夏の終わりから秋にかけて台風が発生すると、お庭やベランダへの台風被害が心配になりますね。
今まで大切に育ててきた植物を守るためにも、台風対策はしっかりとしていきたいです。
この記事では、今から簡単にできる台風対策を紹介します。
庭の台風対策
庭の台風対策についてまとめました。
植木鉢が風で飛ばされないようにする方法
台風対策をするときに、鉢植えをどうするかは、2パターンあります。
小さい鉢植えは、室内に入れる
小さい鉢植えや雑貨は、強風で吹き飛ばされやすいので、必ず室内に入れましょう。
ちょっと邪魔ですが、三和土に置いておくと、出し入れがラクになります。
大きい鉢植えは、外にまとめて置いておく(庭)
家に入れられないほどの大きな鉢植えは、固めて置いておきます。
その際に、軽い鉢植えを真ん中に置き、重い鉢植えで、支えるようにして置いておくと飛ばされづらいです
ただし、背の高い鉢植えは立てておくと、強風にあおられて倒れてしまいます。
思い切って倒しておくと良いです。
庭の植木が倒れないようにする方法
植木の台風対策で気をつけたいことは、2つあります。
植木は台風前に剪定しておく
木は、枝や葉が茂っていると、強風にあおられて倒れやすくなります。
最悪、枝が折れて吹き飛んでいき、窓ガラスを突き破るなどの被害をうんでしまうことも。
そうならないためにも、台風が来るとわかったら、混みいった枝を剪定しておくことが大切です。
植木の近くに長めの支柱を埋めて、紐で縛っておく
枝が風に揺れないように固定するのがポイントです。
特に根の浅いユーカリ、ミモザ(アカシア)、オリーブは、倒れやすいです。倒れないように、支柱やフェンスなどににしっかり固定しましょう。
実際の台風被害のようす
頭が重いので、このように根本から倒れやすいです。
つるバラのシュートを守る方法
どのバラも花や花がらを切っておきましょう。花がついたままだと、花の重みで枝が折れる可能性があるからです。
さらに、つるバラは、台風対策が不可欠です。
9月10月は、ちょうど新しいシュートがたくさん伸びる時期。今年伸びたシュートは、来年花を咲かせるので、とても大切にしたいもの。
Before
長めの支柱を立てて、シュートを数本ひとまとめにして、麻紐などでくくります。
After
このように、シュートが折れないように固定しましょう。
余裕があれば、ブッシュのバラをネットで包んで、麻紐などで縛っておくと安心です。
防鳥ネットなどが使えます。100均でも買えますよ。
菜園の台風対策
菜園の台風対策でまずすべきことは、野菜を全部収穫しておくこと!
野菜がダメになったらもったいない!小さくても食べられそうなものは採りましょう。
さらに、背丈の高いものは、支柱をしっかり立て直し、よく固定しておくことが大切です。
実際の台風被害のようす
支柱をしっかり立てていなかったら、見事に全部倒れてしまいました。
さらに、マルチやトンネルは風で飛ばされやすいです。
マルチは土を多めにかけて押さえておく。
トンネルのネットやビニールは取っておく。
そうすることで、被害を最小限にすることができます。
ベランダの台風対策
ベランダに置いている鉢植えは、風で飛んで窓を突き破る等の原因になりますので、必ず室内に入れるようにしましょう。
ベランダに物を置いてはいけません。
ベランダ用サンダルを室内に入れるのも忘れずに!
- ベランダに置いてあるものは全て室内にしまう。
- ベランダの排水溝まわりの掃除をする。
- 窓が割れても飛び散らないように対策する。(カーテンを閉める等)
番外編・構造物の台風対策
すぐにできることではないですが、やっておいた方がいいこと。
それは、アーチなどの構造物の台風対策です。
うちは以前、強風で4脚アーチが吹っ飛びました…。
アーチの足を固定するのにつかったものは、
- 鉄筋
- 砂利
- モルタル
この3つです。
手順は、
- アーチの足のところに穴を掘る
- 鉄筋を埋める
- 鉄筋とアーチを針金で固定する
- 砂利を入れる
- 砂利の上からモルタルを振りかける
- 上からジョウロで水をかける
というふうにしました。
この対策をしてからは、強風が吹き荒れても、アーチはビクともしなくなりました。
事前に買うものも多いし、時間もかかるので、普段の天気がいいときにやっておくと安心です。
庭や菜園、ベランダの台風対策・まとめ
一番すべきことは、強風対策です。
庭やベランダに出ているものが強風で飛んでいかないように、
- 室内に入れる
- 外に置く場合は、固定する
ということを徹底していきましょう。
台風で被害が出ないことを祈ります。