大きな鞠のように見事な花を咲かせるオオデマリ。
白い花がとても爽やかで魅力的ですよね!
しかし、オオデマリの花が咲かないというお悩みもよく聞きます。
この記事では、オオデマリの花が咲かない原因と咲かせるための対処法を詳しく解説しました。
オオデマリの開花時期
オオデマリの開花時期は5〜6月ごろです。
この時期に花が咲かなかった場合は、以下の原因と対処法を参考にしてみてください。
オオデマリの花が咲かない原因と咲かせるための対処法
オオデマリは日向を好む植物ですが、半日陰程度でしたら問題なく花が咲きます。
オオデマリの花が咲かない原因は、こちらの3つが考えられます。
これだけだとよくわからないと思いますので、詳しく解説します。
花芽のある枝を剪定してしまった
オオデマリの花が咲かない原因の1つは、花芽のある枝を剪定してしまったということです。
オオデマリは7月〜8月に翌年の花芽を付けるので、剪定は花後の6月ごろに行ってください。
それ以降に剪定する場合は、込み入った枝を透かせる程度にしてくださいね。
剪定は花後(6月ごろ)に行います。
花芽がついてからバッサリ切ってしまった場合は、開花が翌々年になる可能性があります。成長するのを待ちましょう。
徒長枝には花芽がつかない
オオデマリの花が咲かない原因の2つ目は、徒長枝にはもともと花芽がつかない性質があるということです。
オオデマリは、勢いよく伸びた枝=徒長枝には花芽を付けない性質があります。
花を付けるのは短い枝なんです。
オオデマリの徒長枝は、このような感じで花が咲くようになります。
- 徒長枝に葉芽がつく=花は咲かない
- 徒長枝から短い枝が出る=花は咲かない
- 短い枝に花芽がつく=花が咲く
咲かないからと言って徒長枝を切ることはせず、そのままにしておいてください。
徒長枝は切らずにそのままにしておきましょう。
翌年、徒長枝から短い枝が出てきて花芽を付けます。
害虫に花芽を食べられた
オオデマリの花が咲かない原因の3つ目は、害虫に花芽を食べられたということです。
オオデマリは、サンゴジュハムシという害虫がつきやすいです。
サンゴジュハムシは、オオデマリが芽吹く頃に孵化します。
すると、サンゴジュハムシの幼虫は花芽に潜り込んで花芽を食べてしまうのです…。
オオデマリの枝が裂けてゴツゴツしているところは、サンゴジュハムシの産卵跡です。
花芽がサンゴジュハムシに食べられている場合は今年の開花は諦めます。
冬場に産卵跡がないかをチェックしましょう。
まとめ
オオデマリの花が咲かない原因と対処法について解説しました。
思い当たる原因はありましたでしょうか。
無事に花が咲いてくれますように!