取ります。

それにより植物が弱ってしまうのです。

また、カイガラムシをほおっておくとすす病を誘発します。

見つけた場合はすぐに駆除することが大切。

幼虫の段階であれば殺虫剤を利用し、成虫になると殺虫剤が効かないので、ブラシでこそげ落とします。

灰カビ病

花や葉、茎などが、カビたように黒ずんできます。

放っておくと、灰色のかびが全体に広がって腐ってしまうのです。

かびの胞子は空中に飛び散り、ほかの植物たちに伝染します。

症状を見つけたら、その部分はもう戻らないので取り除きましょう。

予防策として、花がら摘みなどをこまめにおこない、風通しを良くして蒸れを防ぎます。

立ち枯れ病

茎がくびれたようになり、倒れて枯れてしまいます。

発芽直後、または幼苗の時期に発生しやすいです。

土壌伝染性の病気なので、新しい土か、消毒した土を使うようにしましょう。

症状がでた株は根から引き抜き、土を消毒します。

ペンタスの増やし方

ペンタスの増やし方

ペンタスは挿し木で増やすことが出来ます。

挿し木のタイミングは、春なら5~6月、秋なら9~10月に行うと良いです。

簡単な挿し木の手順を紹介します。

  • 若い枝の先端を、5~7㎝程切り取り、半分から下の葉を摘み取ります。
  • 土に挿す部分を斜めに切り、切り口を水に30分から1時間ほど付けましょう。
  • 用意した用土に穴をあけ、そのまま挿すか、発根剤を切り口につけ挿します。
  • 挿した枝を土でしっかり固定させ、その後、やさしくたっぷり水を与えましょう。
  • 直射日光を避け、半日陰で管理し、土が乾いたら水を与えます。
  • 根が生えたら掘り出し、1株ずつポットや鉢に移植して育てていくといいです。

まとめ

開花時期が長くて、暑さに強く丈夫なペンタス。

他のお花と寄せ植えに使用すると、ボリュームや立体感を出すことができ、お庭が一層映えることでしょう。

ペンタスを複数植えて、お庭に小さな星をたくさんちりばめるのも素敵ですね。

魅力あふれるペンタスをぜひ育ててみてくださいね。

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