パッとわかる!コルディリネの育て方
- 品種によって耐寒性が異なるので購入の際にチェック!
- 観葉植物用の土など、水はけのよい土を使用する
- 日当たりを確保してあげると葉色が美しく保つ
コルジリネ(コルディリネ)は、南国の雰囲気を作ってくれる観葉植物として人気があります。
まさに、現地ではフラダンスのスカートやご飯を包むものなどに用いられています。
そんなコルジリネは、ご家庭でも管理がしやすく日当たりのよい場所であれば元気に育ってくれるものです。
この記事では、コルジリネの育て方と管理のコツをご紹介します。
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コルジリネ(コルディリネ)の詳細情報
植物名 | コルジリネ(コルディリネ) |
学名 | Cordyline |
英名 | Cordyline |
科名 | キジカクシ科 |
属名 | コルジリネ属 |
園芸分類 | 観葉植物 |
形態 | 低木、高木 |
樹高 | 1m~10m |
原産地 | オーストラリア、ニュージーランドなど |
開花期 | – |
花色 | – |
耐寒性 | 弱い、強い(品種による) |
耐暑性 | 強い |
コルディリネは、オーストラリアやニュージーランドなどに生息し、葉模様が美しい観葉植物です。
品種によって葉色が異なるが、共通するのはシャープで長い葉姿に誰もが目を引きます。
エキゾチックな庭づくりにはもってこいの植物で、乾燥に強いので比較的扱いやすいです。
コルディリネは、日当たりのよい場所を好むため屋外で育てる方がよいです。
植え付ける際に水はけのよい土を用意し、肥料施しは定期的に行います。
水やりは土乾いた時に必要ですが、葉水も定期的に行うと病害虫の予防になります。
耐寒性の弱い品種は冬越の作業が必要になりますが、さほど難しくはありません。
肌が寒くなった頃に室内に取り込みながら、週3回に日光浴を時々させてあげて管理するのみです!
コルディリネの育て方|購入から植え付けまで
入手方法と販売時期
コルディリネは、一般的に園芸店やネット通販で苗を購入できます。
寒さに弱い植物なので、店舗によっては11~3月には販売していないことが多いです。
遅い春から夏、秋ごろに在庫をチェックすると入手しやすくなります。
品種によって背丈や葉色が様々で、耐寒性の強さも異なります。
- 耐寒性強い品種
- レッドスター→赤茶色の葉
- ストリクタ→グリーン系の葉
- 耐寒性弱い品種
- パープルコンパクタ→パープル系の葉
- アイチアカ→赤い葉
- チョコレートクイーン→茶色い斑入り
用土
コルディリネは、水はけと水もちのよい土を好みます。
鉢植えなら、観葉植物用の土を用意します。
地植えなら、土づくりが必要になりますので、下記の2通りを参考にしてみてください。
- 腐葉土 : 赤玉土= 4 : 6
- 観葉植物用の土 : 赤玉土 : 鹿沼土 = 4 : 1 : 1
コルディリネは、水はけの悪い場所だと根腐れを起こしてしまいます。
環境に合わせて土を調整してみてください。
植え付け・植え替え
コルディリネの植え付けタイミングは、5~9月が適期です。
ただし7月以降に植え付けする際は、猛暑の日は避けておくとよいです。
植え替えについては、株が鉢の中でパンパンになったときに行います。
たとえば、水やりをしても鉢底から水が流れにくくなった時が植え替えのサインです。
植え替えの適期は屋外なら5~7月ですが、暖かい室内ならばいつでも可能です。
日当たり・置き場所
屋外で育てる場合は、日当たりと風通しの良い場所に置きましょう。
室内で育てたい場合は、下の2つ方法があります。
- 基本的には室内で育て、週2~3日は外に出して日光浴をさせる
- 気温が低くなる冬のときだけに取り込み、それ以外の季節には屋外で育てる
なぜならば、コルディリネは耐陰性が弱く、通年室内では育てるのは難しいためです。
室内に取り込んだ場合は、ガラス越しで日光が当たる場所に置くとよいでしょう。
コルディリネの育て方|日々のお世話
水やり
鉢植えなら、土の表面が乾いたら鉢の下から水が流れるまで水やりをします。
地植えなら、植え付け時にしっかり水やりを行い、根付くまで水を与えてください。
鉢植えと地植えともに、葉水を定期的に行うとハダニ発生の予防になります。
葉水を行う際は、葉の表だけでなく裏もやってあげるとより効果的です。
肥料
コルディリネの春から秋の生長期に、液体肥料か固体肥料を施します。
冬場は生長が緩やかになるため、肥料施しは控えるとよいです。
冬に肥料を与えてしまうと肥料焼けを起こしてしまうことがあります。
剪定・切り戻し
コルディリネの生長期が終え、冬の頃に樹形が乱れてきたら整える程度で剪定します。
また枯れた葉を見つけたらカットしてあげると、風通しがよくなります。
夏越し
コルディリネは、暑さに強いため夏越しの作業はありません。
冬越し
コルディリネは、耐寒性の弱い品種には冬越しの作業が必要です。
鉢植えなら、寒くなってくる前に室内に取り込みます。
室内だと外より日当たりの悪い状態なので、水やりは控えめにしてくださいね!
地植えの場合は、株元にわらをしくなどマルチングをするとよいです。
屋内での冬の水やりは1週間に1~2回にとどめておいてください。
病害虫
コルディリネは、ハダニ、アブラムシ、カイガラムシの発生に注意します。
見つけたら、市販の殺虫スプレーで吹き飛ばしてください。
日頃からの予防方法は、葉水を定期的に行うと効果的です!
コルディリネの増やし方
コルディリネの増やし方は、背丈が大きい場合は挿し木&茎伏せ・根伏せ、取り木のどちらかです。
背丈が小さいうちは、挿し木だけでよいでしょう。
挿し木は、根が出ていない状態で枝を土に挿すことで発根させますが、どうしても根が出にくいものも生じます。
取り木は、親の幹から根を出すので、その状態で植え付けるので成功しやすく育てやすいといわれます。
増やし方に方法が多数あるので、コルディリネの管理に慣れてきたら試してみてもよいでしょう。
挿し木の方法
コルディリネの最上部にある葉が付いている部分の茎をカットします。
カットしたコルディリネを挿し木用の土に挿し、日の当たらない明るい場所で管理します。
この時、葉を麻ひもなどで軽く束ねておくと、葉の蒸発を防ぐことができます。
根が生えてくるようになったら、明るい場所に移動させて育てます。
茎伏せ・根伏せの方法
コルディリネの葉がついていない茎や根を3cmずつカットして、土の上に半分埋まるように伏せておきます。
水切れを起こさないように管理する必要があり、水もちのよい土を使うとよいでしょう。
しばらくすると、根が生えて芽も出してきます。
発根したら、芽がつけたまま適当に切り分けて鉢に植えこみます。
取り木の方法
幹の一部に幅2~3cmほど皮をむく、または幹の表面に切り込みを入れます。
傷つけた部分に湿らせた水苔を巻き、その上にビニールで固定するように包んでおきます。
余分な水分を排出できるように、包んだビニールには小さな穴をあけておくとよいです。
水苔を包んだところから1か月ほど発根したら、根が出ている部分の下をカットします。
カットしたら、水苔を付けたまま鉢に植え付けて育てます。
まとめ
コルディリネは、南国生まれなので日当たりのよい場所に置くと元気に育つものです。
玄関あたりに飾れば、仕事運・金運UPなど風水効果に期待できるともいわれています。
ぜひ、コルディリネを育ててみてくださいね!