ハナミズキは春に白やピンクの花を咲かせる人気の庭木です。
でも、せっかくハナミズキを育てているのに、葉っぱばかりで花が咲かない…というお悩みをよく聞きます。
この記事では、ハナミズキが葉っぱばかりで花が咲かない原因と咲かせるための対処法について詳しく解説しました。
運営者
みゆき
みゆ庭編集部
ガーデニングコーディネーター
元植物を枯らすタイプ…。
コツをつかんだら、うまく育てられるように！
ずぼらガーデニングくらいがちょうどいい♪
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ハナミズキの開花時期
ハナミズキは、4月〜5月に花を咲かせます。
ゴールデンウィークの頃ですね。
この時期にハナミズキが咲かない場合は、以下の原因と対処法を参考にしてくださいね。
ハナミズキが葉っぱばかりで花が咲かない原因と咲かせるための対処法
ハナミズキが葉っぱばかりで花が咲かない原因として考えられるのは、以下の6つです。
ご自身のハナミズキに当てはまるものがあるかどうか、チェックしてみてくださいね。
木が若く充実していない
ハナミズキが葉っぱばかりで花が咲かない理由の1つ目は、木が若く充実していないということです。
ハナミズキに限らず、木が若いと花を咲かせません。
植物にとって「花を咲かせる＝子孫を残す」なので、若いうちはまだ子孫を残す必要がないから咲かないのです。
株が充実して、大きくなると花を咲かせるようになりますよ。
木が若いせいで花が咲かない場合は、地道に育てて大きくなるのを待ちましょう。
去年たくさん咲いた
ハナミズキが葉っぱばかりで花が咲かない原因の2つ目は、去年たくさん咲いたからです。
ハナミズキは一年おきに開花する性質（＝隔年開花）があります。
たくさん咲いた次の年は、花が咲きづらくなるということですね。
植物にとって花を咲かせることはとても疲れること。
爆咲きさせたあとは、体力温存のために、花の量を減らします。
そのため、年によって花の量にバラつきが出てくるんですよ。
ハナミズキの花の数が少なかった場合、来年はたくさん咲くかも！？このままお世話を続けてみましょう。
反対につぼみがたくさん付いている場合は、来年花の数が少なくなる場合があります。
日照不足
ハナミズキが葉っぱばかりで花が咲かない原因の3つ目は、日照不足です。
ハナミズキは日当たりの良い環境を好む植物。
日があまり当たらない日陰で育てると、花が咲きづらくなります。
ハナミズキの花を咲かせるためには、日当たりの良い場所で育てるようにしましょう。
移動できる場合は、移動してみてくださいね。
肥料不足
ハナミズキが葉ばかりで花が咲かない原因の4つ目は、肥料不足になっているということです。
ハナミズキの肥料は、植え付け時、その後は年に1、2回施します。
| 肥料 | 時期 | 種類 |
|---|---|---|
| 元肥 | 植え付け時 | 緩効性肥料 |
| お礼肥 | 8月下旬〜9月ごろ | 緩効性肥料 |
| 寒肥 | 2月ごろ | 緩効性肥料 |
ハナミズキに与える肥料は、じんわりゆっくり効く緩効性肥料がおすすめです。
お礼肥は、花後の体力回復と花芽育成のために与えます。
ハナミズキの花芽は9月ごろにできるので、夏に肥料を与えることで、花芽を充実させます。
寒肥は、春の芽吹きを力強くさせるために、冬の間に与えます。
あげてもあげなくても問題ありません。
木を大きくしたい場合は、寒肥をあげてください。
花芽を剪定してしまった
ハナミズキが葉ばかりで花が咲かない原因の5つ目は、花芽を剪定してしまったということです。
ハナミズキの花芽は9月ごろに確認できます。
秋から冬にバッサリと剪定してしまうと、翌年の春にハナミズキが咲かなくなってしまいます。
ハナミズキの花を咲かせるためには、花芽を切らないのがポイント。
9月以降に剪定する場合は、不要な枝を間引く程度にします。
花芽までバッサリと剪定してしまった場合は、どうしようもないので、次咲くのを待ちましょう。
寒すぎるところで育てている
ハナミズキが葉ばかりで花が咲かない原因の6つ目は、寒すぎるところで育てているということです。
ハナミズキは耐寒性があまり高くはありません。
そのため、寒冷地で育てると、花がうまく咲かないことがあります。
ハナミズキは北風が当たらないところに植えましょう。
北海道の道南部・道央部でも、植えられてはいます。
木がまだ若い場合は、冬囲いをして防寒対策をしてください。
葉っぱばかりのハナミズキを根切りで咲かせる方法
ハナミズキが葉っぱばかりで咲かない場合、根切りをすることで花をたくさん咲かせることができます。
みゆきこれは強行手段です！
ハナミズキの根切りをすると花が咲く理由
ハナミズキに限らず、樹木の根を切ることで、木の成長を抑制して花芽を出させる効果があります。
なぜ花芽が出るようになるかというと、根を切ると植物にストレスがかかり、子孫を残そうとするからです。
みゆき「子孫を残る＝花を咲かせる」でしたね！
ハナミズキの根切りをする時期
ハナミズキの根切りは、新しい根をたくさん出させるために、成長期の5月〜6月ごろに行うと良いでしょう。
この時期に根切りを行うことで、新しい根を伸ばし、よりたくさんの栄養分を取り込めるようになります。
ハナミズキの根切りをする方法
ハナミズキの根切りは、スコップなどで行います。
ハナミズキの根元から15cmくらい離れたところに、スコップをななめ45°からザクっと入れ、根を切ります。
これを四方から行います。
ハナミズキがぐらぐらしても構いません。
根切りが終わってグラグラするようなら、支柱を添えましょう。
まとめ
ハナミズキが葉っぱばかりで花が咲かない原因と対処法についてまとめました。
ハナミズキは日当たりと風通しの良いところで育てください。
隔年開花という性質があるので、咲きづらい年もあります。
何をしても全然咲かないという場合は、根切りもやってみてくださいね！
ハナミズキの花が無事に咲いてくれますように。
ハナミズキの育て方は、こちらの記事に詳しくまとめています。
