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カラーの育て方と管理のコツを初心者にもわかりやすく解説

カラーの育て方と管理のコツを初心者にもわかりやすく解説

パッとわかる!カラーの育て方

  • 湿地性なら、水やり頻度を多め・植えっぱなしOK
  • 畑地性なら、水やりの頻度少なめ・秋に球根掘り上げ
  • 基本的には、日当たり・水はけ・風通しの良い場所で育てる

カラーは、一つの花びらをくるんと巻いたフォルムがウェディングドレスのようだといわれています。

結婚式の代表的純白なお花として、ブーケやテーブル装飾などで大活躍します。

実は、純白の色だけでなくほかにもカラフルな色もあり、ご家庭でも育てられる植物です。

この記事では、カラーの育て方管理のコツをご紹介します。

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運営者
みゆき

みゆ庭編集部

ガーデニングコーディネーター

元植物を枯らすタイプ…。
コツをつかんだら、うまく育てられるように!
ずぼらガーデニングくらいがちょうどいい♪

目次

カラーの詳細情報

カラーの育て方
カラー
植物名カラー
学名Zantedeschia
英名Calla
科名サトイモ科
属名オランダカイウ属
園芸分類球根
形態一年草、多年草
樹高30~100cmほど
原産地南アフリカ
開花期6~7月頃
花色白、黄色、ピンク、グリーンなど
耐寒性普通(湿地性)、弱い(畑地性)
耐暑性強い

カラーは、サトイモ科カラー属の球根植物です。

カラーは切り花として多く出回っていますが、ご家庭で鉢植えや地植えで育てることが可能です。

花の大きさや色のバリエーションが豊富ですが、カラーの性質は2つあります。

湿った場所を好む湿地性、乾燥気味を好む畑地性の2つです。

特に水やりの頻度、冬越の方法が異なるので、購入の際は確認します。

湿地性は、植えっぱなしで翌年春に芽吹きます。

畑地性は、花後に球根を掘り上げて分球することによって増やせます。

カラーの育て方|購入から植え付けまで

カラーの育て方

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入手方法と販売時期

カラーは、球根として3~5月に園芸店やネットで販売されています。

カラーのタイプは、2つ大別しています。

 タイプ1:湿地性タイプ2:畑地性
湿った場所を好む乾燥した場所を好む
耐寒温度-10℃、冬越し可能耐寒温度5℃、秋ごろに掘り上げ
地植え向き鉢植え向き

それぞれ育て方が異なるので、購入の際はタイプを確認しておきましょう。

用土

鉢植えなら、市販の培養土で育ちます。

地植えなら、腐葉土や元肥などをすき込んで水はけのよい土にします。

植え付け・植え替え

カラーは、地植えと鉢植えともに4~5月頃を目安にして植え付けます。

球根の発芽適温は20~25℃前後なので、地域の気温を見て決めましょう。

鉢植えにする場合、鉢の大きさと植える球根の数を下のように目安にしてみてください。

  • 湿地性→8号鉢に1球
  • 畑地性→6号鉢に1~2球

地植えにする場合、株間を50~80cmほど空けて植え付けます。

球根の植える高さは、おおよそ3~5cmが良いです。

浅く植えてしまうと、根が張れなくなることがあります。

植え替えの時期は、鉢植えなら2~3年に1回、新しい土を使って作業します。

植え替えのタイミングは、春の植物が咲く前がよいでしょう。

その時に球根を分球することできます。

カラーを植えっぱなしで毎年咲かせるコツは、こちらの記事で詳しく解説しています。

日当たり・置き場所

カラーは、日当たり・風通し・水はけのよい状態で育ててあげましょう。

カラーは夏の暑さには強いですが、高温多湿の状態では球根が腐ってしまうことがあります。

夏場は涼しい半日陰の場所に植えてあげると安心です。

カラーの育て方|日々のお世話

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水やり

湿地性のカラーは、土が湿った状態を好みます。

土の表面が乾きそうになったら、たっぷりと水やりをしましょう。

畑地性のカラーは、乾燥状態を好むので、常に湿ったままだと球根が腐ってしまいます。

土が乾いた時にだけ、水やりをします。

秋冬は休眠期に入るので、湿地性には控えめに水やり、畑地性は水やりナシで大丈夫です。

肥料

鉢植えなら、花が咲く前の4~6月までは2週間1回ほど液体肥料を与えましょう。

地植えなら、植え付け時に元肥を与えてしまえば、ほとんど肥料がなくても育ちます。

剪定・切り戻し

カラーの花が咲き終わったら、花茎の根本からカットします。

葉は、そのままにして黄色くなるまで残しておきます。

翌年に向けて、葉によって光合成をおこない球根を太らせる効果があります!

夏越し

カラーは、夏に強い植物ですが、高温多湿の状態をさせては病気の原因になります。

夏は、半日陰で育てながら風通しと水もちのよい環境で管理します。

冬越し

湿地性のカラー

耐寒温度は-10℃なので日本では植えっぱなしでもOKです。

畑地性のカラー

5℃以下になると球根が凍ってしまいます。

鉢植えの場合、冬は鉢を室内に取り込みます。

地植えの場合、10月中旬ごろに掘り上げる必要があります。

一部の暖地では、腐葉土や不織布で被せてあげると冬越しできる例もあります。

病害虫

高温多湿の状態が続いてしまうと、軟腐病が発生しやすくなります。

球根が溶けるように腐ってしまい、周りの土にも病気にかかってしまうことがあります。

風通しと水はけをよくすることで、病気予防になります。

開花中には、コガネムシに注意します。

花の中に潜り込んで食害するので、成虫には市販の防除薬剤を散布します。

成虫を見かけたら、付近に卵を産み付けた可能性がありますので一緒に駆除すると安心です。

カラーの増やし方

カラーの育て方

カラーは、畑地性の場合、秋ごろに掘り上げた球根を分球することで増やせます。

分球の時期は、植え付けや植え替えと同じタイミングで作業します。

分球のコツは、なるべく手で簡単に折れる部分だけ分けるだけです!

無理に分けようとすると、分けた部分の面積が大きくなるため腐りやすくなります。

まとめ

カラーには、湿地性と畑地性の2つタイプがあります。

性質を知らずに育てると枯らしてしまったり、花が咲かなくなることがあります!

球根の購入時にはこれだけお気を付けて、ぜひカラーを育ててみてくださいね。

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